SUPER JUNIOR-D&Eが日本凱旋 ード
ンヘ、ウニョクが語る“15歳の頃から
変わらない部分”とはー

韓国のダンス&ボーカルグループ、SUPER JUNIORのドンヘ、ウニョクが2011年に結成したユニット、SUPER JUNIOR-D&Eが約3年半ぶりに日本オリジナルアルバムをリリースした。『STYLE』と名付けられたこの作品は、今までのようなノリの良い楽曲だけではなく、“大人感”に溢れる一面も味わえるなど、D&Eの多種多様性を実感させるアルバムとなっている。中でも2017年11月に配信され、今回のアルバムにも収録されている「Here We Are」は、約2年ぶりの“日本凱旋”を高らかに告げるようなエモーショナルな一曲であり、新境地であるヒップホップの要素をまじえながら、一度聴いたら頭の中でサビのフレーズがリフレインする、豊かなポップ性も持ち合わせている。再始動という祝福度の高い作品でありながら、ユニットとして多くのジャンルをインストールし、可能性を高めた一枚。そんな「STYLE」について、ドンヘ、ウニョクに話を訊いた。
――『STYLE』を何度もリピートして聴いているのですが、すごくバラエティに富んだ曲のラインナップですね。
ウニョク:僕たちの新しいスタイルを、早く皆さんにお見せしたくてアルバムを制作してきました。2017年11月から7か月、毎月1曲ずつ配信してきましたが、(発表曲を)慎重に選び、そしてレコーディングをしていました。だから完成度も高まりました。多くの方にアルバム全体を聴いて欲しいですね。
ドンヘ:11月から毎月配信しているのは、日本の皆さんのそばに僕たちがいることを実感して欲しかったからです。そして、現在の僕らのスタイルを知ってもらいたい。
ウニョク:7か月連続配信は、僕たちにとってとても嬉しい出来事でした。毎月新しい曲をお届けして、皆さんにお会いできるのですから。D&Eは一週間に一曲のペースでも出していけるのですが、(レコード会社の)エイベックスさんがきっと大変でしょうから、やめておきましょうか(笑)。ただ、曲はたくさんあるんです。ドンヘが毎日一曲、仕上げている勢いですから。
ドンヘ:ラーララーララ…
ウニョク:ほら、インタビュー中も一曲できていますね。もはや、取材を一時中断しそうな雰囲気です。
――ハハハ(笑)。先ほど「今の自分たちのスタイル」という言葉が出ましたが、どの辺りが現在のD&Eの強みとなっていますか。
ウニョク:以前はノリのいいファンキーな曲が多かったですが、しかし今はヒップホップや、あと情緒的な歌など様々な曲を昇華できるようになってきました。どんな楽曲であっても、僕たちのカラーに染めることができる自信があります。
ドンヘ:あと、ヘアスタイル、服装などファッションの部分でも、様々なスタイルを楽しんでもらえるのではないでしょうか。音楽的には、このアルバムに関しては季節感を表現しています。それが今作のスタイルですね。
――ジャケット写真でも大人っぽいスーツ姿と、ラフな姿を披露されていますし、今日も、カジュアルなアロハシャツですもんね。まさに七変化というか、多種多様なところを見ることができます。一方で、リード曲「SUNRISE」は、<そっと浮かんでくるよ君が 変わらない 出会った日のまま>と変わらないことの魅力にも触れています。
ウニョク:ドンヘが作った、僕たちらしさを表現した曲です。「やっぱり、D&Eのことをよく分かっている」という歌詞ですよね。
ドンヘ:日本をイメージした曲でもあるんですよ。そして、D&Eが2年ぶりに再始動するという意味も込めています。今回初めて、日本でミュージックビデオを撮影したのですが、活動休止前から「日本でMVが撮りたい」と二人で話していたので、実現させたかった。とても新鮮な気持ちで取り組むことができました。
――ちなみにお互い、出会った頃から変わらない部分、変わった部分はありますか。
ウニョク:僕らが初めて出会ったのが15歳だから、もちろんすごく変わったけど、ドンヘのイケメンは変わっていないですね! 
ドンヘ:ありがとう(笑)。ウニョクは、ダンスが本当に上手になりました。ラップの技術も上達しています。音楽的なところが向上しています。
ウニョク:そういえばドンヘは筋肉量も増えました。一方でお互い、いたずらっ子な感じはいまだに一緒な気がします。
SUPER JUNIOR-D&E 撮影=渡邉一生
――アルバムには再始動後、最初に発表した「Here We Are」も収録されています。この曲はやはり欠かすことができない1曲。
ウニョク:そうですね。僕たちが戻って来たときの気持ちを、素直に表していますし。曲のスタイルで言えばこれまでとは違うし、だからこそ再始動後の最初の配信曲にふさわしいと思いました。
ドンヘ:いろんな曲があるけど、自分たちが帰って来たところをちゃんと印象付けられるのは、やっぱり「Here We Are」。この曲で「ただいま」をみんなに告げたかったんです。
――9月からの日本ツアーでは、これらの楽曲を存分に堪能できそうですね。
ウニョク:;新しいスタイル、そして皆さんがもともと好きなD&Eのカラーも損なわないステージにしていくつもりです。あと、歌詞をなるべく覚えて来て欲しいんです。全員で合唱をしたいから。
ドンヘ:本当に、いろんなスタイルと曲をお見せできると思います。期待してください。
――D&Eでの経験が、SUPER JUNIORにも良い影響を与えそうですよね。
ウニョク:より様々ななことへの挑戦が増えるはず。SUPER JUNIORはSUPER SHOWや新曲の準備も進んでいますし。皆さんが待っていてくれる分、僕らも気持ちをお返しします。そして僕個人としては、もっともっと日本語の勉強を頑張って、近くに感じてもらえるようにしたいんです。ファンの皆さんと、より親密にコミュニケーションをとっていきたいから。
ドンヘ:D&Eとしても、すでに来年の新曲について考えています。ずっとチャレンジをし続けるので、楽しみにしていてください。
取材・文=田辺ユウキ 撮影=渡邉一生

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