テレビでディズニーランドについて説明するウォルト(1954) ©︎Disney

テレビでディズニーランドについて説明するウォルト(1954) ©︎Disney

【海外ディズニー】ウォルトが暮らし
た消防署の2階も見られる!「ウォー
ク・イン・ウォルトのディズニーラン
ド・フットステップス」

カリフォルニア ディズニーランド・リゾートのディズニーランド・パークで開催されているガイドツアー「ウォーク・イン・ウォルトのディズニーランド・フットステップス」をご紹介します。

カリフォルニア ディズニーランド・リゾートのディズニーランド・パークで開催されているガイドツアー「ウォーク・イン・ウォルトのディズニーランド・フットステップス」("Walk in Walt's Disneyland Footsteps" Guided Tour)をご紹介します。
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毎日開催のガイドツアーカリフォルニアのディズニーランドは世界で唯一ウォルト・ディズニー自身が作ったディズニーパーク。
“本家”とも呼ばれるディズニーランドでは、1955年7月17日のオープンから60年以上の年月がたった今でもウォルトの足跡が残されています。
ディズニーランド・パークでウォルトの思いをたどるガイドツアー「ウォーク・イン・ウォルトのディズニーランド・フットステップス」が開催されています。
受付はパークに入ってすぐ、メインストリートUSAのタウンスクエア、ゲストリレーションズの横。
名前の書かれたバッジと、ガイドさんの声を聞くレシーバー&イヤホンを受け取ってツアースタートです。
ウォルトの肉声と共に回るディズニーランドメインストリートUSAを出発して、眠れる森の美女の城、ファンタジーランド、フロンティアランド、トゥモローランドなど、ディズニーランド内の様々な場所を歩いていくツアー。
ウォルトがどのような想いでディズニーランドを作ったのか、ガイドさんが様々な歴史やエピソードを教えてくれます。
ツアーの内容は案内するキャストやその日によって変わりますが、このツアーのポイントはウォルトの肉声が聞けるということです。
例えば、メインストリートUUSAでは1955年7月17日のディズニーランド開園スピーチの音声を聞けました。
「Disneyland is your land.」という有名なスピーチです。
To all who come to this happy place, welcome. Disneyland is your land. Here, age relives fond memories of the past. And here, youth may savor the challenge and promise of the future. Disneyland is dedicated to the ideals, the dreams and the hard facts that have created America, with the hope that it will be a source of joy and inspiration to all the world.1955年7月17日ウォルト・ディズニーによるディズニーランド開園宣言
他にも各テーマランドの紹介などウォルトが実際にスピーチやテレビで発した言葉をそのまま現地で聞くことができます。
眠れる森の美女の城の前では、ガイドのマイケルさんがファンタジーランドのオープニングセレモニーの様子を再現してくれました。
ウォルトが愛したものたちメインストリートUSA、ファンタジーランド、フロンティアランドと、ディズニーランド・パークのテーマランドを順番に回っていくガイドツアー。
ニューオーリンズ・スクエアでは、ウォルトが愛したニューオーリンズの町並みや、東京ディズニーランドにもある「蒸気船マークトゥエイン号」に関するエピソードを解説してくれました。
さらにはロイヤルストリートの中にある、VIP限定の「クラブ33」の入り口も案内。
そして、2017年にスター・ウォーズエリア開発に伴うリニューアルを行ったディズニーランド鉄道に乗車。
ディズニーランドの初期構想の段階から欠かせなかった鉄道を体験します。
消防署の2階に入れる!
ディズニーランドが生み出したものディズニーランド鉄道に乗ってやってきたのはトゥモローランド。
トゥモローランドとディズニーランド・ホテル前のダウンタウン・ディズニーを結ぶのは、ディズニーランド・モノレール。
西半球で初めて交通手段としてのモノレールとして1959年に開業しました。
このように、ディズニーランドには最新の技術があちこちに導入されています。
ウォルトの最新技術や未来への思いをディズニーランドのあちこちで感じることができます。
アトラクションも体験ディズニーランドでのアトラクション体験を大きく変えることになった技術「オーディオアニマトロニクス」。
ロボットがサウンドトラックと連動して作動するシステムは、動物や人間がまるで生きているように、どの回でも同じショーをみせてくれます。
この日は、ちょうど55周年アニバーサリーだった「魅惑のチキルーム」を体験しました。
「魅惑のチキルーム」はオーディオアニマトロニクスが初めて導入されたアトラクションです。
200体もの鳥や花が歌います。
このオーディオアニマトロニクスは鳥から人間へと進化し、「リンカーン大統領との偉大なひと時」がオープンしました。
これは、1964年に開催されたニューヨーク世界博覧会のパビリオンとしてディズニーが手がけたもの。
ニューヨーク世界博覧会では「イッツ・ア・スモールワールド」なども登場し、閉幕後にディズニーランドに移設されました。
この博覧会で東海岸のディズニーアトラクションへの反応を見たウォルトは、新たなパークの建設を決めます。
それがEPCOT計画。
EPCOTとは、実験的未来都市(Experimental Prototype Community of Tomorrow)の頭文字を取ったもの。
ウォルトはテーマパークだけではなく、都市を作ろうとしました。
完成より先に寿命がきてしまいこの夢は叶いませんでしたが、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートには「EPCOT Center」というテーマパークが建設されました。
ウォルトが愛した名曲「2ペンスを鳩に」(メリー・ポピンズ)を聞きながら、ウォルト最後の夢についての話を聞き、ディズニーランド・パークを巡るツアーは終了。
4時間ものツアー中にはジョリーホリデーベーカリーカフェでの食事も。
いくつかのメニューの中から選んで食べることができます。
ウォルトのアパートに感激!そして、ツアーのハイライトは、普段ゲストが見ることができない、貴重な部屋への入場体験。
今回は「消防署の2階」に入ることができました(日によって別の場所を案内されることがあります)。
ディズニーランド建設時、パークになるべく多い時間滞在して指揮するため、ウォルトはパーク内に自らが住む部屋を作りました。
それがタウンスクエアにある消防署の2階の部屋。
当時の状態が保存されている部屋は、ウォルトの妻リリアンが好きなローズレッドを基調としたデザイン。
2人がそれぞれ寝たソファーベッドやキッチン、当時最新式のシャワールームなど、ウォルトがこだわった部屋を自分の目で見られます。
窓際の机には、ランプが1つ置かれています。
ゲストは普段この部屋に入ることはできませんがこのランプだけは窓越しに見られます。
ランプは24時間常に明かりが灯っていて、ウォルトの死後も彼がディズニーランドにやって来たゲストを見守り続けているという意味が込められています。
ウォルトが見守っているタウンスクエアの景色を同じ場所から見ることができる、感動的な体験でした。
取材協力:ディズニー・ディスティネーション・インターナショナル
As to Disney artwork, logos and properties:(c)Disney

アーティスト

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