Rootscoaster Vol.164 / 上村 翔平(
THREE1989) フロントマンが語る、T
HREE1989の原点とも言える3曲のブラ
ック・ミュージック
そのラストを飾ってくれるのは、THREE1989のフロントマン・上村 翔平。THREE1989の“踊れる音楽”を形成した3曲のブラック・ミュージックとなっています。
Text by Nojima
黒人音楽史の背景でディスコ・ブームの次に来たのがNJSだった為、取り入れようと思い聴き始めたのがGUYでした。ヒップホップとファンクを組み合わせたNJS(ニュー・ジャック・スウィング)の様に、僕らも様々なものを掛け合わせて新しいモノを制作していきたいと感じました。
2. The Brand New Heavies / Never Stop
大学に入りハウスが良く流れるクラブに行き始め、そんな中アシッド・ジャズという音楽に興味を持ち始めました。中学2年生の頃に買ったJamiroquaiをもう一度聴き始めた僕が、次に手を出したのがThe Brand New Heaviesというバンドでした。そのバンドが作る音楽は洒落ていてどこか僕が聴いてきた日本のポップスにも通ずるメロディ・ラインがありました。ポップなメロディにジャジーなダンス・ビートというTHREE1989のコンセプトは、ここが原点となっているのかもしれません。
3. Roger / Do it Roger
ロサンゼルスからサンフランシスコまでのロング・ドライブの中、ファンクやソウル・ミュージックに深い愛を注ぐ先輩が流した曲に衝撃を受けたのを今でも覚えています。
弾けたリズムにトーク・ボックスの強烈なメロディ・ラインが食い込んだ。そのアーティストはZapp。彼らの音楽をインスパイアしたいと思いました。現在THREE1989のキーボードを担当するSHIMO。彼がライブで使用するトーク・ボックスはここから来ています。“踊れる音楽”、このコンセプトはこれからもTHREE1989の柱となっていくと思います。
Message
初めに、今回取り上げて頂いたことを嬉しく思います。僕らが生きる現代はストリーミングの発展に於いて“音楽”や“映画”がより身近に感じられる様になりました。
おかげで全世界・全時代のアーティストがライバルになりましたが、それは日本の音楽が急速に進化するチャンスでもあると思います。最後に、Spincoasterの「about」には「心が震える音楽と出逢う」というコンセプトが掲げられていました。THREE1989の音楽と出会ってくれた“あなた”にもそう感じて頂くことができたなら嬉しいです。
Profile
THREE1989
Shohey(Vo.)の圧倒的な歌唱力と美声、Datch(DJ)が生み出す、時にアッパーで時にディープなグルーヴ、Shimo(Key.)の様々な楽器を使いこなす高いアビリティを駆使しパフォーマンスを行う。
1970~80年代のR&B、ジャズ、ロックなどに感銘を受けたメンバーが創り出す、現代的なサウンドの中に当時の懐かしさを感じる、ニュー・ノスタルジックな楽曲が特徴。
■ THREE1989 オフィシャル・サイト(https://www.three1989.tokyo/)
【イベント情報】
Spincoaster Presents “SPIN.DISCOVERY vol.08”
会場:表参道 WALL&WALL
料金:前売り ¥2,900 / 当日 ¥3,400 (各1D代別途)
出演:
the engy
大比良瑞希
Omoinotake
showmore
THREE1989
チケット: e+ (http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002271780P0030001) | Peatix(http://spindiscovery08.peatix.com)
■ オフィシャル・サイト(http://discovery.spincoaster.com)
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