9月9日@品川インターシティホール

9月9日@品川インターシティホール

サンプラザ中野くん、ハジ→など
豪華アーティストが集結した
『TiARY TV Fes!!』が大団円

『日本の"おもしろい"を集めちゃいました。』というコンセプトのもと、音楽、ファッション、アート、ダンス、スポーツなど、あらゆるジャンルにフォーカスを合わせた『Tokyo Street Collection』(以下TSC)。そのTSCと、トレンド情報満載の女子応援バラエティ番組『TiARY TV』がコラボしたイベント『TiARY TV Fes!! Powered by Tokyo Street Collection』が9月9日・品川インターシティホールで開催された。TSC番外編の今回は2,000人を越える観客が来場し、出入り自由のライブ会場、『TiARY TV』収録ブースなどを行き来し、さまざまにこのイベントを楽しんだ。

大歓声に迎えられて姿を現したのはMC・ACE、『TiARY TV』のメンバー・青木隆治、ざわちん、高城亜樹、なちょす。大興奮のなか、ライブのトップを切ったのはサンプラザ中野くん / パッパラー河合。“30年前にヒットし、平成を駆け抜けた”(サンプラザ中野くん)という国民的ヒットナンバー「Runner」では、会場中が拳をあげて大合唱。34年というキャリアに裏打ちされたステージで圧倒した。

熱いライブの一方、前田亜美、藤江れいな、松本愛、田口珠李、西山乃利子らモデルたちも登場、華やかにステージを彩った。秋の装いに身を包みランウェイでポーズを決めるとひときわ大きな歓声が沸き起こった。

“この日が初ステージ、初ライブ”だったというのはKamin。“本当に嬉しいです!”と初々しくも堂々たるステージを展開した後は、ハジ→が登場。ヒット曲「for YOU。」や、重いビートが気持ち良いお祭りソング「踊れジャポネーゼ」で会場をアゲアゲにし、いち早く披露された10月発売の新曲「カタオモイ。」ではしっとりとした歌声を響かせる。ラストの「おまえに。」では自然に拍手と合唱が巻きおこり会場に笑顔があふれた。

冒頭でも述べたが、本イベントのテーマは“日本の“おもしろい"を集めちゃいました。”。そのテーマどおり中盤では、“宇宙ステージ”を展開。モデル・石川ナサ、『白戸家シリーズ』のTVCMでおなじみのダンテ・カーヴァーを迎えて宇宙旅行談義をしたり、JAXA(宇宙航空研究開発機構)×モード学園のコラボによる宇宙服コンテストで優勝した宇宙服が登場したり。さらには、宇宙事業化プロジェクトを立ち上げたANAのCAが壇上に上がり、日本人宇宙飛行士の為の『宇宙日本食』のカレーをMCのACEとダンテが試食する一幕も。通常のイベントではなかなか目にすることのできない光景に会場も興味津々の様子で見入っていた。

イベント中盤に登場したのは女優・モデルとしても活躍する吉田凜音。ダンサー2人を従え見事なラップを決め、スタイリッシュな世界を構築する。SKY-HIプロデュースの最新曲「Find Me!」では強気な女の子の恋心をあざやかに聞かせ満場の拍手を浴びた。

2度目のファッションショーを挟んだ後はモノマネステージ。X JAPAN「Rusty Nail」が鳴り響きsa'Toshiが力強いハイトーンボイスを響かせる。“正真正銘のX JAPANの偽物だー!”というややこしい自己紹介には場内大爆笑。“紅だー!”というシャウトで始まった「紅」では大盛り上がりに。B'z軍団のリーダー・大橋ヒカルは、「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」「いつかのメリークリスマス」とB'zの名曲の乱れ打ち。会場全員での“Ultra Soul!”シャウトも決まり、最後は大橋ヒカル&sa'Toshi…いや、稲葉&ToshI(?)で中島みゆきの「糸」を歌い贅沢なひとときを味あわせてくれた。

イベントも後半に差し掛かり、VellことMiracle Vell Magicがスイートな歌声でキュートな魅力を振りまいたかと思えば、7人組ダンスボーカルユニット・TiiiMOはセクシーなヴォーカルとダンスで魅了。情熱的な「I'm All In」、恋の始まりを描いた「OF LOVER」で会場の熱気もヒートアップ。

イベント終盤に登場した浅岡雄也(ex FIELD OF VIEW)は、機材トラブルに見舞われ、アカペラで代表曲のひとつ「突然」を歌唱することに。だが、これが逆に彼の澄み切ったボーカルをくっきりと浮かび上がらせ、サビでは満員のオーディエンスが大合唱。「Dan Dan 心魅かれてく」では、あちこちで上がる拳に誘われるように浅岡もステップを踏みながらランウェイに飛び出し、とてつもない一体感がその場を包んだ。

この日ラストを飾ったのは来年結成20周年を迎える、名古屋発のヒップホップグループ・nobodyknows+。4MC+1DJが繰り出す大迫力のサウンドにフロアは大沸騰。「Hero's Come Back!!!」「Let's Dance」でアゲにアゲた後も、容赦なくノンストップ・メドレーで「ココロオドル」「イマイケサンバ」etc.とキラーチューンを投下。ラストの「愛のテーマ」で高揚はピークに達した。

最後はこの日の出演者全員がステージに並び声をあわせて“Tokyo Street Collection!”とコール。金銀のテープが舞う中、イベントは大団円を迎えた。次回のTSCはこの日のイベント中に告知があったように、10月26日・27日、戸板女子短期大学の学園祭とのコラボで開催される。常に新しい可能性に挑戦し続ける本イベントの次に期待が募る。

Text by 長谷川千佐子
Photo by 千株式会社

■『TiARY TV』公式サイト
http://beauty.tiary.jp/tiarytv.php
9月9日@品川インターシティホール
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OKMusic編集部

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