ヒトリエ主催ツーマン企画『nexUs T
OUR 2018』、andropとの梅田クアトロ
公演よりスタート 中国ツアーも発表

ヒトリエが主催するツーマン企画イベント『nexUs TOUR 2018』が、7月8日大阪・梅田クラブクアトロで幕を開けた。
『nexUs』は、メンバー4人各々が縁のあるアーティストを迎えながら、イベントの発案・企画までを担う2マン形式のイベントで、これまで4回開催。メンバーごとの個性が光る組み合わせが話題を呼んできたこの企画を、今回は全国8か所を巡るツアー形式で開催する。ツアー初日となった7月8日の梅田クラブクアトロは、ベースのイガラシがキュレーターとなり、andropを対バンに迎え行われた。
androp
定刻を過ぎ、最初に登場したのはandrop。ベースのフレーズが印象的な「Boohoo」でライブがスタート。卓越したバンドアンサンブルで「Joker」まで一気に駆け抜けると、「ヒトリエのツアー初日にようこそ!呼んでくれてありがとう!最高な状態にしてヒトリエにバトンタッチしようと思うので、最後までよろしくお願いします」とボーカルの内澤が呼びかけて温かいムードを作ると、「Glider」「You」「Lit」とアッパーな楽曲で一気に熱量を上げていく。
androp

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「ワンマンライブでもやらない様な速い曲を、ヒトリエ仕様で(セットリストとして)考えて来ました。」と話した後、ベースの前田が「僕とイガラシくんが友達で。」と、バンド間の縁を語り、初めて会った日に終電がなくなって車で送ったエピソードを披露すると会場から思わず笑いが起こる。「Traveler」「Tonbi」の後、「感謝の気持ちを表して歌で返します。夏だけど名曲です。」と話し、ヒトリエの「フユノ」をサプライズで披露。これにはオーディエンスから自然とハンドクラップが生まれ、会場はまた温かい空気に包まれた。
androp

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「Run」「Sunny day」そして、「大好きなヒトリエに、大阪の声を聞かせてあげてください」と呼びかけた「One」では一際大きな歌声と歓声が会場から起こった。「ラスト!一緒に声出せる?」と呼びかけて「Yeah! Yeah! Yeah!」で締めくくり、全13曲を演奏してステージを後にした。
ヒトリエ
そして、andropからのバトンを受け取って登場したヒトリエ。幻想的なSEが流れる中ボーカルwowakaが「nexUs TOUR 2018初日、梅田クラブクアトロ。みなさん準備は出来てますか?」という一言から、ギターを持たずにハンドマイクのまま歌う「イヴステッパー」でライブをスタート。「るらるら」で一気にトップギアまで加速して「まだまだ熱くして行こう!」とオーディエンスを煽っていく。
「Namid[A]me」「らんらんと泣いて」「極夜灯」とバリエーションに富んだセットリストを序盤から展開し、andropのカバーへのお返しとばかりに「フユノ」をしっとりと聞かせた。
ヒトリエ
ヒトリエ
「初日無事開催出来ました。来てくれてありがとう。今日はイガラシ企画の日です。」とwowakaが促すと、ベースのイガラシは、「andropのフユノが聞けると思ってなかったんでビックリした。でも、これは私の手柄です!」とandropへの感謝とキュレーターとしての自負を語った。「僕らも彼らの粋な心意気に応えるべく、今日をやり切りたいと思ってます。後半戦、準備はいいですか?」と話すと、「アンノウン・マザーグース」「シャッタードール」「後天症のバックビート」とノンストップで高速ナンバーを重ねていく。ライブでお馴染みとなったベースソロから始まる「踊るマネキン、唄う阿呆」では、この日一番の熱量が巻き起こった。
ヒトリエ
ヒトリエ​
ヒトリエ
光が降り注ぐような照明が印象的な「リトルクライベイビー」で本編ラストを終え、アンコールでは、「andropのことは、ヒトリエがバンドを組むくらいの時期から音源を聞いて刺激をもらってました。
そんな時期にいろんな刺激をもらいながら、ヒトリエとして初めて作った曲をやって今日を終わります」と話し、「カラノワレモノ」でツアー初日を締めくくった。
今後も、a flood of circlego!go!vanillasTHE ORAL CIGARETTESバズマザーズビレッジマンズストアFIVE NEW OLDフレデリックが共演する『nexUs TOUR 2018』。キュレーションするメンバーが場内BGMやSE、セットリストを決めるなど、対バン以外にも見逃すことのできないツアーとなっているためぜひとも各会場に足を運んでほしい。
ヒトリエ
また、ヒトリエは7月11日に「アンノウン・マザーグース 2018.3.25 LIVE at EX THEATER ROPPONGI」を配信&ストリーミングでリリースする事も決定した。昨年末リリースしたミニアルバム「ai/SOlate」を引っ提げて開催したツアー『ヒトリエUNKNOWN-TOUR 2018“Loveless”』でツアーを通じて披露されるたびに、サビでのシンガロングの声が大きくなった「アンノウン・マザーグース」は、ヒトリエの新たな代表曲の1つとなった楽曲。たたみかける様なボーカル、ドラム、ベース、ギターの濃密なリズムセクションから一変、サビでは昨今のクラブサウンドとも共鳴する緩急の効いたハイブリッドなこの曲が、ツアーファイナルとなったEXシアターでの空気感そのままにエモーショナルに音源化されている。7月11日より各配信サイトおよびサブスクリプションサービスをチェックしよう。
ヒトリエ
さらに、10月4日から7日に中国にて海外ツアー『HITORI-ESCAPE in CHINA "RED HOT POT TOUR"』の開催も決定した。台北、上海で4月に行った初の海外公演に続く初の中国ツアーとなるこのツアー。チケット詳細はヒトリエオフィシャルサイトで確認してほしい。

撮影=西槇太一
未掲載カット含むその他ライブ写真は【 コチラ 】

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