チュウォンが観客の心を癒す!　｢今
年は愛に応えられるチュウォンになる
｣

昨年6月に日本ファンミーティングを行った彼が再び日本を訪れ、イベントを通じてファンと再会を果たした。

今回は東京と大阪の2ヵ所でイベントを開催。1月13日の大阪公演に先立ち、1月11日に中野サンプラザで行われた東京公演では、愉快なトークと華やかなライブステージでファンとひとつになった。
最新作『グッド・ドクター』(13/KBS2)の日本初放送を約1ヵ月後に控えていたチュウォン。イベント直前の囲み取材にて、｢このドラマが放送されるということは、日本に来る機会も出来るということなので、本当に嬉しい｣と語った彼は、昨年の｢2013 KBS演技大賞｣での4冠獲得について｢賞というのはそこまで大きな意味があるとは思わないが、いただくと嬉しいもの。大変だった撮影も、賞をいただくことによって報われたような気がする。この賞にみあった活動をしなければいけないので、これから頑張らなければ、という思い｣だと語った。
また、サヴァン症候群を抱える男性シオン(チュウォン)が周囲の偏見に負けず小児科医として成長していく姿を描き出した『グッド・ドクター』を“ヒーリングドラマ”と表現したチュウォンは、｢このドラマは、大きな手術シーンよりも、子どもたちとのあたたかい触れあいや愛が描かれている。また、僕が演じたシオンの成長、そして、彼の周りの人たちも成長していくという、いわば成長ドラマであり、ヒーリングドラマでもある。登場人物の気持ちが重点的に描かれていると思うので、そういった点をご覧いただければと思う｣とドラマの見どころも語った。

17時よりスタートしたイベントでは、『グッド・ドクター』を中心に俳優チュウォンの素顔も伺える愉快なトークコーナーや、コンサート会場さながらの熱いスペシャルライブなど盛りだくさんの時間となった。『グッド・ドクター』の映像の後に流れたのは、｢僕がもしも｣のイントロ。観客の期待が高まるなか、チュウォンは客席左扉からサプライズ登場し、甘い歌声でいきなりファンの心を虜にした。
ゆっくりと歩みを進めてステージに上がったチュウォンは、｢皆様、明けましておめでとうございます。本年もよろしく……お願いします!｣とお茶目な口調ながらもかしこまった新年の挨拶を届けるとともに、｢今日のイベントが皆さんにとっての癒しになってくれたら嬉しいです｣と伝え日本オリジナル曲｢撫子｣へと続けた。
『グッド・ドクター』でチュウォンが演じているのは、サヴァン症候群の青年シオン。イベント前半では、卓越した記憶力と空間把握力を持ち、絵も上手いシオンと、実際のチュウォンとの類似度が露わになる異色のコーナーが登場。昨年6月に行われた日本ファンミーティング参加者を探し出す記憶力テストでは、1名選出に失敗するもこの人が過去の別のイベントに参加していたことが発覚し、彼の記憶力に会場が沸いた。また、観客1名をステージに上げて行われた似顔絵制作では、“チュウォン画伯”の絵心が存分に表れた最高傑作が完成。会場全体を笑いの渦で包み込んだ。このほか、子どもの頃は大統領をはじめ様々な夢を持っていたことや、現在出演中のミュージカル｢GHOST｣で披露しているギターの弾き語りなど“素”のチュウォンにも出会えたトークコーナー。ドラマ『7級公務員』で共演した後輩イム・ユンホも登場し、スペシャルゲストとして「chocolate legs」でセクシーな歌声を響かせた。

その後、｢消毒薬｣｢I Believe｣｢君に続く道｣などのOST曲や、｢Honey｣｢Choo Choo TRAIN｣などの華やかなダンスナンバーなどでアーティストさながらのライブステージを繰り広げたチュウォン。｢楽しい時間は本当にあっという間ですね｣という言葉でイベントの終了をほのめかせた彼は、｢昨年は多くの方に愛していただいた。今年は沢山の愛に応えられるチュウォンになっていきたいと思う｣というメッセージとともに｢私の愛｣を披露。ありったけの愛をファンに届けた彼はステージを後にした。
アンコールを求める拍手は鳴り止まず、観客の熱い視線のなか再び姿を現したチュウォンは、ラストステージとして｢Nothing Better｣を選択。歌に詰まるほど感極まった彼の涙は、観客の1人ひとりの心に染み込んでいった。
イベント終了後には参加者全員とのハイタッチ会も実施したチュウォン。今回の公演は、KNTVにて2月6日の23時15分より放送が決定(再放送：3月4日予定)。彼が主演を務める最新作『グッド・ドクター』は、2月16日より同チャンネルにて日本初放送予定。毎週土・日曜日の20時45分から日本の視聴者の心を癒す予定だ。(写真=