【仲村瞳の歌謡界偉人名言集】#62 音
楽家・ミッキー吉野の言葉

作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、バンドマン、振付師、……そして、歌手。きらびやかな日本の歌謡界を支えてきた偉人たちを紹介するとともに、その方々が発したエネルギー溢れる言葉を伝えます。常軌を逸した言動の裏に、時代を牽引したパワーが隠されているのです! このコラムで、皆様の生活に少しでも艶と潤いが生まれることを願います。

Artには「Life」のArtと「Living」のA
rtがあって、趣味での創造の追求はプロ
を超えるものだと僕は思う

『GUITARの東大byアダチ音研』(『ミッキー吉野の音楽哲学』ミッキー吉野 スペシャルインタビュー)より

今回の名言は、2013年10月20日に音楽学校『アダチ音研』で行われた、アダチ音研10周年のスペシャルイベント<ミッキー吉野音楽哲学>を終えてのインタビューからの抜粋。この言葉は、「趣味としての音楽についてどうお考えになりますか? 」というインタビュアーからの質問への答えであり、そういった感覚を「超アマチュア」と表現している。また、プロになるための心構えとしては、「『本当の知性』というのを身につけてもらいたい」と語っている。『本当の知性』とは、「優しさ、デリカシー」であり、「人の音を聴く、相手を思いやるということ」である。それが「より良い音楽に繋がる」ということなのだ。

ミッキー吉野(みっきーよしの)
1951年生まれ、神奈川県横浜市出身。ロックバンド ゴダイゴのリーダーであり、キーボードを担当。作曲家や編曲家としても活躍している。1966年、ミッドナイト・エクスプレス・ブルース・バンドのメンバーとして米軍キャンプをはじめ、横浜本牧のナイトクラブなとで音楽活動を始める。1968年、GSバンドのザ・ゴールデン・カップスに参加。1971年、アメリカのバークリー音楽大学に留学。卒業後、帰国して1974年に吉野グループを結成する。1975年、ボーカルのタケカワユキヒデが加わり、バンド名が吉野グループからゴダイゴに変わる。1978年に「ガンダーラ」、「モンキー・マジック」、1979年に「ビューティフル・ネーム」、「銀河鉄道999」など、次々と大ヒットを飛ばす。1985年、ゴダイゴが活動休止(2006年に活動再開)。1990年、『ドラゴンクエスト アベルの伝説』のBGMを担当。『ハッピーフライト』(2008年)、『ハッピーウエディング』(2015年)など、映画音楽も手掛けるほか、音楽学校創設、スタジオ活動など幅広く活動。ローランドのシンセサイザーの開発にも携わっている。2018年10月7日、八ヶ岳高原音楽堂にて行われる<ジャズで行こう!>で押尾コータローと共演する。11月4日には中野サンプラザにて<GODIEGO CONCERT 2018>に出演予定。

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