大手モールでもトラブル! 非正規品
を偽造販売する悪質出品者に注意

大手モールであっても出店元の業者が不
正品を送付、消費者保護は?

 主に高額なオフィスアプリ製品などを中心に、一部のメジャーネット販売店舗の「出店者」により、購入者への不正なキーや異なる製品の送付、偽造パッケージの販売が行われてしまっているという例が、2013年もかなり見受けられた。12月の中旬には、「非正規版Windows/非正規版Office」に注意するようマイクロソフトからリリースが出るほどの事態となっている。

 最近のソフトウェアは、非正規品の排除のためにDVDメディアがつかずプロダクトキーのみが入っており「ネット認証」するものも多いが、そのためパッケージの簡易化が進んでいる。だがそれが結果偽造品を供給する側のコストも落としており、ソフトウェア企業側は「認証」でNGを出すことで表だった不正被害が減るものの、消費者が本物だと信じて買ったのに使えないというトラブルに巻き込まれるケースが以前よりも生じやすい。これが、不正者が縮小せず被害者だけが増えるという状況を生じさせている。何か根本的なシステムの変更が望まれる。

 そのような商品は、ネットオークションの他、たとえば本体自体は信頼できる「楽天」や「アマゾン」であっても外部出品者の法人審査をすり抜け、まれに新品扱いで激安販売されてしまうケースもままある。このような不正なものを買わないように気を付けるべきだが、それのヒントはクチコミレビュー、評価をきっちりと読み込むことが必要だ。

 もし、あなたがネットで異常に激安で手に入れたソフトウェアであっても多くはパッケージが付属しているはずだが、パッケージが本物かどうか以下のサイトで確認できるので、確認してみるといいだろう。ただ、最近は巧妙なものがあり、かなりきっちり見ない限りわからない場合もある。

 基本的に、不正品は認証が出来ないなどのトラブルが発生し、サポートも受けられない。たまたま掴んでしまった場合、出品者に返品を申し出るか、モール側の補償等の有無を確認する必要が出てくる。

偽物の見分け方はこちら。(Officeの例)
パッケージ版の見分け方はこちら(外部サイト:Microsoftへ飛ぶ)

「グレーゾーンなやり方」の商品登録も
問題か

 以下余談。ネットモール上にはまだ問題がある。コピー商品ではないが他の互換商品(例:Kingsoft Officeなど)を、マイクロソフトオフィスの正規商品JANコードに紐づけてモールの価格比較に表示し商品案内している店舗もある。これは他の商品を同じに印象付け誘導させているので若干グレーゾーンだが、個別商品ページの情報を見れば間違えないため違法にはならない。だがそのまま価格比較サイトで購入ボタンを押してしまう人もいるだろうし、ユーザーサイドが誤認するようなやり方はどうなのだろうか。 当サイトでは、今後もネットに潜む「トラップ」に引っかからないような情報をお伝えしていく。(文:編集部I)

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