3つの短期定期預金の使い勝手の良さ
を比較 一番得なのはコレ

出そろった短期型の定期預金の中身

 いま銀行の定期預金でも“超短期定期預金”が流行っている。
 ふつう定期預金といえば1年とか3年で満期を迎えるものが多いが、リストラや出産など突然お金が必要になるかもしれないご時世を考えると、サッと引き出せない長期の定期預金は使いづらい。そんなときはネットに特化した銀行などが扱っている、1週間や2週間で満期がくる“超短期定期預金”という商品がおすすめだ。普通預金よりも金利も高いし、満期時には自動で継続できるので安心だ。

 まずは新生銀行。はやくから「2週間満期預金」をはじめている。金利は0.15%で、最低預入金額は50万円。しかもお金を引き出すときは、セブンイレブンやローソンなど主要コンビニのATMなら24時間何回でも無料。他行への振り込みも月に1回は無料(利用ステージによって増加)とサービスがいい。
 続いて東京スター銀行の「スターワン1週間預金」。こちらは金利が0.20%と新生銀行を上回る。しかも最低預入金額は10万円と庶民に優しい設定。ATMはセブン銀行とゆうちょ銀行で、手数料はかかるが翌月に条件付きでキャッシュバックされるという仕組みで、月に8回までは実質無料だ。ただ、他行への振り込みには手数料がかかってしまう。満期時のお金の引き出しには注意が必要だ。
 最後はSBJ銀行の「1週間定期預金<なのかちゃん>」。金利は0.2%で、最低預入金額は10万円。ATMはセブン銀行やイーネットで月3回まで無料、他行への振り込みも月3回まで無料と頑張っている。
 金利、ATM、振込などを総合するとSBJ銀行の使い勝手の良さが光る。外貨預金、定期積立、長期預金の金利も高いので、ATMが新生銀行なみになったら最強の銀行かもしれない。

 ひとつ注意したいのは金利が変動すること。ウェブサイトでの告知になるので、気になる人は頻繁にチェックするしかない。冬のボーナスがまだ残っている人は少ないかもしれないが、1円でも損したくない場合は利用してみてはどうだろうか。

※金利はいずれも税引前

(文・編集部)イメージCG:123RF

オススメ雑誌:『日経トレンディ』2014年2月号{雑誌}(日経BP社)

◎記事と紹介雑誌は関係ありません

 

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