道重さゆみ写真集『 Blue Rose 』(ワニブックス)/写真:西田幸樹

道重さゆみ写真集『 Blue Rose 』(ワニブックス)/写真:西田幸樹

2014年も道重さゆみがかわいすぎて胸
が苦しい

どうしてそんなにかわいいのか

 モーニング娘。'14の快進撃が止まらない。新曲発表がニュース番組で流れるくらいに、かつての人気を取り戻した。それだけではない。AKB48の複雑化に置いてけぼりをくらったファン、ももクロの悪趣味な演出にヘドが出たファンが、次々とモー娘。に流れてきてるという。少し前なら考えられない光景である。
 11月28日には日本武道館にて単独コンサートも成功させた。黄金期以降のモー娘。の武道館公演といえば、誰かしら卒業しないと実現できないものであった。リーダー道重さゆみが、MCの発言で「先輩も同期もいないこのツアー。これが…」と少し間を置いただけで、「道重が卒業しちゃう!」と会場が騒然。そのくらいに、ヲタたちは卒業アレルギーになってるのだ。道重好きの10期メンバー・佐藤優樹もこれには勘違いしたらしく、公演終了後にフラッシュバックして、道重に会うなり泣き崩れてしまった。

 どうして道重はここまで愛されるようになったのか。「ぶりっ子」で「黒髪少女」…、ここまでなら嗣永桃子と同じだ。ただ道重の場合だと、ももちのようなウザい要素が見当たらないのだ! 道重はただひたすらかわいい。これは無条件に認めざるをえないところだろう。例えば(ちょいブスの)ももちが「私、かわいい!」と言えば菊池亜美辺りのガヤに「あんた死ねよ!」と突っ込まれるのがオチだが、それが道重にかかると「…うん、たしかにそうかもしれない」と納得せざるをえないのが現状だ。道重のかわいいキャラは、本当にかわいいから参ってしまう。

いま僕らが道重にできること

 だがそれらは所詮、容姿の問題にすぎない。道重には、大事なポイントが一つ残っている。それは「もしかしたら処女かもしれない」疑惑である。かつてのモー娘。は男関係の噂が絶えなかった。高橋愛なんて、あべこうじとゴールインする始末ではないか! その度にファンは悲しみ、自分達の置かれた状況に呆然とした。だけど道重は大丈夫。ドラマで平岡祐太とのキスシーンがあったのだが、「ファンが悲しむからできません!」とキッパリ断ったというのだ。道重が無償の愛をファンに向けて捧げることを証明した、アイドル界におけるエポックメーキングな出来事である。道重は大丈夫。
 しかし道重という存在から放たれる光が強ければ強いほど、濃厚な影を落とす。有名な話だが、握手会の後にあるオタクが「俺、さゆのこと好きすぎてどうしたらいいかわかんねえ」と、吉野家で叫んでたらしいのだ。牛丼に涙を落としながら…。「美」はときに人を狂わせる。これで道重の卒業となると、多くの人達は絶望の域に達すること間違いなしだ。ごく少数派だが、来たるバッドエンディングに備えて、モー娘。からスマイレージに乗り換えたという(倒錯した)ファンもいるくらい。
 そうはいっても道重だ。ああ見えて考え込みやすいタイプだし、デブやバカや秀才といったバラバラのメンバーを統率するのは、精神的にもキツすぎる。これからは敬意を込めて、「道重さん」と呼ぶべきだ。間違っても、「タモさん」と同じノリで「シゲさん」と呼んではいけない。最低限の距離感は必要であり、無駄なすり寄りは、「道重さん」にとって重荷になることを肝に銘じて頂きたい。2014年も我らが「道重さん」についていき、モーニング娘。'14を応援していきまっしょい! どすん!(古い)

(文・編集部)

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