【座談会】Tetsu (D’ERLANGER)、DU
CK LEE+TUSK (THE SLUT BANKS)、SH
OWY (Justy-Nasty)、「ZI:KILLもCRA
ZEも解禁!?」

イベント<The Time Machine Never Destroyed 2018>が8月、東名阪ツアーというカタチで開催される。出演はD’ERLANGERとJusty-Nastyに加え、THE SLUT BANKSの3バンド、参加バンド数も公演数も規模を拡大した。
<The Time Machine Never Destroyed>はD’ERLANGERとJusty-Nastyによって2016年に旗揚げされたツーマンイベントだ。初開催となった2016年は京都FANJおよび渋谷duo MUSIC EXCHANGEといった関西と関東2公演で行われたが、2017年は会場をスケールアップしてTSUTAYA O-EASTにて開催。そして2018年は大阪BananaHall、TSUTAYA O-EAST、名古屋ReNY limitedの3公演にTHE SLUT BANKSを迎えて行われる。

東名阪ツアーを間近に控えた某日、都内某所にD’ERLANGERのTetsu、THE SLUT BANKSのDUCK LEEとTUSK、Justy-NastyのSHOWYが直前ミーティングを行った。気心の知れた4者の会話は、約30年前に遡る出会いから始まり、なぜこの3バンドが集結したのか、個々のバンドの近況などなどが赤裸々に明かされていく。そしてそのトークのメインテーマは“当日のセッション演奏曲”だ。TETSU司会進行による『セッションナンバー決定 公開会議』はお酒も進んでパワフルでスリリング。その一部始終をお届けしたい。果たして、CRAZEやZI:KILLは本当に解禁されるのか……それはライヴ当日のお楽しみ。チケット一般発売は本日7月7日より。

   ◆   ◆   ◆

■当然の成り行きというか
■入り乱れて楽しもうぜ!みたいな

Tetsu:まず今回のテーマの前に、トリビュートアルバム『D’ERLANGER TRIBUTE ALBUM 〜Stairway to Heaven〜』に参加していただきましてありがとうございました。戸城(DUCK LEE)さんは先輩ですけど、THE SLUT BANKS、Justy-Nastyという同期と言ってもいいバンドにトリビュートしていただけて光栄です。これをきっかけに今回、<The Time Machine Never Destroyed>というイベントが規模を拡大できることも非常に嬉しく思ってます。

TUSK:一昨年からJusty-Nastyと開催してるイベントなんですよね。

DUCK LEE:今年3年目ってことだ。

Tetsu:そう。すでにトゥーサマーほど。いよいよTHE SLUT BANKSにも出演いただいて、新風を吹かせてもらいたいと。というわけで、このイベント出演者の最年長でもあり、キャリアも一番ベテランの戸城さんからカワイイ後輩達をご紹介いただければ。
▲LtoR:TUSK [THE SLUT BANKS]、Tetsu [D’ERLANGER]、DUCK LEE [THE SLUT BANKS]、SHOWY [Justy-Nasty]

DUCK LEE:Justy-Nastyとは30年くらい前、一緒に演ったことがあるんだよ。まだ、ZIGGYの1回目か2回目のツアーの頃じゃないかな。

SHOWY:ZIGGYが2回目のツアーで大阪に来たときですね。Justy-Nastyはデビュー前で、俺はまだ10代だったから30年以上前だと思う。当時ZIGGYとJusty-Nastyは結構いろんなイベントで一緒になってたよね。

DUCK LEE:衝撃的だったよ、Justy-Nasty。俺たちもたいがいヘタだったけど、もっとヘタだったからね。“なんだこれ!?”みたいな(笑)。そのとき出たのは、ZIGGY、Justy-Nasty、ROSY PUSSYZだったかな。

Tetsu:グラマラスでナンボの時代ですね。

DUCK LEE:そうそう、カッコつけてナンボの時代。

Tetsu:ということは、この3バンドでは戸城さんとJusty-Nastyの付き合いが一番古いのかな。俺が京都スポーツバレーで戸城さんに出会った時(1980年代後半に京都スポーツバレーで行われたロックイベント。XやZIGGY、D’ERLANGER、MEPHISTOPHELESなどが出演。当時TetsuはMEPHISTOPHELESのドラマーだった)よりも前?

