CY8ER(サイバー)の正体と鍵を握る
”苺りなはむ”とは?

ゆめかわいい×アイドル=CY8ER。結成
3年目で目標の横アリ単独公演を実現!

BiSの初期メンバーとしてアイドル活動を始めたのものの、理想と現実のギャップに違和感を抱きグループを脱退した過去をもつ苺りなはむが所属兼プロデュースをするアイドルグループCY8ER(サイバー )。まだ世の中では広く知られていない彼女達ですが、思い立ったらすぐに行動に移すハングリー精神で、渋谷WWW、恵比寿リキッドルームへとキャパを拡大し、昨年遂に横浜アリーナのステージに立つ偉業を成し遂げました。

ファンが渋谷に隠れているメンバーを見つけ2ショット写真を撮る企画や、握手会ならぬ、”完全防備“のハグ会などユニークで少し過激な発想でヲタクを喜ばせるCY8ERが乗り越えてきたこれまでの活動と、気になるメンバー、おすすめの曲などについてまとめていきたいと思います!

CY8ER(サイバー)とは?

L→R 藤城アンナ、ましろ、苺りなはむ、小犬丸ぽち、病夢やみい
【世界を騒がすサイバーテロアイドル】や【世界を騒がすガチマジアイドル】といったキャッチーコピーを持つCY8ERは、2015年に前身グループBPM15Qとして苺りなはむ、にかもきゅ(元メンバー)の2人組ユニットとして結成されました。大人に敷かれたレールは走りたくないという反発心からセルフプロデュースで活動し、各イベントや10時間ぶっ続けゲリラ路上ライブなど斬新な企画を次々に編み出し、2016年にBPM15QからCY8ERに改名します。合わせて新メンバー小犬丸ぽちが加入したことでグループのパフォーマンスに広がりを見せますが、12月にオリジナルメンバーにかもきゅが電撃脱退。グループ存続の危機にさらされるものの、翌年1月にましろが、5月になあたんコロ虫(2018年3月4日をもって脱退)、病夢やみい、藤城アンナが加入し現在に至ります。

CY8ERのサウンドプロデュースを担当するYunomi氏が創り出す不思議なサウンドには、EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージックの略)やFuture Bassという音楽ジャンルのサウンドが用いられているのですが何のことかよくわかりませんよね。簡易的に説明すると、打ち込みによるドラムやシンセサイザーにより表現された、機械的で未来感が漂う最新のダンスポップミュージックのことです。Perfumeきゃりーぱみゅぱみゅの楽曲を手がける中田ヤスタカの世界観と言ったらイメージしやすいかと思います。

CY8ERメンバー紹介

【苺りなはむ】

キャッチコピー:CY8ERのサイバーテロ爆弾
愛称:はむちゃん
担当カラー:水色
元BiS。元アキシブproject
CY8ERが所属するICIGO STYLE代表。

【小犬丸ぽち】

キャッチコピー:CY8ERのみんなの愛犬リーダー犬
愛称:ポチ丸
担当カラー:黄色
DJ名義:POCHI

【ましろ】

キャッチコピー:CY8ERのほっこり
愛称:ましちゃ
担当カラー:ピンク
元DEEP GIRL。「SHACHI」名義でラッパーとしても活動。

【病夢やみい】

キャッチコピー:CY8ERのちょっぴりロックなヤマトナデシコ
担当カラー:紫
「yAmmy」名義でも幅広く活動。ミスiD2017応援賞(CHEERZ賞)。

【藤城アンナ】

キャッチコピー:CY8ERの天邪鬼
担当カラー:緑
BELLRING少女ハート。元ICE CREAM SUICIDE。

苺りなはむ とは?

