ましのみ 平成最後の夏を笑顔と熱狂で締めくくったワンマン公演!

ましのみ 平成最後の夏を笑顔と熱狂で締めくくったワンマン公演!

ましのみ 平成最後の夏を笑顔と熱狂
で締めくくったワンマン公演!

ファンたちと一緒にバテバテになるまで楽しむ
入り口には、ましのみが着ているパジャマを身につけたマネキンと一緒に写真を撮れるブースも設置。開演前には、手描きのイラストを漫画のように繋げた「ライブの楽しみ方」の説明や、楽曲の振り付け動画などを上映。ライブを始める前から、ファンたちと一緒にバテバテになるまで楽しんで今年の夏を締めくくろうという気合いを示していたましのみ。その気持ちが嬉しいよね。
ましのみも、MCで「こんなに後ろまで人がいるのに、ソールドアウトしてないなんて…」と語っていたように、ほぼ満員の観客たちで埋めつくされた場内。

ライブは、幕が落ちると同時に、目の前には最新シングル『どうせ夏ならバテてみない?』の楽曲に合わせ、ダンサー2人と一緒に踊るましのみの姿が。さきほどの振り付け講座で覚えた振りを、いきなり実践することになろうとは…。突然の展開に驚きながらも、振り真似し出す観客たち。ワンフレーズほど踊ったところで、ましのみがキーボード(エレピ)の前へ。
さぁ、ここからが本格的なライブの始まりだ。もちろん、冒頭を飾ったのが『どうせ夏ならバテてみない?』。この会場へ真夏を連れ戻すように、明るく軽快に踊る演奏に合わせ、ましのみが笑顔で弾ければ、フロアー中の人たちも思いきり身体を揺らし踊りだした。カラッとした、燦々と輝く夏の日射しを降り注ぐように歌うましのみ。その勢いや刺激に触発され、会場中の人たちも手拍子を叩き、楽しい想いを彼女へ返してゆく。
場内の熱も、どんどん上がりだす。

タイトルには、メジャーデビューアルバム『ぺっとぼとリテラシー』のタイトルも記してあるが、メジャー/インディーズ問わず様々な楽曲を届けてきたところが、この日のライブを見てて嬉しかったこと。むしろこの日は、「夏」を感じさせる楽曲を中心にライブを構成。

甘えたムードで『ハッピーエンドが見えません』を演奏。次第にテンションを上げてゆく歌声と演奏に、僕らにはバッドエンドなんて見えませんという嬉しい心境だ。

「今日は、夏バテするまで盛り上がろう」の言葉を合図に、2人のダンサーが「夏」と書いた大きなうちわを持ってステージへ登場。大きく揺れるうちわの動きとシンクロするように流れたのが『ラッシュガード』。夏を呼び込むような始まりから、次第に夏真っ盛りな表情へ楽曲のテンションをアゲてゆく。もちろん観客たちも、どんどん感情のボリュームをアゲるましのみに合わせ、気持ちの熱狂レベルを一緒にグングン上げていた。

「バタバタバタバタバタ~」という声が呼び入れたのが、『名のないペンギン空を飛ぶ』。会場中を夏色に染め上げる呪文を唱えるように、ましのみが観客たちのテンションをさらに上げてゆく。それまで鍵盤を叩きながら歌っていたましのみも、昂る気持ちのままマイクを片手にステージ最前まで飛び出し、観客たちと熱い想いのやりとりを交わしていた。

心地よく弾むましのみの弾き語りから始まった『Q.E.D.』には、緩急効かせたドラマティックな楽曲展開を投影。この曲でましのみは、早口な歌を披露。昂る気持ちのままガンガン言葉をぶつけてゆく様へ心惹かれてゆく。場内の熱も、どんどん上がりだす。身体も熱気で火照りだす。そして…。
ましのみが綴る、インドア派の夏恋ソング!?女子のかまって欲しい感情を歌に乗せて【インタビュー】
「どっから見ても美しいよね、花火も、君も…」
「夏バテするほど、もっと盛り上がろう。みんな、右手にタオルを、タオルを持ってない人は右手を振りまわそう。楽しければ、オールオッケー!!」手にしたタオルを突き上げながら、熱く煽るましのみの言葉が連れてきたのが、『四角の文章題』。弾けた楽曲に合わせましのみが、会場中の人たちが、タオルを手にした右手を掲げ一斉に跳ねだした。サビでは、ましのみも、観客たちも頭上高く掲げたタオルをくるくる回していた。可愛くもガンガンに攻める楽曲に合わせ、誰もが大はしゃぎ。これは、騒がずにいれない楽しさだ。

