『伊集院光と弁護士・岩田武司のもめごと解決大将軍』 (小学館文庫) [文庫]/編集:TBSラジオ「伊集院光日曜大将軍」

『伊集院光と弁護士・岩田武司のもめごと解決大将軍』 (小学館文庫) [文庫]/編集:TBSラジオ「伊集院光日曜大将軍」

《前編》今宵もどこかでカミングアウ
ト! 伊集院光の暴言事件簿

宇多田ヒカルもIZAMもぶった切り!

 現在、ラジオ業界を引っ張っているパーソナリティといえば伊集院光だろう。彼のラジオ番組は軒並み高聴取率を獲得し、コアなファンが非常に多いことで有名だ。しかも彼のファンのほとんどは男性であることも面白い。どうやら女性を全く想定してない番組作りを心がけていることが、偏ったファンを惹きつけているようだ。テレビでは優等生の伊集院も、ラジオでは言いたい放題。特に自分が気に入らないタレントや有名人に対しては、容赦ない批判や暴言を浴びせるのも彼のラジオの名物だ。

 例えば1999年のこと。伊集院はIZAMと吉川ひなのの結婚・離婚について番組で「ただのデカいオカマだろ!」などと揶揄したところ、「大して話もしてないのに、悪く言われた」とIZAMが激怒。のちに『おしゃれカンケイ』に出演した際、「嫌いなタレント」として伊集院の名をあげ、テレビ関係者は二人の共演を避けたという。
 だが伊集院はこの騒動を、自ら「IZAM事変」と呼び、その後共演を果たしているのも、ラジオパーソナリティとしての図太さというものだろう。

 また、男性タレントだけでなく、その矛先は女性タレントにも容赦なく向かう。2004年には、当時ニンテンドーDSのCMに出演していた宇多田ヒカルに対し、「何だ、このCM? 寸胴のさえない女が出てんなあ。グラビアアイドルにしちゃあだし、えっ、この声、もしかして宇多田ヒカル? パイ間も見せんだか見せないんだかみてえな」と爆発。
 他にもあげていけばキリがない伊集院の“タレント批判”。しかしリスナーの間では「批判されていちいち怒る方がアホ」などと、擁護する人がほとんどなのである。ただ番組関係者は毎回冷や汗を流しているだろうが…。

(文・編集部)

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