苺りなはむTwitterプロフィール画像
冒頭でも少し触れていますが、CY8ERのオリジナルメンバー兼プロデューサー苺りなはむは、所属事務所ICIGO STYLEの経営者であり、活動における費用は彼女が負担しています。もちろんクラウドファンディングなど資金を集めることもありますが、外部に委託を一切しない完全セルフプロデュースアイドルなのです。
まずは、苺りなはむがアイドルになったきっかけから軽く経歴をご紹介します。
中学生の時に渋谷でスカウトされ、読者モデルとして芸能デビュー。アイドルへの憧れを抱いていた彼女は、雑誌で偶然見つけたBiSのオーディションに参加。見事勝ち抜き、ヨコヤマリナとしてアイドル活動をスタートさせます。
しかし、BiSの方向性や、やりたいと思っていたことと違う現実に本心が追いつかずグループを脱退。その後は、“自分が思い描く理想のアイドルをつくりたい”という気持ちが生まれ、自らアイドルをプロデュースする側に立ち、「アイドルがアイドルをプロデュースするスタイル」をアキシブprojectで実現させました。約2年間同グループのメンバーとして活動し、「アキシブに続く新たなカルチャーの種を作る活動に専念したいと思っています。」とコメントを残しグループを脱退。ソロでの活動中では、自らを苦しめる“完全引退”を懸けた企画を発表し、無事にミッションを達成することに成功。引退は免れ、CY8ERの前身ユニットBPM15Qを結成することとなりました。
「はくちゅーむ」MV
今もなお歌い続けられている「はくちゅーむ」は、CY8ERの人気曲であり、代表的な曲です。6人ver.のMVも公開されています。一度聴いたら耳から離れないイントロ、ワールドワイドな歌詞、エレクトリックなサウンドはまさにCY8ERの総てが詰まった入門書。

りなはむが大切にしてきた「いちごの国のお姫様」というキャラクターは、芸能活動を始めた頃から存在していて、「本来の自分とはまったく違う自分」を投影したもの。自信が無かった彼女を支えてきたアイドルとしての自分です。因みに苺りなはむの年齢は、アキシブ時代のプロフィールに1992年4月11日と記載されていたので今年で26歳なのがわかります。年齢を感じさせない少女のような可愛らしさは、今も健在です。

CY8ERおすすめ曲

【かくしぇーむ】

「かくしぇーむ」は、新メンバーが加入した6人体制での最初のシングルとしてリリースされています。CY8ERのサウンドは、和の要素と中国に近い要素を含んでいるように感じますが、この曲はサウンド、歌詞、映像全てにチャイニーズの要素が含まれています。コンセプトが面白い楽曲です。

【ドキドキパリラルラ】

「ドキドキパリラルラ」は、元々BPM15Qが歌っていたものをリバイバルした曲です。作詞を手がけるのは苺りなはむ。どの楽曲においても彼女が詩を書いていますが、この曲で印象的に思ったのは、

窮屈なこの場所を抜け出して自由に飛びたいな 誰かのルールなんかにしばられたくないやいや

という一節。曲の独特な雰囲気ばかりに目がいってしまいますが、意外と歌詞は芯の強い内容となっていて、ふわふわと歌っているギャップに驚きました。まさかそういった事を歌っていたとは考えもしなかったです。ゆるい中にもどっしりと構える姿勢がCY8ER自身を物語っているように感じます。

【カタオモイワズライ】

「カタオモイワズライ」は、先日、YouTubeで公開されたばかりの新曲です。CY8ERの持ち曲である「手と手」を思い起こさせるようなコンセプチュアルとかけ離れたキュートな曲で、女の子らしい胸キュンソングといった感じがしました。雨をテーマに片思いにふける乙女心を、メンバーが可憐に表現する姿に見惚れてしまいます。


これまでシングル3枚、アルバム2枚をリリースし、横浜アリーナまで登りつめたCY8ERのことが少しでもお分かりいただけたでしょうか?「アイドルがアイドルをプロデュース」するというスタイルを見事に実現させた苺りなはむのストイックさは、これから何かを始めようと悩んでいる人を後押しする力を持っているように感じます。アイドル業界の異端児として、ユニークな発想を発揮し、驚きと興奮を提供していってくれることでしょう。ヲタク界隈だけでなく、この面白さがより多くの人に伝わり、ひとつ、またひとつと大きな夢へと近づいていくであろうCY8ERを今からチェックしておきしょう!


CY8ER 公式HP
CY8ER info Twitter
苺りなはむ Twitter
小犬丸ぽち Twitter
ましろ Twitter
病夢やみい Twitter
藤城アンナ Twitter


CY8ER(サイバー)の正体と鍵を握る”苺りなはむ”とは?はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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