DUCK LEE:あー、前かな……わからないな……もうその辺の記憶があいまい(笑)。

TUSK:俺の中では今、このテーブルが雑誌『STREET FIGHTING MEN』(ロッキンf別冊/MZA有明にてイベントも開催)になってきたもん(笑)。

DUCK LEE:MZA有明でやった『STREET FIGHTING MEN』のイベントも出た?

TUSK:ZIGGY、D’ERLANGER、Justy-Nastyの3バンドは出たのを観たと思いますよ。

Tetsu:TUSKだけ世代が若いような言い方だけど、そんなに変わらないでしょ(笑)。以降、Justy-NastyはTHE SLUT BANKSとも対バンしてるの?

TUSK:一昨年、神戸で対バンしてますね(<Bayside Rock’n Roll Justy-Nasty × THE SLUT BANKS>2016.12.11@神戸ハーバースタジオ)。
▲D’ERLANGER

Tetsu:Justy-NastyとD’ERLANGERとの出会いについては、以前のBARKS対談(【対談】Tetsu [D’ERLANGER] × ROD [Justy-Nasty]、「認められる相手」)で話してるので割愛しますけど、そもそも<The Time Machine Never Destroyed>を立ち上げた経緯を簡単に説明すると、SHOWYとはBUCK-TICK年末恒例の武道館ライヴ打ち上げで年1回は会ってたんだよね。まだ、Justy-Nastyが再結成する前(2015年5月再結成発表)に、“ROD(Justy-Nasty / Vo)が引退しそう”だという話をそこで聞いて。俺が感動したのは、無口なSHOWYが“RODを引退させたくないんや”と言ってたことで。RODのことを考えて友情を熱く語ってた。俺としては、だったらJusty-Nasty再結成っていう直球を投げるしかないだろうと。そういう話をしてたら、知らないうちに本当に再結成してて。

SHOWY:実際、それがきっかけとなったかどうかは別としても、再結成の話はさんざんTetsuが言ってくれてたね。

Tetsu:Justy-Nastyでしっかり活動するんだったら一緒にやろうよって始めたのが、<The Time Machine Never Destroyed>で、解散させないために2年目も仕込んで(笑)、そして今年3年目の夏を迎えるという。その間、Justy-Nastyのライヴを観に行ったり、飛び入りしたりしてるわけだけど、実はTHE SLUT BANKSのライヴにはその前から飛び入りしてて(笑)。地獄ヘルズ(THE SLUT BANKS × Droog × 首振りDollsによる3バンド混合プロジェクト)にも参加してるから、俺からしてみれば当然の成り行きというか、D’ERLANGERのメンバーもみんなを知ってるので、入り乱れて楽しもうぜ!みたいな。

TUSK:今回の東名阪は、初日が大阪BananaHallじゃないですか。昔、BananaHallでD’ERLANGERとJusty-Nastyのツーマンをやってて。そのときセッションもやってたはずなんですけど、それが結構伝説になってたんですよ。

Tetsu:この座談会のメインテーマは、まさにライヴ当日のセッションでね。実際、2年間やってみて、セッションタイムの選曲もすでに行き詰まっているというのがあり(笑)。D’ERLANGERは今回、逆にほかの2バンドについていくつもりです(笑)。

DUCK LEE:俺は基本、セッションとか大嫌いなんだよ。今までは、たとえば出演したイベントの最後にセッションがあっても、全然出ないタイプだったの。ところが、歳を重ねると“盛り上がるんだったら、いいかな”っていう考えに変わってきて。それこそLADIES ROOMとかと一緒に演ったりして、頼まれたりするとさ。

Tetsu:そのときは何を演ったの?

DUCK LEE:いや、「GLORIA」(ZIGGY)とかだよ。お客さんが望んでくれて、みんながハッピーになれるんだったらって。
■kyoちゃん、ROD、TUSKっていう3人が
■同じステージに並ぶことが嬉しい

TUSK:ちなみに過去2回の<The Time Machine Never Destroyed>ではどんな曲をセッションしたんですか?

