【ライヴレポ】「EBiDANは世界に羽ば
たくぜ!」総勢48人が更なる飛躍を誓
う!!

前日に続き、会場のオーディエンスはもちろん、全国40ヶ所でのライヴビューイング、公式アプリでの生配信と、多くのファンが待ち構える中『EBiDAN THE LIVE 2018 ~Summer Party~』2日目がスタート。BATTLE BOYS TOKYOのオープニングアクトで幕が開けたが、これは本会場の東京国際フォーラム ホールAと同じ建物内にあるホールD7で同日に開催された『夢と涙のD7 ~ROAD TO EBiDAN THE LIVE 2018~』の勝者として、先輩と同じ憧れのホールAのステージでパフォーマンスを行えるというご褒美だそう。
サーチライトが輝き、豪華なオープニングムービーと共にスタートした本編は、前日に新メンバー3名の参加を電撃発表して新曲を披露したM!LKのパフォーマンスから。オープニングナンバーとなったメンバー紹介ソング「めちゃモル」は、早速7名バージョンでの初披露となった。
さとり少年団は「WE/GO」を前日のセットリストから変えて会場を煽り、「夏へダイビング(仮)」では上着を脱いでタオルをグルグル回してフェスのムードを演出。
EBiSSHも前日とは曲を変え「恋はタイミング」で大人のムードを醸し、KOHKIが「I want you BAE BAE」という歌詞の前に「今だけは俺たちを見ろよ」というセリフをアドリブで入れてファンを沸かせ、自己紹介ソング「Let’s EBiSSH!」では、コール&レスポンスで会場との一体感を高めた。
PrizmaXは前日と異なる2曲をパフォーマンス。勢いのある楽曲が多いEBiDAN陣の中にあって唯一の正統派バラード「yours」を2曲目でじっくり聴かせたが、やはりボーカルの森崎ウィンの歌の上手さが際立った。
EBiSSHとさとり少年団のメンバーによって構成される7人組のONE N’ ONLYはデビュー前第一弾楽曲「I’M SWAG」を披露したが、母体グループとは全く異なる魅力をアピール。
HONG¥O.JPは楽しいムードの「SUPER BANANA」で客席に降りて、ファンとハイタッチをしながらラップを聴かせた。初日のトリを務めたDISH//は前日のバンドセットからダンスロックバンドスタイルで臨んだが、「I Can Hear」で橘柊生がファンを“ホイ”コールで盛り上げると、北村匠海と矢部昌暉のフロントラインがアイコンタクトをしてシンクロダンス。「It’s alright」でさらに勢いに加速を付けると、紙皿を客席に向かってバラまくフライングディッシュで締め括ったが、やはりベテランらしいライヴ運びの巧みさを印象付けるパフォーマンスとなった。
中盤は『EBiDAN THE LIVE』の華、シャッフルユニットのコーナーに突入。1組目はSUPER★DRAGONならぬ生肉★DRAGONが登場。玲於をリュウト(HONG¥O.JP)、毅を福本有希(PrizmaX)、ジャンを橘柊生(DISH//)、颯を颯斗(さとり少年団)、壮吾をジョー(HONG¥O.JP)、洸希を永玖(さとり少年団)、彪馬をTETTA(EBiSSH)、和哉を清水大樹(PrizmaX)、楽をREI(EBiSSH)が担当し、「ワチャ-ガチャ!」をパフォーマンス。大人数のフォーメーションダンスを完璧にやりきったのはさすがだが、普段はパフォーマーとしてマイクを持つことがない有希がメインボーカルを務めたことも特筆すべきことだろう。
続いてDISH//をコピーするCASH\\がステージへ。北村匠海を洸希(SUPER★DRAGON)、矢部昌暉を塩﨑太智(M!LK)、橘柊生をタカシ(超特急)、泉大智を玲於(SUPER★DRAGON)が担当。「FLAME」では洸希も太智もギターを抱え、背中合わせでバンドマンらしいポーズを決めるが、もちろん、ギターはエアー(笑)。タカシは柊生のトレードマークである帽子を被りDJブースからファンを煽って手を大きく振る。玲於も途中からドラムセットを離れて4人でステージの中央で暴れ、タカシの「最後にいくぞー!」という号令でポーズを決めてフィニッシュ。そして帰り際には本家同様、フライングディッシュまでコピーしてステージを大いに盛り上げた。
