AKB48チーム8服部有菜、エイトの日の
ピンチを救った「狼とプライド」

2018年8⽉8⽇、AKB48チーム8「8⽉8⽇はエイトの⽇ 夏だ︕エイトだ︕ピッと祭り︕」が豊洲PITで開催された。

結成4周年⽬の「エイトの⽇」は、AKB48グループ史上初の平⽇4公演という前代未聞の公演となった。「ピット祭り」は天候の影響で中⽌となってしまったが、メンバーによるお出迎えを全公演で⾏い、朝PITはエイトくんパン、昼PIT・おやつPIT・夜PITではサイン⼊り団扇をファンの⽅々にメンバーから直接プレゼントし、感謝の気持ちを伝えた。

「おやつPIT」ではキレのあるダンスがテーマになっており、オープニングの「涙の表⾯張⼒」から気合の⼊ったパフォーマンスで会場の熱気も上がった。

倉野尾、泣きながらステージに登場

ユニット曲が続く中、倉野尾成美が1人でステージに登場。泣いていた。しばらく倉野尾がステージの上で言葉を詰まらせて泣いていた。会場のファンからは「なるちゃん、頑張って!」「卒業しないよね!?」と声援が飛んだ。

ファンには事前にセットリストは伝えられていないので、どうして倉野尾が泣いていたのかもわからなかった。会場がざわついた。

倉野尾から「りら(宮⾥莉羅)とやる予定でしたが、体調不良でりら(宮里)が出られなくなりました。急きょ、服部有菜がやってくれることになりました。今さっき、合わせてきたばかりです。温かい目で見てください」とコメント。
倉野尾成美「今さっき、合わせてきたばかりです。温かい目で見てください」

倉野尾成美「今さっき、合わせてきたばかりです。温かい目で見てください」

会場からは大きな「ゆうな」コール

「この曲です。どうぞ」と倉野尾が言うと『狼とプライド』が始まった。泣いていた倉野尾も笑顔になった。服部のパートでは会場から、物凄く大きな声で「ゆうな!!」と有菜コールが沸き起こった。

服部は「おやつPIT」のメンバーではない。まさに急きょ、代打で登場。数分前に振り合わせをしたとは思えないほどの息のあったパフォーマンスを見せつけた。

2人のパフォーマンスに会場からは大きな「なるちゃん」コールと、それにも負けないくらい大きな「ゆうな」コール。歌い終えると会場全体から大きな拍手と温かい声援が飛んでいた。

宮里はその後、復帰して「おやつPIT」公演に出場していた。
服部と倉野尾

服部と倉野尾

「全然踊れなくてごめんなさい」

服部は終演後に自身の755で以下のように投稿。

「りらのかわりに、ユニットの狼とプライドを急遽出演させていただきました。
りらなるのユニットだったのに、申し訳なさと三年ぶりくらいにやって全然踊れなくてごめんなさい( ; ; )りら早く体調良くなってね」

「全然踊れなかった」と服部は言っているが、決してそんなことはなく、突然の代役にも関わらず、笑顔で可愛く見事に踊り切っていた。

突然の体調不良の宮里に代わって、急きょ代役でコンサートのピンチを救った服部有菜。誰にでもできることではない。服部がいなかったら、どうなっていたのだろうか。会場のファンからもその服部に対して、熱い声援が飛び交っていた。

服部はセクシーをウリにしていた「夜PIT」のユニットでは、お得意の「ジッパー」を披露。服部の「ジッパー」はチーム8ファンの間でも有名で、服部はこれで「ジッパー」の全ポジションを制覇した。
チーム8朝PIT

チーム8朝PIT

「おやつPIT」セットリスト

No. タイトル メンバー
- overture ―
1 涙の表⾯張⼒ 横⼭、中野、本⽥、倉野尾
2 野蛮な求愛 岡部、濱、⾕⼝、⾕川、下尾、宮⾥、⼈⾒、⾼岡
3 汚れている真実 倉野尾、横⼭、中野、⾕川、本⽥、吉⽥、佐藤栞、左伴、岡部、川原
4 蜂の巣ダンス ALL
5 Mystery Line 濵、⾼岡、佐藤栞
6 愛しさのアクセル 横⼭、中野
7 狼とプライド 倉野尾、服部(宮⾥体調不良のため急遽メンバー変更)
8 思い出以上 岡部、⾕川、左伴
9 Faint 下尾、⾕⼝、川原
10 Bird 本⽥、吉⽥、⼈⾒
11 それでも好きだよ 新⼭形県代表・御供茉⽩
12 Make noise ALL
13 Must be now 横⼭、中野、本⽥、下尾、宮⾥、倉野尾、⾕川、⼈⾒、濵
14 Escape ALL
15 Teacher Teacher ALL
16 思春期のアドレナリン ALL
17 ⼀⽣の間に何⼈と出逢えるのだろう
ALL
18 夢へのルート ALL
19 UZA ( 2017[Remo-con RemixVer])
ALL
アンコール
EN1 センチメンタルトレイン ALL
EN2 従順なSlave ALL
EN3 胡桃とダイアローグ ALL
EN4 47の素敵な街へ ALL

佐藤仁

日本だけでなく欧米やアジアのポップカルチャーやエンターテイメント、メディアの動向を幅広く取材。放送作家・番組制作協力も多数。

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