SHOWY:それぞれのバンドを二分して別の二組をつくったり、お互いの曲をみんなで演ったり。

Tetsu:去年はTime Machine kyo TeamとTime Machine ROD Teamの2チームで2曲ずつ演ったんだよね。ROD TeamはSPYの「SPY OF LOVE」とJusty-Nastyの「BABY,IT’S ALLRIGHT」、kyo TeamはJusty-Nastyの「BORDER LINE」とD’ERLANGERの「DARLIN’」。で、最後に全員でTHE DAMNEDの「Love Song」とBODYの「I LOVE YOU」を。

SHOWY:3年目は、そのマンネリ感を避けたいよね(笑)。
▲【ライヴレポート】<The Time Machine Never Destroyed 2016>へ

DUCK LEE:ZI:KILL演らないの? TUSKもTetsuもいるんだから、血中濃度は高いでしょ。

Tetsu:本物が2人いるからね(笑)。ZI:KILLは触っていいんだかわからなかったんだけど、最近はもう解禁かな?

DUCK LEE:Tetsuがドラマーだったときの曲を演ればいいじゃん。

Tetsu:いや、俺がドラマーだったときのレコーディング曲って、厳密にいうと2曲(「HERO」「YOUR FACE」)しかないから。むしろ、敢えてそれじゃない曲を演りたいな。ZI:KILLの曲だったら何が聴きたい?

SHOWY:「華麗」かな。ベースが速いから自分が弾くとなったら面倒くさいけど(笑)。

TUSK:えー、そんなこと言わないでくださいよ(笑)。

DUCK LEE:ギターは一郎(CIPHER / D’ERLANGER)?

TUSK:えっ、一郎さんがZI:KILL弾いてくれるの?

Tetsu:そりゃそうでしょう。ZI:KILLの『CLOSE DANCE』の頃までは、みんな同じエリアに住んでたし、年中聴いてたよ。

DUCK LEE:よし。セッションの目玉ができた。ま、最悪、ジェット(横関敦 / DR.SKELTON / THE SLUT BANKS)に弾かせるか(笑)。ジェットと一郎のツインギターっていうのも凄いな。なかなかこの絵面は観られないよ(笑)。

SHOWY:それはすごい(笑)。
▲【ライヴレポート】<The Time Machine Never Destroyed 2017>へ

Tetsu:もちろん「GLORIA」も、いきます!

DUCK LEE:Tetsuが最高のドラムを叩いてくれるならね(笑)。

Tetsu:もちろん叩きますよ。じゃあ、ZIGGYを演るとして定番は「GLORIA」でしょ。でも今回は東名阪ツアーだから、3曲あったほうがいいよね。「GLORIA」のほかに「I'M GETTIN' BLUE」。あと1曲は?

DUCK LEE:いやいいよ! ZIGGYをそんなに演らなくても(笑)。「GLORIA」だけで十分。「GLORIA」は「雨上がりの夜空に」とか「ジョニー・B・グッド」扱い (セッション定番曲)。

Tetsu:いや、俺は結構ZIGGY聴いてたし、kyo (D’ERLANGER)ちゃんが歌うハノイ・ロックスばりの「I'M GETTIN' BLUE」を聴きたい。

TUSK:RODくんが歌う「TOKYO CITY NIGHT」もいいですね。

DUCK LEE:いやだから、お客さん誰も知らないでしょ(笑)。CRAZEは演らないの? だって、Tetsuと一郎が居るうえに、歴代ヴォーカリストが2人(ROD / TUSK)も揃ってるんだから。

Tetsu:やぶさかではないし、全然出来るんだけど……。

DUCK LEE:これまでセッションで演ったことはないの?

SHOWY:「I LOVE YOU」は演ったよね。

Tetsu:「I LOVE YOU」はもともとBODYの曲だから。演ってないんだよ、CRAZEは。演ってないだけに一度演っちゃうと、また来年イベントを開催するときに「今年はCRAZE、何の曲を演ってくれるのかな」って、一人歩きしてしまうのがちょっとイヤだなという。

DUCK LEE:演る!って煽っちゃえばいいんだよ、前煽りの座談会なんだし(笑)。……演る演る詐欺みたいなイベントになっちゃうか(笑)。

Tetsu:CRAZEありきのイベントではないし、CRAZEはこれまでThe Time Machine Never Destroyedセッションとかでもイジってないんだよね……でも……演っちゃうかもしれないし(笑)、演らないかもしれない(笑)。

DUCK LEE:じゃあ、ここで“演る”と宣言して、たくさんのお客さんに来てもらおう(笑)。お客さんが喜ぶことをやるのが一番いいんだから。一郎は大丈夫?

