GLAY、5年ぶり函館2days大型野外ライ
ブが閉幕 約1年ぶりシングル発売や
5年ぶりGLAY MOBILE会員限定ライブツ
アー開催も発表に

8月25日(土)と26日(日)、GLAYが地元函館で5年ぶり2度目となる大型野外ライブ『GLAY ✕ HOKKAIDO 150 GLORIOUS MILLION DOLLAR NIGHT Vol.3』を開催した。
5年前、1度目の函館野外ライブは雨の中で行われた。今回は2つの台風が開催日に向けて接近。初日の25日には、前日までに接近していた台風が温帯低気圧にかわり、朝は曇天で時々雨が降る不安定な天気だった。ところがライブが始まると、ファンの願いが届いたのか、雨は止み、時が経つにつれて太陽が雲から顔を覗かせた。
Photo by 岡田裕介/田辺佳子
GLAYは初日には、代表曲「HOWEVER」など20曲以上を披露。「晴れ男TERU健在!」と言わんばかりに、雨を吹き飛ばすライブとなった。続く2日目の26日の函館の空は朝から快晴で、ゲートオープンの10時から、多くのファンが緑の島に集合した。同ライブは、北海道命名150年の冠を背負い、グッズ販売エリアにはオフィシャルグッズ販売の他に様々な北海道・函館名物を楽しめるブースも設けられていた。
Photo by 岡田裕介/田辺佳子
そして、いよいよ最終日のライブがスタート。ステージ後ろに函館山がくっきりと見え、5年前から待ち望んだ“景色”が広がっていた。黒船を模したステージに、SEと共にGLAYのメンバーが襲来。1曲目は「君が見つめた海」だ。海に囲まれたステージでもあり、曲と共に心地良い潮風が会場に流れた。
Photo by 岡田裕介/田辺佳子
ライブ序盤では、TERUが「もっと熱く行こうぜ!」と声をあげ、GLAYの代表的ロックナンバー「誘惑」を披露。イントロのドラムが鳴った瞬間、函館の気温を上げるが如く会場のボルテージは急上昇。まさに「野外ロックライブ」と言えるステージである。5年前の野外ライブでは初日が小雨、2日目は豪雨だった。今回のライブでは、初日は台風による風、本日はようやく晴れになった事を受けてTERUは「今日は晴れていて函館山もちゃんと見える。この景色がずっと皆んなに見せたかった!」と語り、5年前からの思いを果たした事に喜びを感じていた。そして「次の曲は1つの夢を叶えた曲です!」とTERUのMCから6thシングル「Yes,Summerdays」を、その後も懐かしいナンバーなどを披露した。
Photo by 岡田裕介/田辺佳子
Photo by 岡田裕介/田辺佳子
ライブ進行中、ステージからTAKUROは「よく函館に来てくれました。そしてGLAYとファンをいつも暖かく迎え入れてくれる函館のみなさん、本当にありがとう!たくさんの人に感謝を込めてこの曲を送ります」と語り、「BOLOVED」を会場に向けて贈った。
Photo by 岡田裕介/田辺佳子
ライブ終盤は「彼女の“Modern⋯”」、「XYZ」とライブ定番のロックナンバーを投下していく。本編最後にTERUは、「GLAYは函館で育ち、数々の曲もここ函館で生まれました。ここでこんな大きなライブが出来る事を本当に幸せに思います!僕たちもいろいろな困難を経験して来たけど、この4人で夢を語りながら乗り越えて来ました。だからこそこれからも僕たちは夢を語って行く!だから夢を皆んなもあきらめないね」と熱い想いを込めて「SAY YOUR DREAM」を披露。この曲には、そんなGLAYの熱い想いが込められており、ここで聴くからこその彼らの地元に対する“愛”を強く感じさせられた。
Photo by 岡田裕介/田辺佳子
アンコールの声が響く中、熱気冷めやらぬ会場にメンバーが再登場。大ヒットナンバーであり、函館の冬の寒さを思い制作された「Winter,again」からアンコールはスタートした。続いて、GLAYの新曲にして、TERU作詞・作曲のナンバー、スペシャルオリンピックス日本のオフィシャル応援ソングである「YOUR SONG」が披露された。「みんなで歌える曲」をイメージして作られたということで、曲中の「Oh Doo-bee Doo-wop 」という掛け合い一節を演奏前に練習する一幕も。実際の演奏中に、客席の大合唱が函館に響くこととなった。
アンコールの最後は、彼らの原点と言えるインディーズアルバム『灰とダイヤモンド』に収録されている「BURST」を披露。ライブの最後もTERUは「来てくれた人、支えてくれた人、全ての人にありがとう!」と熱く感謝の気持ちを叫び、平成最後の夏、GLAYが台風を吹き飛ばして故郷函館を盛り上げた。
Photo by 岡田裕介/田辺佳子
ライブが終わると、突如モニターにサプライズ発表が。約1年ぶりとなるニューシングルを11月に発売することが発表されたのである。そして、5年ぶりとなるGLAY MOBILE会員限定ライブツアー『GLAY MOBILE Presents 10th Anniv. Tour「平成最後のGLAYとChristmas 2018 〜SURVIVAL〜」』開催と、TAKUROのソロプロジェクト“Journey without a map”の公演が12月に2Days計4ステージで開催されることも明らかになっている。
Photo by 岡田裕介/田辺佳子
『平成最後のGLAYとChristmas 2018 〜SURVIVAL〜』は、今年で10周年を迎えたGLAY MOBILEの会員限定ライブ。「SURVIVAL」というタイトルは、1999年7月31日に千葉・幕張メッセ駐車場特設ステージにて開催された『GLAY EXP0’ 99 SURVIVAL』の由来となっている。ライブの内容も、過去のGLAY EXPOで披露された楽曲が中心となる予定だ。くわえて、GLAY MOBILE10周年を記念した写真集『GLAY MOBILE MAGAZINE COLLECTION—2012〜2018』の発売も決定している。
“Journey without a map”はTAKUROによるジャジーなインストライブ。去年同様ムード満点のMotion Blue yokohamaにて、平成最後のクリスマスに開催される。

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