L→R カイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、ユースケ、タカシ

L→R カイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、ユースケ、タカシ

【超特急 インタビュー】
“お洒落”も“ダサい”も着こなして
触れる者を惑わす魅惑の野心作

ニューシングル「Jesus」はテレビ朝日系土曜ナイトドラマ『ヒモメン』の主題歌。ハイブランドに身を包んで“ダメ男”の心情を表現するシュールなさまは、実に斬新で彼ららしい。主催フェスにイベント出演と、裾野を広げる超特急ワールドを象徴する一枚だ。

新曲の「Jesus」はドラマ『ヒモメン』の主題歌ということで、超特急にしてはなかなか珍しい世界観の曲ですよね。

タカシ
今までの超特急はみなさんの背中を押せるような前向きな曲が多かったですからね。だから、こういうドラマの内容に沿った歌詞が新鮮で! ただ、歌う時はそこまで意識せず、キャッチ―なサビは今まで通りに、それ以外の曲調が変化する部分はアプローチの仕方も変えて、面白いなと感じてもらえる飽きない曲を目指しました。
タクヤ
世界観が激しく変化するから初めは“何だこれは!?”っていう印象だったんですけど、タカシの歌が入ったところで超特急らしさが出ましたね。
ユーキ
ダンスもAメロBメロや間奏はカッコ良いのに、サビになったら一気にかわいくなるんですよ。そのギャップが癖になるんじゃないかな。
タカシ
指を胸から下に下げるジーザスポーズに、頭の上に上げるビーナスポーズとかね。8号車(ファンの呼称)が一緒に踊れる部分も多いと思う。

そのかわいさはMVでもばっちり炸裂していましたよ。

リョウガ
今回のMVは“ネオクール”というテーマで、僕たち自身がミュージアムの展示品になってるんです。世界観が独特すぎて、これってダサいけどカッコ良いのか? いや、ダサい…いや、かわいいのか?…って観る人を惑わせてる(笑)。
ユースケ
ダサいかなぁ? リョウガがキャンディの袋被ってるのもカッコ良く見えちゃったし、最近の超特急はダサさが薄れてる気がする。そういう意味では進化したなぁって。
カイ
いや、普通ならダサいことも超特急がやると馴染んじゃうんだよ(笑)。もう、いろいろやりすぎちゃって、僕らが“ダサい”を着こなしてるんだろうね。見た目から奇をてらうんじゃなく、今回みたいにハイブランドを着てやることで、よりダサさがリアルになるというか。

ハイブランドもダサさも同じく着こなせるところが、まさしく超特急ならではですよね。ところで今作のモチーフにもなっている“ヒモメン”ですが、メンバーの中で一番似合いそうなのは誰でしょう?

リョウガ
そりゃあユーキですよ!
タカシ
うん。末っ子だからか甘え上手なんです。いろんな方へのアプローチが上手くて、素質はあるなって。
ユーキ
それは自分でも感じてる! ただ、“ヒモメン=外に出ない”イメージだからリョウガだと思ったんだけど…。
カイ
いや、リョウガは一番遠い。物欲がないから人にねだらないし。僕はユースケかな? 甘えるのが上手いから。
ユースケ
いやいや! 僕はタクヤ。なんか似合いそう。こう見えて時々甘えてくるし。
タクヤ
確かに僕も自分だなぁ。経験として一度はなってみたいっていうのもある(笑)。

意見が分かれましたが、ある意味“ヒモメン”って一種の才能じゃありません?

カイ
損得抜きにしてカッコ良いとか、魅力があるってことですもんね。『ヒモメン』の原作でもヒロインは普通の真面目な看護師なのに頑張って彼氏の生活を支えてたりするし。
ユーキ
真面目な人ほどはまっちゃうんだよ。今回の「Jesus」も真面目な人ほど超特急にはまる一枚になってるはず!

なるほど。カップリングもお洒落な曲とダサい曲との振り幅が広くて、今後への意欲を感じさせますもんね。

タカシ
そうですね。「up tp you」はソカを取り入れた明るい楽曲で、何気ない日常が実は素敵なことなんだよっていうメッセージを込めました。ファルセットを多用した「Fashion」は前シングル「a kind of love」の「Feel the light」と似た世界観で、また新たな自分や超特急の観せ方を探していきたいなと。
タクヤ
「Fashion」は最初に聴いた時に洋楽かと思った。個人的には女性シンガーとタカシでコラボしてほしい!
カイ
上手いことやったらすごい武器になるよね。対照的に「超越マイウェイ」はディスコ調でダサい。
リョウガ
振り付けも“どれだけダサくなるんだ?”って怖くなるじゃないですか。これが超カッコ良くなる予定です!

