井上貴子、デビュー30周年記念イベント開催に回想「気がついたら30年たっていた」

井上貴子、デビュー30周年記念イベント開催に回想「気がついたら30年たっていた」

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 女子プロレスラーの井上貴子が、自身のデビュー30周年を記念したイベントを行うことを発表、その記者会見が7月10日に東京・台場にて行われた。この日は、現在井上が所属する女子プロレス団体LLPW-Xの代表である神取忍も出席した。

ずっと応援してくれるファンへ、周年記念としては最後のイベント 『己を磨く!女は輝く!』と名打ち行われるこのイベントは、井上のプロデビュー30周年を機縁として新たなプロレスの形に挑戦し、新たなファン獲得を目標として開催、10月2日に東京ドームシティホールにて行われる。井上と井上京子、堀田祐美子、神取忍のグループと、中森華子、雪妃真矢、安納サオリ、希月あおいのグループによる8人タッグマッチが行われることが、現在第一弾として発表された。
 現在発表されている対戦カードについて井上は「いろいろ考えたけど、30年を迎えたこの先、31年、32年とプロレスをやっていくのは成り行きだけど、その中で楽しくプロレスをずっと好きでやっていけるカードとしては、自分の好きなものだけを集めて組んでみたいと思ったカードがこれでした」と、メインとなるイベントの内容を決定付けた理由を明かしながら「この30周年の大会が、周年としては本当に最後になるかと思うので、ずっと応援してくれているファンの方や、普段から応援してくれているファンの方に、感謝の気持ちを込めて一生懸命頑張りたいと思います」とイベントに向けての思いを語る。
 また今後、様々な対戦カードやその他のイベントは新たな発表で明らかになる予定。神取は「LLPW−Xとしては"いろんなものとクロスしていく"、時代と共に「昔はプロレスだけだったんだよね」という時代ではなく、いろんな違うところとクロスしながら、プロレスの魅力をもっと発信していければと思っています」とコメント、これまで行ってきたミュージシャンたちとのコラボなど、様々な可能性を検討していることを明かした。

プロレスと共に歩むその先を思う
 「今は時代に伴って、どんな世界でも自分がやりたいと思うことが叶う。私たちのときは、プロレスラーになりたいと思っても、すぐになれる世界ではありませんでした。私の場合は4年掛けてやっとプロレスラーになったし、それくらい厳しくて憧れだけでは通用しないと感じました」と女子プロレスの"今"を見つめる井上。
 一方で「全日本女子プロレスに入り、2日目にやめようと思った」とプロレスの門を叩いたときのことを回想、そこからは何度もやめることを考えながら、自身の憧れだった立野記代選手からの励ましなどに支えられ「気がついたら30年たっているということになっていまして」とこれまで歩んできた道のりを振り返る。
 さらに女子プロレスという世界で、アイドル的な存在として永く存在していることに関しては、デビューから3年過ぎたころに、プロレスだけでなく写真集やビデオ、CDをリリースするという経験をしたことを回想し「(そんなときに)"人前に出るときはこうじゃないといけない"というお手本を沢山見せていただいたし、こうじゃなきゃいけない、ああじゃなきゃいけないという沢山の声も頂いたし、家から一歩外に出たときには、そういう仕事をしている人なんだよ、ということを自覚しなさいと言われていたので、そのおかげでこんなポジションを築いてこられたかと思います」と自身の人生に大きな影響を受けてきた道のりを振り返る。
 そして「間もなく衰えも隠せなくなってくるでしょうし、そうなったときには、さっさと退きます」とコメント、笑いを誘いながらも潔のよさを見せつつ「個人個人もそうだけど、LLPW-Xの中で若手というか、それがプロレスラーなのか、格闘家なのかはわからないけど、新しい芽は欲しい。それを育てていかなければとも思うし、その立場になっていかなければと思っています」と次のステップに向けての意欲的な思いを明かしていた。(Text:桂伸也)

イベント詳細
井上貴子デビュー30周年記念イベント『己を磨く!女は輝く』
2018年10月2日 19:00〜 @東京ドームシティホール
対戦カード:第一弾発表
井上貴子、井上京子、堀田祐美子、神取忍 vs 中森華子、雪妃真矢、安納サオリ、希月あおい
 
チケット:7月21日(土)よりローソンチケットにて発売開始
主催:株式会社エルエルピーダブリューエックス
後援:株式会社報知新聞
協力:有限会社ディーケートラックス

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