《前編》2013年プロ野球ウラ流行語大
賞
今年の新語・流行語大賞は「今でしょ!」「おもてなし」「じぇじぇじぇ」「倍返し」と、4つも選ばれて豊作だった。ブッチNEWSでも今年のプロ野球を振り返って、ウラ流行語を4つ選んでみました。
「ドームラン」(桑田真澄)
今年の3月に行われたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)。第2ラウンドの日本対オランダ戦で、巨人の阿部がホームランを放ったあとに事件は起きた。その日の解説だった桑田真澄が、「東京ドームでのホームランの打ち方を知ってますね。ホームランというかドームランって言うんですよ」と発言。
ドームランとは、巨人が本拠地としている東京ドームが気圧差により屋根を膨らませているため打球が飛びやすく、非力な打者が軽く打ち上げた打球でもスタンドに入ってしまうため、ホームランではなく「ドームラン」と揶揄されてできた言葉だ。
他球団OBの発言ならともかく、巨人OBの桑田が東京ドームの暗黙の了解を破ってしまった。アマチュアを含めた野球選手の育成に前向きだったのに、この発言で巨人軍コーチへの道は遠のいたかもしれない。
ドームランとは、巨人が本拠地としている東京ドームが気圧差により屋根を膨らませているため打球が飛びやすく、非力な打者が軽く打ち上げた打球でもスタンドに入ってしまうため、ホームランではなく「ドームラン」と揶揄されてできた言葉だ。
他球団OBの発言ならともかく、巨人OBの桑田が東京ドームの暗黙の了解を破ってしまった。アマチュアを含めた野球選手の育成に前向きだったのに、この発言で巨人軍コーチへの道は遠のいたかもしれない。
「行けたら行け」(山本浩二)
こちらもWBCでの発言。日本対プエルトリコの試合で、3点を追う8回に走者一二塁で打者は4番の阿部慎之助(巨人)という大チャンス。阿部が2球目を見送ると、なぜか一塁走者の内川聖一(ソフトバンク)が盗塁。しかし二塁走者の井端弘和(当時中日)は走っていなかったので、内川は一二塁間で挟まれてアウトになった。
テレビで中継を見ていた野球ファンなら誰もが驚いた瞬間だった。この不可解かつ致命的なボーンヘッドのせいか、阿部は凡退して試合は敗退。内川はベンチで涙を流していたが、このときは誰もが内川を戦犯扱いしていた。
しかし、山本浩二監督が各走者に「行けたら行け」(※走れたら走れ)というサインを出していたことが試合後に明らかになった。この場面ではありえないサインだと野球ファンは憤慨。
このときの打者は4番の阿部だが調子が悪かった。阿部に託すなら「行くな」、機動力を使うなら「行け」が妥当だろう。しかも「行けたら行け」だと2人の走者が意思の疎通ができていないと難しく、かなりハイリスクだ。
その後も「井端のスタートが遅れた」と選手のせいにしたコメントも取りざたされて、山本監督は大バッシングされた。そんなわけでどうにも居心地の悪いまま、今年のWBCは3位に終わってしまったのだ。
テレビで中継を見ていた野球ファンなら誰もが驚いた瞬間だった。この不可解かつ致命的なボーンヘッドのせいか、阿部は凡退して試合は敗退。内川はベンチで涙を流していたが、このときは誰もが内川を戦犯扱いしていた。
しかし、山本浩二監督が各走者に「行けたら行け」(※走れたら走れ)というサインを出していたことが試合後に明らかになった。この場面ではありえないサインだと野球ファンは憤慨。
このときの打者は4番の阿部だが調子が悪かった。阿部に託すなら「行くな」、機動力を使うなら「行け」が妥当だろう。しかも「行けたら行け」だと2人の走者が意思の疎通ができていないと難しく、かなりハイリスクだ。
その後も「井端のスタートが遅れた」と選手のせいにしたコメントも取りざたされて、山本監督は大バッシングされた。そんなわけでどうにも居心地の悪いまま、今年のWBCは3位に終わってしまったのだ。
(文・編集部)
オススメDVD:『2013 WORLD BASEBALL CLASSIC (TM) 侍が見せた野球魂 -世界一奪回への誓い-』(DVD)(ワーナーミュージック・ジャパン)
オススメDVD:『2013 WORLD BASEBALL CLASSIC (TM) 侍が見せた野球魂 -世界一奪回への誓い-』(DVD)(ワーナーミュージック・ジャパン)
タグ
ブッチNEWS