メンバーカラーのジャージに身を包んだ4人

メンバーカラーのジャージに身を包んだ4人

M.S.S Projectによる「
Soul Meeting Tour
2018」がファイナル

 ゲーム実況の配信や音楽制作、ライブなどマルチな活動を行う「M.S.S Project(以下MSSP)」の全国ツアー「Soul Meeting Tour2018」のファイナル公演が、8月30日に東京・中野サンプラザで開催された。
 MSSPは2009年から活動を始め、FB777、KIKKUN-MK-II(以下KIKKUN)、あろまほっと、eoheohの4人で構成するユニット。メンバー自身が興味を持っていることや楽しそうなことに挑戦し、音楽活動やゲーム実況のほか、ダンスやアクション、芸人のような罰ゲームまで幅広くこなす。型にハマらない未知の可能性を秘めた集団だ。3月14日にリリースしたアルバム「M.M.S.Phoenix」は、オリコン週間ランキングで5位を獲得するなど、音楽活動も順調に実績を上げている。
 「Soul Meeting Tour2018」は音楽ライブとは違い、ダンス、アクション、ゲーム実況、体を張ったゲームなどをステージや客席全体を使って繰り広げる。7月21日の川崎市スポーツ・文化総合センターから始まった本ツアーは全国11か所で開催し、全ての会場でチケットは完売した。
 中野サンプラザでのステージはダンスから始まり、映像や音楽を駆使したアクションでファンを魅了。今回の公演では本物のスーツアクターも客席やステージから登場し、観客を巻き込んだ派手なアクションがさらに会場を盛り上げる。何とか敵を倒し、息を切らせたメンバーはファンに挨拶。ゲーム実況のパートでは、”スーパーボンバーマン”などのゲームを4人で行い、ゲーム中に繰り広げられるトークで会場を柔らかい空気で包み込んだ。4人はファンにとって身近で、メンバー間の信頼や友情が感じられる点も魅力の一つだ。
 メンバー同士で競い合い、1位から4位を決めるHELL or HEAVENチャレンジでは3つのゲームに挑戦。第1種目の「ジャンプジャンプ キャッチャー」は、バランスボールにまたがったメンバーがステージ上に散らばったレイ(花の首飾り)を相手より多く首にかけられたメンバーの勝利となるゲーム。レイを引きちぎる行為以外は問題なしということで全3回戦中全てのゲームでプロレスのような妨害やFB777のサングラスが壊れるというハプニングがあったものの、無事サングラスも直り終了。
 第2種目の「ギリギリ タライ落とし」は頭上にセットされたタライを自分の頭に当たらないようにギリギリで止めるゲーム。このゲームであろまほっとが驚異的な記録を連続で叩き出し、高得点を獲得し、終了した。
 第3種目の「モノボケ だるまさんがころんだ」ではメンバーが1階席の一番後ろからだるまさんが転んだをしながら道の途中にあるグッズを使ったモノボケをして鬼にタッチするというゲーム。普段から自重をしない下ネタで盛り上がることが多いあろまほっととKIKKUNが悪ノリで盛り上がる場面やFB777による「ツアー移動中のKIKKUNの様子暴露」があり、ファンの知らないメンバーたちの裏話に会場からは歓声が上がる。
 あっという間に感じた3時間半に及ぶ公演は「みんな、SMTに来てくれて本当にありがとう。最高に楽しいツアーになりましたありがとう。そして、これからまだまだたくさんの楽しいことがあるからみんなついて来てくれるか!」というKIKKUNの影ナレそして、「全世界のみんな、ばーい」といういつもの挨拶とハイタッチで締めくくった最終公演は、会場を埋め尽くしたファンの歓喜とともに幕を閉じた。
 MSSPは「Soul Meeting Tour2018」を収録したDVDとBlu-rayを12月に発売。12月20日と23日にはクリスマスライブを開催するほか、2019年には音楽ライブツアーを予定している。

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