後半は曲数も増やし、ライヴパフォーマンスをじっくりと見せるセクションに。さくらしめじは1曲目に激しくアコギをかき鳴らす「でぃすとーしょん」を投入。田中雅功が自身の反抗期を歌詞にしたというこの曲は、荒ぶるギターとボーカルでその憤りを表現。ほのぼのとしたさくらしめじのイメージを一変させる曲だ。次の「朝が来る前に」に入る前には、その高ぶった空気を鎮めるために、しばしの沈黙。シンとした空気をアコギの音が破ると、大きくブレスをして歌が始まる。ふたりの紡ぐハーモニー、ふたりの生み出す熱が会場を熱くした。ラストをスピード感のある「スタートダッシュ」で締め括ると、オフマイクで「ありがとうございました」と感謝の言葉を述べて、深く礼をしてステージを降りた
SUPER★DRAGONの登場が告げられると、大きな歓声が上がる。「ぶちあげていこうぜ!」という気合を入れて「Monster!」からスタート。ラップで掴んでボーカルでテンションを上げていくと、彪馬がファンにセクシーなジェスチャーを見せてさらに大きな声を集める。夏に似合うレゲエベースの「ゲットレジャーニー」では、毅が先導するコール&レスポンスで会場との一体感を確かなものにすると、後半はメンバーもファンも一体となってタオルを振り回し会場の熱を高めた。次は年上メンバー、玲於、毅、ジャン、颯のファイヤードラゴンがアクロバティックな動きを取り入れたパフォーマンスを見せる「ゲラゲラ」を、続けて年下メンバー、壮吾、洸希、彪馬、和哉、楽のサンダードラゴンは「リマカブロ!」でスピードを上げていく。途中でファイヤードラゴンも合流し、ふたりずつ組になってバイクに乗るような振りを見せると、その後に9人が合体して大きなバイクを形成し、会場を沸かせた。ラストナンバーは、最新曲の「SWEET DEVIL」。イントロが流れると客席から更なる歓声が上がり、激しいビートにダイナミックなダンス、そして和哉がデスボイスで熱狂させた。
トリを務めたのは、もはやベテランの域の超特急。ひと際大きな歓声に迎えられた6人は「Feel the light」の神秘的なムードの中で、バックボーカルのタカシを中央に据えて、メインダンサー5人が円形にとり囲む。大人っぽいこの曲では、ソロダンスも取り入れられ、各人の個性的なダンスも堪能できる。「Kiss Me Baby」のイントロが流れるとファンが即座に反応し、大きなコールが沸き上がったが、会場との一体感を作り上げる様には、余裕さえ感じさせる。ファンコールが彩る「Burn!」では、タクヤが「魂で叫べ!」とファンを鼓舞すると大きなシンガロングが会場を包んだ。その波に乗ってハイテンションで「SAY NO」に突入したが、会場の熱狂はとどまることを知らない。その熱に油を注ぐようにカイが汗に濡れた髪をかき上げると、ここでも大歓声が上がる。止まらない勢いで「超えてアバンチュール」になだれ込んだ6人は、ファンを巻き込みヘッドバンキングの波を生み出し、熱いライヴを締め括った。
ライヴが終わったかと思えば、そのままリョウガとカイがMC役を務めてのエンディングステージに。ふたりの巧みなMCに呼び込まれて赤のTシャツに着替えた全出演者がステージに揃った姿は圧巻だ。改めて各グループの代表が順番に感想と感謝の言葉を述べたが、M!LKの塩﨑太智とDISH//の泉大智が“ダイチ”繋がりで入れ替わって挨拶するなど笑いを誘う。太智は「いつもやっていらっしゃるアレをやってみたくて」と、矢部昌暉(DISH//)の名台詞「パンティー」を絶叫して満足顔。最後はリョウガのコールで「EBiDANは世界に羽ばたくぜ!」と士気を高めて全出演者で「恋心」をパフォーマンスして大団円を迎えたが、退場の際には、タクヤが実弟のNAOYAと入れ替わったり、ほかグループとの交流や仲の良さが垣間見られ、メンバーたちの一挙手一投足を楽しむファンにも大きな笑顔がこぼれていた。
ほぼMCなしで、ノンストップの30曲。2時間半という時間だったが、時間以上に密度と満足度が高く、EBiDANのすそ野の広さと勢い、そしてファンの熱が感じられるライヴだった。
写真/米山三郎、笹森健一、小坂茂雄 文/坂本ゆかり

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