Tetsu:生粋の体育系なので、大先輩戸城さんの“どうしても演れ”っていう半強制発言があれば、全然演るでしょうね。演るんだったら、成一(飯田成一 / ex.CRAZE)さんにも来てもらったほうがいいだろうけど、そのセッションのためだけに?という疑問もある(笑)。だったら、この3バンドだからこそ盛り上がるセッションのほうがいいのかな。

TUSK:RODくんとkyoちゃん、一郎さん、戸城さんがいたら、やっぱりハノイ・ロックスなんじゃないの?

Tetsu:そここそRALF (Justy-Nasty)のドラムの出番だよ。カネタク(THE SLUT BANKS)ではないし、俺だとヘヴィすぎるから。ところで、RODの病状(4/14@代々木Zher the ZooでのMETALIC&ソロLIVEは藤崎賢一[ROD]急病のため延期)はどうなの?
▲Justy-Nasty

SHOWY:<The Time Machine Never Destroyed>でのステージ復帰に向けて、仕上げてくるんじゃないですかね。

Tetsu:去年末くらいにJusty-Nastyのライヴへ遊びにいったんだけど、雰囲気がすごくよくて。RODが「来年はアルバムを出して全国ツアーだ」みたいなことを言ってたから、よっしゃきた!と思ってたんだけど。“急病”って知らせを聞いて心配してたんだよね。でも、このイベントに照準を合わせて復帰してくれるって聞いて安心した。まず俺的には、kyoちゃん、ROD、TUSKっていう3人のヴォーカリストが、同じステージに並ぶっていうことが嬉しいわけでさ。

DUCK LEE:Tetsuと一郎にとってはそうだろうな。

Tetsu:その3人の姿を観ながら、ドラムを叩きたいっていうのはあるよね。それが「GLORIA」なのかハノイ・ロックスの曲なのか。3人で歌うとしたらそういう選曲になるよね。

DUCK LEE:いやもう、ZIGGYの曲とかどうでもいい! そんな選曲は目玉でもなんでもないから(笑)。

TUSK:SHOWYさんはシンガーでもありますから、場合によっては4人で歌うということも考えられますよ。

SHOWY:ははは!

Tetsu:それを言ったら、戸城さんも1曲歌ってなかったっけ(ZIGGY「のらねこのKUROくん」)。うちのSEELAは冗談でも歌うなんてムリだからね。しゃべることすら障害があるんだから(笑)。

DUCK LEE:だから、ZIGGYの話はもうどうでもいい(笑)!
■今もあの頃と変わらず続けている姿
■とてつもなくリスペクトだよ

SHOWY:セッションは結構なロングタイムなの?

Tetsu:さっきタイムスケジュールを確認したら、転換を含めて35分だったから、結構な長さだよね。それぞれのステージも同じくらいの時間になると思う。

TUSK:THE SLUT BANKSのステージは、持ち時間のなかで2部構成にします。ひとつは坂下たけとも(参代目ACE DRIVER)くんがギターのTHE SLUT BANKSと、もうひとつは横関敦(DR.SKELTON)さんがギターのTHE SLUT BANKS。短い時間のなかで2つのバージョンを演るつもり。

DUCK LEE:D’ERLANGERトリビュートでカバーした「1999-Shyboy story-」をkyoちゃんヴォーカルで演りたいっていう案はどう? 全然違う曲にアレンジしちゃってるけど。

Tetsu:全然いけるいける。Justy-Nastyがカバーしてくれた「an aphrodisiac」も大丈夫だよ。

SHOWY:それは演りたいな。
▲LtoR:TUSK [THE SLUT BANKS]、Tetsu [D’ERLANGER]、DUCK LEE [THE SLUT BANKS]、SHOWY [Justy-Nasty]

Tetsu:ラストのセッション大会以外の部分でも盛り上がりそうですが、出演者として楽しみにしていることは? 一昨年の初回は京都と東京、去年の2回目は東京のみ。で、今回は東名阪となるわけですが。

TUSK:初名古屋を加えた拡大版イベントになるんですよね。<The Time Machine Never Destroyed>っていうイベントタイトルだから、それぞれのセットリストは昔の楽曲が中心になるの? それも楽しみだな。

Tetsu:D’ERLANGERは特に意識してないかな。当時、そんなにたくさんアルバムを出してたわけじゃないからさ。『LA VIE EN ROSE』『BASILISK』の曲は今だって演ってるし。

TUSK:「MOON AND THE MEMORIES」とか演ってる?

