伝統工芸・木目込人形から生まれた「
キメコミアート」の先駆者、イワミズ
アサコの個展が開催

キメコミアーティスト・イワミズアサコの個展が、2018年8月18日(土)~ 8月31日(金)まで、JOURNAL STANDARD SQUARE(東京都渋谷区神宮前)で開催される。
黄虎 912×377×24mm ¥120,000+tax
2016年、伝統工芸の木目込人形の技法からインスピレーションを受け生まれた「キメコミアート」。日本の伝統工芸技法を使った木目込み人形というものがある。桐塑または木で作られた人形に、衣服の皺や模様の形に本体に筋彫りを入れ、筋彫りに目打ちなどで布の端を押し込んで衣装を着ているように仕立てた人形。この、筋彫りに布の端を押し込む動作を「木目込む(決め込む)」ということから、木目込人形と呼ばれるようになった。その木目込み人形の技法からヒントを得て、ポップでお洒落な現代アートとして昇華できるのではないかと、イワミズアサコが独特の手法で生み出した新しいアートワークが「キメコミアート」だ。
立体曼陀羅1.  250×250×125mm ¥35,000+tax
キメコミアートは沢山の生地の中から色や柄を選び、手先をうごかしながら作り上げていく。ノリなどの接着剤等は一切使用せず、ミシンや手で縫うこともない。一見地味で地道な作業だが、1ピース1ピースを少しずつ丁寧に埋めていく。キメコミアートは制作過程も大切な芸術の一部なのだ。
今回の個展では、イワミズが6月のパリ滞在中に感じたインスピレーションと現地で仕入れた生地を使い、普段生活する日本と外から感じた日本のイメージを融合させた新作を発表する。また、会期中には制作のデモンストレーションを予定している。
日本人として日本に生きるイワミズが、ジャポニズムの発祥地パリで感じた景色はどんな作品として仕上がるのか。”キメコミアート”とはなんなのか。ぜひこの機会に目の当たりにしてほしい。
寅丸 250×250×125mm ¥35,000+tax
はんなりと  912×377×24mm ¥120,000+tax

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