ヴィンス・ギル、イーグルスのツアー
参加は「嬉しいが、状況を考えると複
雑」

グレン・フライ死後、活動を再開したイーグルスのツアーに、グレンの息子ディーコンと共に参加しているカントリー・シンガー、ヴィンス・ギルが、その想いや体験について語った。
フー・ファイターズのギタリスト、クリス・シフレットのポッドキャスト『Walking The Floor』にゲスト出演したギルは、こう話した。「イーグルスでプレイするときは、できる限りの敬意を持って臨もうとしている。すごくワクワクするよ。でも、僕がやることになったのは、悲しい出来事が起きてしまったからだ」

「“Take It To The Limit”や“Lyin’ Eyes”をプレイし始めると、オーディエンスが“どうだろうな、僕ら、グレンが歌うのに慣れ親しんでるから…”って思っているのが見て取れる。それで、数ヴァースやコーラスが進むと、会場が“OKだ。僕らは曲が好きだからここにいるんだ”って思い始めるのがわかる」

ギルはまた、80年代半ば、マーク・ノップラーからダイアー・ストレイツに加入しないかと誘われたが、断ったと明かした。当時、彼はセッション・ミュージシャンで収入も少なかったが、自分に賭けてみようと思ったそうだ。「マークにはこう言ったんだ。“新しいレコード契約を結んだばかりなんだ。もし、それを放り投げたら、負けを認めることになる”ってね。確実なことを断り、自分に賭けたんだ。結果、それは正しかった」

新ラインナップで2017年夏、ライブ活動を再開したイーグルスは、今年さらに大規模な北米スタジアム・ツアーを開催した。秋にもアメリカ各地で公演を続けていく。

Ako Suzuki

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