Tetsu:それは演ってない……10分くらいの曲だからね、長い(笑)。パッドとか持っていかないとできないし(笑)。

SHOWY:Justy-Nastyも基本、当時の押さえるべき曲はやりつつ新旧織り交ぜてたね、前回と前々回は。

TUSK:リテイク盤『Reprises』(2017年7月発表 / 30TH ANNIVERSARY リテイクアルバム)は、全部LEZYNAさんがギターを弾いてるんですか?

SHOWY:そう、再結成した流れでLEZYNAが。それまで会場限定音源や配布音源とか、ミニアルバム的なものでセルフカバーをやってたんだけど、アルバムでやろうかということになってリリースしたんだよね。

DUCK LEE:再結成後は全国を廻ったりした?

SHOWY:東京、大阪、名古屋を中心に、あと九州とか北海道にも行ったか。

Tetsu:THE SLUT BANKSは、まさに今日、ツアーを終えた足でこの座談会に駆け付けてくれたわけですけど、セッションでは坂下くんとカネタクにも何かやってもらいたいよね。最後に全員が出てきてセッションする曲っていったら何になるんだろう? イメージ的には「WE ARE THE WORLD」的なさ(笑)。
▲THE SLUT BANKS

TUSK:D’ERLANGERの曲をやろうよ。

DUCK LEE:それがいい。お客さんの多くはD’ERLANGERとTUSK、RODくんのつながりを観に来るんだろうから。

SHOWY:だから、去年と一昨年は「I LOVE YOU」(BODY)で締めたんだよね。

TUSK&DUCK LEE:あー、いいね。それがいいよ、みんなが知ってる曲だし。

Tetsu:いやだから、みんなが知ってるのは「GLORIA」ですよ、しつこいようだけど(笑)。それこそ別に俺たちの曲じゃなくてもいいわけだから。あまり難しくなければね。“最後はアイアン・メイデンで締めようぜ”っていうのは、困るけど(笑)。

TUSK:急にメイデンね。ま、トリプルギター編成は出来る(笑)。

DUCK LEE:お客さん、誰もついて来られないよ(笑)。日本の曲がいいでしょ。締めの曲がどうとかは別として、もうZI:KILLのこの曲をやりますって、この場で宣言しちゃいなよ。

TUSK:じゃあ、ZI:KILLの「華麗」をやります。SHOWYさんがベースで、ギターをCIPHERさんにお願いして、Tetsuがドラム、僕が歌います。

DUCK LEE:いーねー!

Tetsu:実は、俺が内々にTUSKにリクエストしたのは「I 4 U」(ZI:KILL)。

SHOWY:あー!

DUCK LEE:はい、それも演る。「演る」って言っておきながら演らなくてもいいんだから! 東京の人には“名古屋で演っちゃったのかな?”とか、大阪の人には“東京で演っちゃったのかな?”って思わせるような雰囲気があればいいんだから(笑)。

Tetsu:今の発言、書いておいて(笑)! この時代、SNSですぐに情報が飛びますから、そうはいかないですよ(笑)。

DUCK LEE:そりゃそうだ(笑)。じゃあ、年長者の権限で決めるけど、初開催でツアーファイナルの名古屋公演ではCRAZEを演る!

TUSK:ベースは戸城さんですよ。

SHOWY:それ面白いな(笑)。

DUCK LEE:それもやぶさかではないよ……っていうくらいの煽りが必要でしょ(笑)。
▲<The Time Machine Never Destroyed>グッズ

Tetsu:ははは! あ、そういえば、この3バンドに関わる面白い話があったんだ。一昨年の<The Time Machine Never Destroyed>のとき、kyoちゃんのプロンプター(ライヴ時、歌詞などを足元でモニター表示する装置)を見つけたRODが、「何やこれ!」って驚いて。だって、RODはポスター裏とかに歌詞を書いて足元に置いてたわけだからさ。「昭和じゃないんだから、近年の歌詞カードはこうなんだよ」って教えたら、「これやな」ってすぐに一式揃えたらしいんだよね。そのあと、TUSKに会ったら「RODくんに最新式のプロンプターというのを教えてもらいました」って言うから、「それ、元はkyoちゃんがRODに教えたんだよ」って(笑)。今年はプロンプターが2台あるからTUSKは安心していいし、THE SLUT BANKSが導入するなら3台になる(笑)。

全員:はははは!

