欅坂46、back numberの新曲がランク
インする中、米津玄師の「Lemon」が
26週連続1位を獲得!!<歌ネット週間
ランキング>

米津玄師の「Lemon」が26週連続1位に到達。前代未聞の記録が更新され続けていること、その瞬間を確かに目撃できていることが実に感慨深い。なお「LOSER」は前週3位にランクダウンしたものの、ここへ来て2位を取り戻しており、今後のランキングの動向からも引き続き目が離せない。
3位には、あいみょんの新曲「マリーゴールド」がランクイン。オフィシャルインタビューで「「君はロックを聴かない」を超える曲を作らないと、私はこれからやっていけへんと思って作った」と語る本作は、確かに歌詞からも彼女の新たな一面が覗く。<目の前でずっと輝いている 幸せだ>や、<でも不思議なくらいに 絶望は見えない>など朗らかで包み込むような愛の言葉は、これまであいみょんが歌ってきた<結局のところ君はさ どうしたいの? まじで僕に愛される気あんの?>(「愛を伝えたいだとか」)という焦れた問いかけや、<死ね。 私を好きじゃないのならば>(「貴方解剖純愛歌 〜死ね〜」)という狂気を秘めた切迫感とは明らかに異なる。「大げさに言うと、「この曲が自分の代表曲になればいい」って思うくらいの曲です」(オフィシャルインタビューより)との言葉通り、「マリーゴールド」はより幅広い世代へ、より普遍的な想いを届けることのできる実に力強い1曲である。
4位には、欅坂46の新曲「アンビバレント」が初登場ランクイン。48グループや坂道シリーズの楽曲では<僕>という一人称が使われることが多いが、本作では<ねえ 何をしたいの? どこに行きたいの? 私だったら何もしたくない>と、より女性的なフレーズが採用されている。これにより、<孤独なまま生きていきたい><だけど一人じゃ生きられない>という、まさにアンビバレントな感情を抱える主人公は、欅坂46のメンバー自身と同一であるような印象。いろんな感情に振り回され混乱しながら突き進む、そんな勢いに満ちた楽曲が、48グループや坂道シリーズの中でも異色の存在感を放つ彼女たちをまた魅力的に輝かせている。
6位は、back numberの新曲で、現在公開中の映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』の主題歌でもある「大不正解」。<僕等は完全無欠じゃ無い><補い合うのなんざご免なんだ さぁ好きに踊ろうぜ>と何度も繰り返され、映画の世界観と合致しているのはもちろん、back numberの現在のモードも垣間見えるような歌詞で、思わず胸がアツくなる。
文/木村桂子

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