7月25日@恵比寿LIQUIDROOM

7月25日@恵比寿LIQUIDROOM

MUCC、
バースデーライヴのミヤdayが大盛況
&夢烏dayはセトリと衣装の投票も!

2018年7月26日、MUCCのリーダーでありメインコンポーザーであるミヤは30代最後の誕生日を迎えた。そんな記念すべき誕生日の前夜、東京・恵比寿LIQUIDROOMにて『MUCC 2018 Birthday Circuit ~全員強制杉並 -cover PARADE MUCCを添えて-~』と題した、この日しか観ることの叶わないライヴを行なった。

このライヴは、各公演メンバーのバースデーライヴとして行われる『MUCC 2018 Birthday Circuit』の第1弾。7月25日の東京・恵比寿LIQUIDROOM公演はミヤ(Gu)、8月13日の愛知・名古屋ボトムライン公演はSATOち(Dr)、21日の茨城・水戸VOICE公演は逹瑯(Vo)、11月5日の東京・TSUTAYA O-WEST公演はYUKKE(Ba)と、誕生日を迎える主役自らがプロデュースを務めるという特殊なスタイルだ。

ミヤの発案は“~全員強制杉並 -cover PARADE MUCCを添えて-~”という言葉どおり、すべてが“杉並縛り”であった。X JAPANの完コピバンド、X SUGINAMIのリーダーでありギタリストでもあるミヤらしい発案だ。この日の参加アーティストは、MUCC、コーン杉並、PANDORA杉並 、GLAY杉並、ブルーハーツ杉並の5組。先陣を切ったのは、逹瑯率いる、Vo. 逹瑯(MUCC) Gu. MiA(MEJIBRAY) Gu. 海(vistlip)Ba. Masa(NOCTURNAL BLOODLUST)Dr. 足立房文(ex.フジファブリック)からなるPANDORA杉並であった。

SEを用いることなく、1曲目に用意されたLUNA SEAの「FACE TO FACE」が奏で始められると、ステージにかかった黒幕がゆっくりと左右に開き、PANDORA杉並が姿を現した。イベントライヴにありがちな“ノリ重視”の選曲とは真逆を行く混沌とした始まりに、オーディエンスは微動だにせず、その音と逹瑯の唄を静かに受け入れた。

様々な個性を持つプレイヤーで構成されたPANDORA杉並だが、今回から加入したギターの海を除き、この面子では“絶対に開けてはいけない箱”とされる“PANDORA”と、“あざむく”という意味を持つ“JUKE”、“声”という意味を持つ“VOX”を並べ、多数な楽曲を内蔵し人々に音楽を楽しませる演奏装置である“ジュークボックス”をかけたのであろう。

逹瑯らしい遊び心を備えたコピーバンド“PANDORA JUKE VOX”として、東京・大阪でのワンマンライヴを共にしたメンバーとあって、この日も振り幅の広い選曲で楽しませてくれた。足立のカウントから、海の妖しげなアルペジオに繋がれるとオーディエンスは歓喜の声を漏らす。L'Arc〜en〜Cielの「浸食 〜lose control〜」だ。真っ赤に照らし付けられるフロアで、オーディエンスは、その激しさと静けさが混在する愛しさに手を伸ばし、その音と唄を渇望した。“今日は大いにリーダーを祝ってちょうだい!”(逹瑯)という一言を挟み込み、後半2曲は女性ボーカル曲Do As Infinityの「Desire」、椎名林檎の「ギブス」を披露。メタルをルーツとするMasaの重厚な低音とメタルと歌謡曲の幅広いルーツを持つMiAを軸とするサウンドで創り出された哀愁漂う女性目線の唄は、逹瑯というボーカリストを通し、より切なく情感溢れる詩(うた)となって届けられていたのがとても印象的だった。

続いて登場したのは、この日の主役ミヤ率いるコーン杉並だ。Vo. taama(ROACH)Gu. ミヤ(MUCC)Gu. 奈緒(アルルカン)Ba. Sacchan(DEZERT)Dr. SORA(DEZERT)で構成されたコーン杉並は、サウンドもヴィジュアルも圧巻の迫力だった。奇怪な音色がフロアを侵食して始まった彼らのステージは、まさに“始まり”を意味するスラングだとも言われている「It's On」で幕を開けた。

Kornというバンドのサウンドを放つことを目的に集まった5人とあって、個々の音が突起させつつも、どこまでも激しく突き抜けながら1つにまとまって放たれる。その存在感は素晴しかった。DEZERTとして、日頃から同じバンドで共に音を放っているSacchan、SORAという絶対的なリズム隊が基盤をしっかりと作り上げているからこそ、ミヤと奈緒がとことん自由に、そしてアグレッシブにギターをかき鳴らせていたというのも大きいだろう。そして、なんと言っても日本人離れしたボーカルが肝だ。「Twist」で魅せたtaamaの歌唱は、右に出る者はいないと言っても過言ではないほどの個性を見せつけた瞬間だった。

MCを差し込むことなく間髪入れずに音を届けた彼らだったが、ラスト1曲を残したそのとき、taamaが音を止めたのだ。トラブルか!?と思いきや、片言で“明日は、何の日ですか?”とオーディエンスに問いかけ、メンバーが奏でる地獄の底から湧き出たかのようなヘヴィさの「ハッピーバースデー」で、ミヤを祝い、ラスト曲「Blind」を届け、ステージを締め括ったのだった。

OKMusic編集部

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