スポーツ番組にタレント司会者は必要
か?
タレントと選手の距離が近すぎる
テレビ各局のニュース番組のスポーツコーナーに、お笑い芸人やアイドルがこぞって出演している。
日テレ『Going!Sports&News』にくりぃむしちゅーの上田晋也、TBS『S☆1』に爆笑問題の田中、フジテレビ『すぽると!』にTOKIOの国分太一、日テレの『NFL倶楽部』にオードリー、テレ朝『やべっちFC』にナイナイの矢部浩之……。さらに芸能界の大御所たちも、例えば明石家さんまはサッカーの大きな大会になると必ずテレビ出演するし、オリンピックになると現地に出向き、すべての競技を上から目線で説明する。
果たしてテレビの視聴者は本当にタレントの解説を必要としているのだろうか。競馬番組はスポーツではなくジャンルでいうとギャンブルだが、フジ、テレ東では女性アイドルの起用が目立つ。制作サイドも人選には気を配っているはずだし、解説するタレントも担当するスポーツを勉強しているはずだ。ただ最近の番組づくりはあまりにもバラエティ色が強過ぎるように思うのだ。タレントと選手との距離感も近過ぎるし、馴れ馴れし過ぎるとの指摘も多い。
2007年3月までテレ東で放映されていた『スポーツ魂』の土日はメイン司会者が伊集院光だった。彼は選手をリスペクトしていて、非常に観ていて心地いい番組だった。それが『メガスポ!』に変わり眞鍋かをりがメイン司会になり、フジテレビの亜流的な番組になっていった…。
最近の野球選手やサッカー選手のなかには芸人にイジられてナンボ、といった選手たちも増えてきたし、テレビ慣れしている選手が多いのも事実だ。そのスポーツを普及させるという役割も大事だろう。しかし真面目なスポーツ番組があってこそ、バラエティ的なスポーツ番組が引き立つはず。
最近のスポーツ選手でさえも引退後は後進の指導や育成よりもテレビ番組のバラエティに進出していき、いかに業界で生き残るかを現役時代から考えているような気がする…。
(文・編集部)
オススメDVD:『上田ちゃんネル Vol.1』[DVD]Aniplex Inc.(SME)(D)/出演:上田晋也
日テレ『Going!Sports&News』にくりぃむしちゅーの上田晋也、TBS『S☆1』に爆笑問題の田中、フジテレビ『すぽると!』にTOKIOの国分太一、日テレの『NFL倶楽部』にオードリー、テレ朝『やべっちFC』にナイナイの矢部浩之……。さらに芸能界の大御所たちも、例えば明石家さんまはサッカーの大きな大会になると必ずテレビ出演するし、オリンピックになると現地に出向き、すべての競技を上から目線で説明する。
果たしてテレビの視聴者は本当にタレントの解説を必要としているのだろうか。競馬番組はスポーツではなくジャンルでいうとギャンブルだが、フジ、テレ東では女性アイドルの起用が目立つ。制作サイドも人選には気を配っているはずだし、解説するタレントも担当するスポーツを勉強しているはずだ。ただ最近の番組づくりはあまりにもバラエティ色が強過ぎるように思うのだ。タレントと選手との距離感も近過ぎるし、馴れ馴れし過ぎるとの指摘も多い。
2007年3月までテレ東で放映されていた『スポーツ魂』の土日はメイン司会者が伊集院光だった。彼は選手をリスペクトしていて、非常に観ていて心地いい番組だった。それが『メガスポ!』に変わり眞鍋かをりがメイン司会になり、フジテレビの亜流的な番組になっていった…。
最近の野球選手やサッカー選手のなかには芸人にイジられてナンボ、といった選手たちも増えてきたし、テレビ慣れしている選手が多いのも事実だ。そのスポーツを普及させるという役割も大事だろう。しかし真面目なスポーツ番組があってこそ、バラエティ的なスポーツ番組が引き立つはず。
最近のスポーツ選手でさえも引退後は後進の指導や育成よりもテレビ番組のバラエティに進出していき、いかに業界で生き残るかを現役時代から考えているような気がする…。
(文・編集部)
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