納谷健、牧島輝、財木琢磨らが鍛えぬ
いたボディをチラ見せ！『DIVE!!』T
he STAGE!! 記者会見

2018年9月20日（木）から、東京・シアター1010にて舞台『DIVE!!』The STAGE!!が上演される。本作は水泳の飛び込み競技に青春のすべてをかけた若者たちを描く物語。本作の記者会見が7日（金）行われ、出演者の納谷健、牧島輝、財木琢磨、杉江大志、高橋健介、安達勇人、瀬戸祐介、西野太盛と演出・脚本の伊勢直弘が登壇した。

森絵都が生み出した『DIVE!!』（角川文庫刊）を原作とし、これまでラジオドラマ、映画、コミック、アニメと様々なメディアで展開されてきた本作が待望の舞台化を迎える。以下、出演者からのコメントを紹介しよう。

納谷健

■納谷健（坂井知季役）
アニメからビジュアルをいただき、原作小説からたくさんのエッセンスをもらってこの度舞台されることになりました。シンプルに、そして深く、皆さまにお届けできるのか、ということを考えながら稽古で作り上げております。

クロールで沈む様を再現する納谷、それに付き合う高橋。

僕、実は泳げないんです。小さい頃から格闘技をやっていたせいか、体脂肪率が低くて足から沈んでしまうんです。クロールをしていてもいつの間にかプールの底を歩いているんです（笑）。でも今回は飛び込みということで、泳ぐのとは違うため、表現できるのでは、と考えています。

牧島輝

■牧島輝（富士谷要一役）
選手たちが悩み、葛藤しながらこの競技に向き合う姿を表現したいです。この競技は1.4秒という時間で行われますが、その1.4秒にかける皆の想いの強さ、弱さなどを見せていきたいです。

財木琢磨

■財木琢磨（沖津飛沫役）
自分の役が『しぶき』ということで、ダイナミックな演技でしぶきを上げ、すごく迫力のある飛沫を演じていきたいです。

なお、この会見では引き締まったスタイルを見せていた財木だが「稽古に入る前の財木のお腹を知ってます。相当頑張ったんですよ」と他メンバーからフォローされると、照れ笑いを浮かべていた。

杉江大志

■杉江大志（大広陵役）
本作は魅力にあふれた作品です。この作品の魅力を余すところなくお客様に伝えられるよう、今、一生懸命稽古をしています。原作を知っている方だけでなく、知らない方にもぜひ劇場に足を運んでいただきたい。

高橋健介

■高橋健介（丸山レイジ役）
今回、水着になることで脱ぐシーンもたくさんあると思います（笑）。僕は稽古前にSIXPADを買いました。そのSIXPADと共に残りの稽古期間を頑張っていきたいです。

安達勇人（ショッキングピンクの海パンに注目！）

■安達勇人（山田篤彦役）
一人一人の個性が立っていて、そのキャラクター同士の関わり方も楽しんで観ていただけたら嬉しいです。僕の役も『ピンキー山田』と呼ばれていまして、海パンがショッキングピンクなんです。ピンキーはピンキーなりに目指しているものがあるので応援していただきたいです。僕は茨城出身なんですが、ピンキーも茨城なので共通点を感じています。先日農作業で筋肉が付くと聞いてやってみたんですが、つきませんでした…。他の方法で頑張ります（笑）。

瀬戸祐介

■瀬戸祐介（松野清孝役）
今、リアルに青春時代を過ごしている方だけでなく、大人になった方にも「自分もこんな青春時代だったなあ」「こういう青春時代を過ごせたらよかったな」と思ってもらえるような作品にしたいです。（悩みは）この作品のために皆各々身体を鍛えているので、うっかりご飯に誘えない。千秋楽までの我慢かな（笑）。

西野太盛

■西野太盛（辻利彦役）
人間模様が繊細に描かれた素敵な作品です。僕も熱くこの作品に関わりたいです。なお、僕は体幹トレーニングをひたすらやって身体を作っています。

伊勢直弘

■伊勢直弘（脚本・演出）
本作は高飛び込みを題材にしていますが、若者たちの青春群像劇として、悩んだり葛藤したり、誰かをうらやみ、嫉妬し、挫折し…それでも一歩前に進もうという気持ちを失わずに持っている若者たちを描きます。誰もが経験したモヤモヤを彼らがリアルに演じているところがいちばんの見どころです。

若者たちの熱く激しい青春の1ページを、是非劇場で見届けていただきたい。

取材・文・撮影：こむらさき