AK-69×UVERworld“ロックの日”に共
鳴、Toshlら豪華客演 熱狂

 ヒップホップ・アーティストのAK-69とロックバンド・UVERworldが去る6月9日、東京・豊洲PITでツーマンライブ『「ROCK YOU」(Hip Hop vs ROCK)AK-69 vs UVERworld』を開催。同公演は、昨年6月9日に赤坂BLITZ(現=マイナビBLITZ赤坂)でおこなわれた、前述2組とシンガーのHIDE春LAID BACK OCEANが出演したイベント『LOCK YOU』に続く第2弾。ライブでは、それぞれが13曲を披露。AK-69のステージではHIDE春とCITY-ACE、そしてX JAPANのToshlがゲスト出演しその歌声を響かせた。UVERworldのステージでは観客をステージに上げるファンサービスも見られ、“ロックの日”にそれぞれの世界観を大いに見せたステージを展開し、観客を魅了した。【取材=松尾模糊】

AK-69

 ステージ上のモニターにステージ開始までの秒数を示す数字が映し出され、観客のカウントダウンとともに数字が0になり、バックバンドメンバーによる演奏の中、AK-69が登場し「THE CARTEL FROM STREETS」でステージを開始。力強いラップパフォーマンスとボコーダーの効いたサビで独自の世界観を見せた。

 AK-69は「この豊洲PITに集まってくれて、ありがとう! この6月9日という日に、ロックとヒップホップがぶつかり合って一つになる」と語りかけ、「Flying B」、「It's ON」、「Fxxk Off」と一気に畳みかけて会場のボルテージを上げた。

 「YELLOW GOLD」では、コール&レスポンスで会場に一体感をもたらした。AK-69自身もジャンプしながらテンションの高いパフォーマンスで観客を煽っていた。続く「Flying Lady」では、シンガーのHIDE春とCITY-ACEが登場し3人でのパワフルな歌唱で観客を圧倒した。

 そして、AK-69が「親父は、母親にいつも怒られてる様なちゃらんぽらんな人だったんですが、最期に到底かなわないような立派な“死にざま”を見せられて、初めてその偉大さに気づきました。そんな親父に捧げます」と語り「Stronger」を披露。亡き父への想いをストレートに綴ったリリックを情感豊かにラップと歌唱で届けた。

 「BRAVE」のラップをAK-69が始めると、ステージにX JAPANのボーカルであるToshlが登場。マイクスタンドを掴み、ハイトーンボイスでのサビを披露。会場から歓声が上がった。パフォーマンスを終えると、Toshlは「AK-69! ありがとう!」と手を振りステージを去った。

 最後は「THE RED MAGIC」でステージを終了。AK-69は「ありがとうございました。愛してるぜ! また会おう!」と感謝の気持ちを叫びステージを後にした。

UVERworld

 ステージセットの変換から、再びスクリーンにUVERworldのステージ開始のカウントダウンが表示され、観客の歓声が上がる。そしてメンバーが登場し、真太郎(Dr)のドラミングからTAKUYA∞(Vo)の口笛が印象的な「7th Trigger」で彼らのステージは始まった。

 TAKUYA∞が「最高のライブをやるので、どうぞよろしく!」と叫び、「WE ARE GO」を披露。誠果(Manipulator・Sax)のサックスが曲のアクセントとなり、シックな世界観を見せた。

 再びTAKUYA∞が「向こうがロックのレジェンド呼んで来たからって、負けるわけにはいかねぇんだよ!」とToshlとのステージを披露したAK-69に対抗心を燃やしている様子を見せ、観客も熱い歓声で応えた。そんな中、披露した「一滴の影響」では彰(Gt)のギターソロが楽曲を盛り上げる。

 「SHOUT LOVE」では、観客の女性を2人ステージに上げ椅子に座らせてその2人の隣でTAKUYA∞が愛の言葉を綴った歌詞を全力で歌い上げるファンサービスも。続けて、克哉(Gt)のギターストロークから始まる「シリウス」を披露。「PRAYING RUN」ではシンガロングも起き、会場は一体感に包まれた。

 そして、「零HERE」では信人(Ba)が重低音を響かせ、サウンドに厚みを加える。続く「IMPACT」では、TAKUYA∞が信人の方に腕を回し歌い上げるという、バンドの仲の良さが窺える微笑ましい場面も見られた。

 最後は、TAKUYA∞が「今日を通じてほんの少し、UVERworldとAK-69を好きになってより良い明日を生きてくれればなと思います。ありがとうございました」と観客に語りかけ、AK-69とのコラボ曲「Forever Young」を披露。シンガロングも起こる大団円の中、この日の公演を締めくくった。

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