期待してます! そして、8月8日と9日に開催される主催フェス『“超”超フェス』のために作られた、バンド曲「SAIKOU KOUSHIN」は6人で作詞されたとか。

ユーキ
はい。ライヴ、そして誰かを迎えてやる…要するに“対バン”をテーマにパートを割り振って、6人それぞれに好きなことを書いたものを最後に組み合わせました。
ユースケ
僕は頭サビを担当したんですけど、ライヴがテーマだったので観る人の目線になって考えて。サビ頭は“あ”行の音から始めるといいって前に聞いたことがあったから、歌い出しは《頭を上下に振って》にしたんです。
タクヤ
Aメロは僕の担当で、“現在と過去”をテーマにしました。何を考えて作ったのかは聴いた人に考えてほしいですね。
リョウガ
タイトルも最初は“最高更新”の意味だけだったのが、ラスサビを書いてる途中で“さぁ行こう 行進”でもいけることに気付いてダブルミーニングにしました!

行進をして、超特急としての最高も更新しようということですね。肝心の『“超”超フェス』も対バンのラインナップがあまりにも幅広くて驚きました。

ユーキ
“そこに行った!?”って感じですよね。ジャンルも世代もバラバラな分、超特急を知らない人も大勢来るだろうから、とにかく爪痕を残したい。“なんかあいつら全力だったな”“面白かったな”“ダサかったな”…って何でもいいから。
ユースケ
この夏は『“超”超フェス』以外にもたくさんのイベントに出演するので、年末のアリーナツアーに向けてアピールしたいですね。さいたまスーパーアリーナは史上最大規模の会場なので、超特急の名をもっと広げられるように頑張ります!

取材:清水素子

シングル「Jesus」2018年8月8日発売 SDR
    • ZXRC-1156
    • ¥1,200(税込)

ライヴ情報

『HMV presents BULLET TRAIN 6th Anniversary Special 「“超”超フェス」』
8/08(水) 東京・東京国際フォーラム ホールA
スペシャルアクト:コロッケ、PUFFY、DAIGO
8/09(木) 東京・東京国際フォーラム ホールA
スペシャルアクト:FLYING KIDS、ベリーグッドマン、DJ和

『EBiDAN THE LIVE 2018』
8/28(火) 東京・東京国際フォーラム ホールA
8/29(水) 東京・東京国際フォーラム ホールA

『BULLET TRAIN Arena Tour 2018 GOLDEN EPOCH』
12/07(金) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ
12/26(水) 大阪・大阪城ホール
12/27(木) 大阪・大阪城ホール

超特急 プロフィール

チョウトッキュウ:2011年12月25日に結成、翌12年6月10日にシングル「TRAIN」でCDデビュー。今話題のメインダンサー&バックヴォーカルグループ。2011年12月25日結成。12年6月にシングル「TRAIN」でインディーズデビュー。17年4月26日にリリースしたCDデビュー5周年記念シングル「超ネバギバDANCE」は初のオリコンウィークリーチャート1位、ビルボードチャートHOT100総合1位を獲得! 18年12月には念願のさいたまスーパーアリーナでのワンマンライヴを成功させ、19年12月〜20年1月にはグループ史上最大規模のアリーナツアーを、20年12月にはグループ史上最大スケールのオンラインライヴを、そして21年6月には神奈川・ぴあアリーナMMにて3日間にわたる有観客ライヴを成功させた。22年 結成10年を迎え、約3年振りとなる全国ホールツアー 『BULLET TRAIN 10th Anniversary Tour 2022 Progress』を決行。そして、同ツアー初日の4月23日に、8号車と一緒に想像を超えた未来へ行くため、新メンバーオーディション『超特急募』を開催することをLiveのMCにて発表し、同年8月8日の「8号車の日」に追加の新メンバー4名を発表し、9名の新体制となる。“君との笑顔が終着駅”、さらなる進化を遂げた彼らがどんな11年目の未来を進んでいくのか目が離せない!超特急 オフィシャルHP

L→R カイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、ユースケ、タカシ
カイ
リョウガ
タクヤ
ユーキ
ユースケ
タカシ
シングル「Jesus」

「Jesus」MV

OKMusic編集部

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