『BiliBili Macro Link 2018 × Anisong World Matsuri』

『BiliBili Macro Link 2018 × Anisong World Matsuri』

JAM Project、T.M.Revolutionら
出演の『Anisong World Matsuri』が
ロサンゼルスにて大団円

そして7月6日に『Anisong World Matsuri ~Japan Super Live~』を開催。May'n、酸欠少女さユり、Aimer梶浦由記の4組というこの日限りのラインナップを楽しみに、アニメ・アニソンファンが会場を埋め尽くした。

まずは、トップバッターを飾ったのはバンドとダンサー達とともに勢いよく舞台に登場したMay'n。“ロサンゼルス︕ 盛り上がっていくよ︕”と観客を煽り、一気に会場の一体感を高める。『マクロスF』のエンディング曲「ノーザンクロス」ではたくさんの青いペンライトが会場を照らし、舞台の上に投影された天体のような光とリンクをして、光の銀河を作り上げた。人気曲「Belief」などを挟み、最後の曲に「ダイアモンドクレバス」を披露。この歌が自身にとってとても大切な歌であり、この歌があったからこそ自分の人生が変えられたということ、そして国境を越えて歌うことができたことを観客に伝え感謝を述べた。
7月6日@『Anisong World Matsuri at Anime Expo 2018』(May'n)

7月6日@『Anisong World Matsuri at Anime Expo 2018』(May'n)

黒い前髪に隠れた瞳がかすかに見えるクールな表情で一気に空気を変えた酸欠少女さユり。裸足でギターをかき鳴らし、魂を揺らす歌声で冒頭の「平行線」から圧巻のスケール感と緊迫感を与えてみせた。2次元と3次元、そしてヴァーチャルとリアルを越境する“2.5次元パラレルシンガーソングライター”としての独特の在り方が注目を集める彼女は、アニメーション映像やリリック映像によっても楽曲の世界観を楽しませる。ステージ上にはさユり自身とキーボードしかいないにもかかわらず、絶妙なコラボレーションでアニメ『Fate/EXTRA Last Encore』と『乱歩奇譚 Game of Laplace』のエンディング曲を披露した。
7月6日@『Anisong World Matsuri at Anime Expo 2018』(酸欠少女さユリ)

7月6日@『Anisong World Matsuri at Anime Expo 2018』(酸欠少女さユリ)

次に、2015年以来再び『Anime Expo』に戻ってきたAimerが現れ、まばゆい白い光とスモークで作られた幻想的な空間の中、パワフルな歌声で「StarRingChild」と「Brave Shine」の2曲を披露。観客は楽曲ごとに変化するAimerの多彩な歌声に耳を傾けた。MCでは“音楽を通じてお互いの存在を確認できました。私は必ずここに戻ります。ありがとうございました︕”と語る一幕も。最後に披露したアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』の挿入歌「LAST STARDUST」では、大サビのロングトーンを会場中に響かせ、唯一無二の歌声でファンの心を揺さぶった。
7月6日@『Anisong World Matsuri at Anime Expo 2018』(Aimer)

7月6日@『Anisong World Matsuri at Anime Expo 2018』(Aimer)

そして最後に登場したのは、作曲家・作詞家であり、演奏家として圧倒的な存在感を放つ梶浦由記。5人のバンドと3人のゲストヴォーカリストを引き連れてステージに登場した。『ソードアート・オンライン』『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナルスケール-』『.hack//SIGN』『Fate/Zero』など名作のサウンドトラックをアレンジし、ミュージシャン達と完璧に息の合った素晴らしいパフォーマンスを披露した。荘厳で美しいコーラスからアップテンポで激しい梶浦サウンドの真骨頂に観客からは大きな歓声が沸いた。
7月6日@『Anisong World Matsuri at Anime Expo 2018』(梶浦由記)

7月6日@『Anisong World Matsuri at Anime Expo 2018』(梶浦由記)

さらに、スペシャルサプライズとして一夜限りのコラボレーション︕ Aimerが再び舞台に戻り、梶浦由記と一緒に「花の唄」を披露。比類なきアーティスト同士がリスペクトし合い、新たな感動が生まれた。その情熱的なナンバーに会場の盛り上がりが最高潮へと達し、鳴り止まない拍手の中この日のライブは幕を閉じた。

OKMusic編集部

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