続く『プチョヘンザしちゃだめ』では、アッパーなダンスビートに合わせ、ましのみが少し挑発的な表情を持ってラップをぶつけてきた。「プチョヘンザ」と彼女と一緒に叫ぶたびに、気持ちがどんどんアガってゆく。ステージ最前に陣取り煽り続けるましのみ、その姿へ可愛らしさを覚えるのも、ましのみらしいキャラクター性?!。
ジジジジジッと蝉の鳴き声が場内に響き渡る。「疲れたときには、部屋の中でゆっくりするのもいいかもね」と語りながら、ましのみは手にしたアコースティックギターを鳴らし、ちょっとムーディな香りも漂わせ、未発表曲『お日様さまさまサマー』を披露。胸の内に秘めた想いを吐き出すように、その歌声は響いていた。
背景のスクリーンには、ドーンと打ち上がった大輪の花を咲かせた花火の映像が。美しい花火を背景に、ましのみは、こう呟いた。「どっから見ても美しいよね、花火も、君も…」と。
その言葉を合図に、秘めた想いを告白するように、深く抑揚を持った歌声を持って、演奏は『コレクション of コネクション』へ。この歌でも、ましのみは心に秘めた想いを。揺れる気持ちを解き放つように、抑揚を持った深い表情を持って歌いあげていった。
赤いライトを浴びながら、ましのみはエレピの弾き語りというスタイルで『リスクマネジメント失敗』を披露。揺れ動く感情を、押し寄せる波のように彼女はじんわりと響かせてくれた。その姿を、誰もがジーッと凝視していた。いや、その切なくも感情的な歌声に心が引き込まれていた。
一緒に過ごしてきたこの夏を、大切な思い出として
ここで、「夏」と書いた大きなうちわを手に、ふたたび2人のダンサーが舞台へ姿を現した。「夏バテするまでと言いながらしっとりしすぎちゃったから、ここからふたたび夏へ連れだすぞ」と、ましのみ自身も語っていたように、ここから最後まで、ふたたび夏真っ盛りな熱狂を感じあうブロックへ突入だ!!。
「叫べ、テンション上げてくよ」の声を合図に飛び出したのが、『【サポートされていない恋愛形式です】』。ハートがドキドキ高鳴りだす。ウキウキとした気持ちが身体中を駆けめぐる。まさに、全身に眩しい光のシャワーを浴びてゆく感覚だ。身体を疼かせるダンスビートに合わせ、会場中から大きな手拍子が沸きだすのも納得だ。
もっともっとときめきをちょーだいと感情を心地よくアゲてくように、ポータブルなポップチューン『海水掛け合いっこ』が流れだした。ドキドキが止まらない。
「わたしの名前は」「ま・し・の・み」の掛け合いから、楽曲は『エゴサーチで幸あれエブリディ』へ。ましのみが「わたしの名前は」と問いかければ、会場中の人たちが「ま・し・の・み」と大声で返してゆく。その関係性が素敵じゃない。どんどんテンションが上がりだす。思いきりはしゃいで、存分に夏気分を味わおうじゃない!!
最後にましのみは、今年の夏の思い出を締めくくるように、新曲『ホタルの降る夜に』を披露。美しくも小さな輝きを放つ無数の光を感じながら、ましのみはファンたちの心へ寄り添うよう優しく歌を届けてくれた。それは、一緒に過ごしてきたこの夏を、大切な思い出として互いの胸に閉まっておこうねと約束を交わすようにも感じていた。
ましのみと一緒に、過ぎ行く夏を汗と笑顔で見送って…。
ましのみとの夏は、まだまだ終わらない。「アツアツで、ラブラブで、キュンキュン」で語りながら、残暑だって一緒に満喫しようと、ましのみは新曲『フリーズドライ please』をプレゼント。どこかフワフワッとした、でもメロウでハートフルな歌に、気持ちもキュンキュン沸き立っていた。
最後にましのみは、共にはちゃめちゃ弾けようと『ストイックにデトックス』を演奏。今年の夏の思い出を「最高!!」という言葉と一緒に胸へしっかり焼き付けようと、共にスキップ踏みたくなるゴキゲンな楽曲で、彼女はこの夏を締めくくってくれた。誰もが大きな手拍子を舞台へ届けながら、ましのみと一緒に、過ぎ行く夏を汗と笑顔で見送っていた。
止まない熱狂の声を受け、ましのみが再びステージへ。最後に、彼女は弾き語りで『それ以外』を披露。ここでもしっかり夏の熱気の余韻を醸しながら、大勢のファンたちと一緒に今年の夏の幕を笑顔で閉じていった。
ましのみは、12月15日に渋谷duo MISIC EXCHANGEを舞台に「MashunomiX vol.1」を行うことも発表。次は、冬を彼女と満喫しなきゃだね。
TEXT:長澤智典
PHOTO:木村智軌
公演概要
「ぺっとぼとリテラシー ほとばしるバテで夏を締めくくりまショータイム Vol.2」
■日時:2018年9月8日(土)open 16:00 start 17:00 
■会場:代官山UNIT
■料金:3,500円 (税込:D別)

アーティスト

UtaTen

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