ヒートテックは暖かくない!? 衝撃分
析の結果

　ユニクロの機能性インナー「ヒートテック」は、実は、あまり暖かくない……そんな報に、消費者たちの驚きの声が続出している。
　そんな情報を掲載したのは、『家電批評』や『MONOQLO』などの雑誌を多数発行し、商品テストに定評のある出版社・晋遊舎が発売したムック『MONODAS 2014』。
　同誌が精密迅速熱物性測定装置にて測定した結果によると、比較した8ブランドの機能性インナーの中でも、ヒートテックの暖かさは第6位で、暖かさを示す数値・保温率は20.3％。第1位の「ホットコット」（24.6％・ベルメゾン）に比べると、かなり控えめな数値と言わざるを得ない。

　ただし、ユニクロの低価格帯ブランド・GUが発売する「あったかスタイル」については、かなりコストパフォーマンスが高いとおすすめされている。保温率21.2％であるうえに、価格は790円。「ヒートテック」の1290～1500円程度に比べると、そのお得度は際立っている。
　ユニクロ・GUを擁し、昨年には売上高が1兆円を突破したファーストリテイリング。企業内ブランド内での話とはいえ、冬の下着の代名詞は「ヒートテック」から、「あったかスタイル」へと移りゆく定めのようだ。

（文・編集部）

オススメ書籍：『ユニクロ帝国の光と影』(文春文庫) [文庫]／著：横田増生