【インタビュー】中条あやみ×佐野勇
斗 美女とオタクを通して生きたもう
ひとつの人生 次元を超えた恋愛作で
見つけた宝物

9月14日公開の映画『3D彼女 リアルガール』。リア充系完璧超絶美少女・五十嵐色葉を演じるのは、ファッションモデルとしても女優としても才能を開花させる中条あやみ。2次元を愛する超絶オタク・“つっつん”こと筒井光を演じるのは、ボーカルダンスユニット・M!LKのメンバーとして活躍する一方、映画『青夏 きみに恋した30日』など話題作への出演が続く佐野勇斗。ふたりの仲良しトークからも、作品の魅力が伝わるはず!
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■佐野勇斗から突然「アイラブユー」!?初対面で中条あやみがドン引きした出来事とは?
――映画『3D彼女 リアルガール』で初共演された中条さんと佐野さんですが、最初に会ったときは、お互いにどんな印象を持っていましたか?
中条 撮影が始まる前の台本の読み合わせで初めて会ったんですけど、どんな人なのかなと思って身構えていたら……いきなり「アイラブユー」って言われたんですよ。
――なんと。面食らいませんでしたか!?
中条 もう、びっくりしました。私は人見知りなので、すぐに共演者のみなさんと打ち解けられるかわからないということを英勉監督に話をしたら、それを監督から聞いた勇斗が距離を縮めようとしてくれたんですけど……え!?って(笑)。
佐野 ドン引きした?
中条 一瞬ね。でも、そういう大胆というか雑なところ(笑)、私と似ているなと思って、安心できました。
佐野 だったら、勇気を出して言って良かった(笑)。僕も最初、ポーちゃん(中条)と仲良くなれるか不安だったんですよ。人見知りだということも聞いていたし、雰囲気からして人見知りっぽいし(笑)。でも、嫌われてもいいやという覚悟で、ポーちゃんが得意だという英語で話しかけてみようと。それでパっと口をついて出てきたのが、「アイラブユー」だったんです。今思い返してみると、ヤバいヤツだよね(笑)。
――でも、そのおかげで今や「ポーちゃん」「勇斗」と呼び合い、映画では息の合ったお芝居もできたわけですから、良かったです。一緒にお芝居をする中で、気付くこともあったりして?
中条 お互い、役に性格が似ているよね。だから、演技をするというよりは普段の延長で自然とストーリーの中に入り込めた、という感覚が強いです。つっつんを演じている勇斗はすごく生き生きしていて、「こういう動きどうですか?」って自ら監督に提案したりして。引っ張ってもらえたし、頼もしいなと思いました。
佐野 お、嬉しい(笑)。でも、後半の大事なシーンでは逆にポーちゃんが頼もしかったんですよ。いろいろ思い悩む僕に「大丈夫だから!」って言ってくれて。背中を押してもらえましたから。
――素敵な関係性を築くことができたのですね。なお、それぞれの役を演じるにあたってなにか準備はされましたか?
佐野 僕は、昔から映画版もドラマ版も『電車男』が大好きで。急に挙動不審になったり、普段は伏し目がちでボソボソとしゃべるけど、自信のあることに関しては大きな声でまくし立てたりするところなんかは、電車男の立ち振る舞いを参考にさせてもらいました。
中条 私は、これまでお芝居をしてきた中で自分のカメラ映りを意識したことがなかったんですね。でも、色葉は完璧な女の子じゃないといけないので、つっつんに対していろんな感情を真っ直ぐにぶつけるシーンでも、色葉らしくちゃんと映っているかなということを気にしたし、家で鏡を見ながら練習したりもしました。

■中条あやみの演技に佐野勇斗が大号泣!?違うフィールドで活躍するふたりが思う役者の醍醐味
――本当に、中条さん演じる色葉の完璧超絶美少女ぶり、佐野さん演じるつっつんの2次元を愛する超絶オタク男子ぶりといったら見事ですが……おふたりは、まったく別のタイプの人に惹かれるということに共感できますか?
佐野 僕はできます。男女問わず、自分にない面を持つ人に惹かれること、ありますから。
中条 うんうん。私だったら、自分が不器用なだけに、手先が器用な人に惹かれたりとか。自分が男っぽいから、女性的な繊細さを持つ人が気になったりもします。
――であれば、なおさら役に感情移入できたでしょうね。中でも、それぞれに印象的だったシーンを挙げるなら?
中条 ネタバレになってしまうので具体的には言えないんですけど、後半、色葉がつっつんにある言葉を返すシーンですね。リハーサルをしている段階から、勇斗が号泣してしまって。
佐野 ポーちゃんの表情が泣かせにかかるからさ。こらえきれませんでした(苦笑)。
中条 でも、それがすごくグっとくるっていう。すごく好きなシーンです。
佐野 僕は、綾戸(純恵/上白石萌歌)さんにやきもちを焼く色葉が、プールに足をつけながら石野(ありさ/恒松祐里)さんと話すシーン。
中条 すごく青春感があるよね。
佐野 そうそう。やきもちを焼く色葉がかわいいな、と思ったりもします。
中条 あと、勇斗の表情とか動きがおもしろすぎて、しょっちゅう笑わされて。勇斗の撮影中、カメラ前のモニターを見ながら、「ここまでやって大丈夫!?」ってみんなで心配していました(笑)。
佐野 そうだったんだ、知らなかった(笑)。
――ちなみに、中条さんはファッションモデル、佐野さんはM!LKのメンバーとしても活躍されているわけですが、役者の仕事の醍醐味というと?
中条 自分以外の人生を生きる楽しさですね。私には歳の離れた姉がいるんですけど、ひとりっ子のように育ってきたので、作品によっては歳の近い兄弟姉妹がいたりとか。役柄を通していろいろな経験を重ねる中でこれまで知らなかった感情に出会うと感動します。
佐野 うん、わかる。普通に生きていればひとつだけの人生しか生きられないけど、役者はいくつもの人生を生きられるし、そのひとつひとつに対して真剣に向き合うからね。新しい作品に出会うたびに、佐野勇斗自身も成長させてもらっている気がします。
――だとすると、『3D彼女 リアルガール』でもそれぞれに見つけものがありましたか。
中条 私にとっては、素敵な共演者のみなさんに出会えたということが何よりも宝物かな。
佐野 そうだね、本当に。個人的には、小中学生の頃、ほのかに想いを寄せる人がいてもそれを伝えることはできなかったけど、つっつんみたいにどうにか頑張って自分の気持ちを伝えるのって大事だなと。一歩踏み出す勇気は、今回の大きな見つけものです。
文/杉江優花
(c)2018映画「3D彼女 リアルガール」製作委員会 (c)那波マオ/講談社

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