Tetsu:というわけで、セッション曲はまだ未確定ですが、当日のお楽しみにということで、最後はこのイベントにかける意気込みをひと言ずついただいて座談会を締めましょうか。

DUCK LEE:みんなとセッションするのが楽しみだなー……って最後のコメントも煽り気味で(笑)。

Tetsu:戸城さんは少し世代が上だけど、今もあの頃と変わらず続けている姿、とてつもなくリスペクトだよ。しかも、惰性でやってるわけでなく楽しんでる。そういう姿勢が伝わるイベントになればいいですね。俺ら全員、まだ若いやつらに対しては“なめんなよ”っていう気持ちもあるしさ。

DUCK LEE:嬉しいね。でも本当にそう。

SHOWY:Justy-NastyはRODの急病のために現在活動が止まってますけど、<The Time Machine Never Destroyed>に向けて仕上げていきますので、期待していてください。

TUSK:THE SLUT BANKSはこのイベント初登場です。よろしくお願いします!

Tetsu:大好きな3バンドで夏のお祭りができることを嬉しく思います。ぜひとも3回目を成功させて、来年は3ヵ所のみならず、5ヵ所、7ヵ所、10ヵ所、30ヵ所と規模を増して遊んで廻りたいと思うので、まずは今年を楽しみましょう。

司会進行◎Tetsu (D’ERLANGER)
構成・文◎梶原靖夫 (BARKS)

■<The Time Machine Never Destroyed 2018>

出演:D’ERLANGER、Justy-Nasty、THE SLUT BANKS
8月04日(土) 大阪BananaHall
open 17:00 start 17:30
(問)キョードーインフォメーション 0570-200-888
8月05日(日) TSUTAYA O-EAST
open 16:45 start 17:30
(問)HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999
8月11日(土・祝) 名古屋ReNY limited
open 17:00 start 17:30
(問)サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
▼チケット
前売:¥7,500(税込) 当日:¥8,000(税込)
※スタンディング・ドリンク代別
一般発売:7月7日(土)


■<The Time Machine Never Destroyed 2018>オフィシャルグッズ
<The Time Machine Never Destroyed 2018>のオフィシャルグッズは、各会場にて開場の1時間半前より先行販売される予定。


■<D'ERLANGER TOUR 2018 "in the Beginning...">

※終了した公演は割愛
7月14日(土) EX THEATER ROPPONGI
open17:15/start18:00
(問)HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999
▼チケット
前売 ¥6,500(税込) 当日 ¥7,000(税込)
※全席指定・ドリンク代別


■<D’ERLANGER SLASH DANCE TOUR 2018>

09月15日(土) 京都FANj
open 17:30 start 18:00
09月17日(月・祝) 福岡DRUM Be-1
open 16:30 start 17:00
09月23日(日) 熊谷HEAVEN’S ROCK VJ-1
open 16:30 start 17:00
09月24日(月・祝) 高崎club FLEEZ
open 16:30 start 17:00
09月29日(土) 神戸Harbor Studio
open 17:30 start 18:00
09月30日(日) 岐阜ROOTS
open 16:30 start 17:00
10月06日(土) 札幌PENNYLANE24
open 17:30 start 18:00
10月08日(月・祝) 仙台darwin
open 16:30 start 17:00
10月13日(土) LIVE ROXY SHIZUOKA
open 17:30 start 18:00
10月14日(日) 宇都宮HEAVEN’S ROCK VJ-2
open 16:30 start 17:00
10月20日(土) 金沢EIGHT HALL
open 17:30 start 18:00
10月21日(日) 長野CLUB JUNK BOX
open 16:30 start 17:00
10月27日(土) 高松DIME
open 17:30 start 18:00
10月28日(日) 岡山YEBISU YA PRO
open 16:30 start 17:00
11月02日(金) 梅田クラブクアトロ
open 18:30 start 19:00
11月11日(日) 名古屋ReNY limited
open 16:30 start 17:00
11月25日(日) 品川ステラボール
open 16:15 start 17:00
▼チケット
前売:¥6,000(税込)
※スタンディング・ドリンク代別
◆梅田・名古屋・品川公演のみプレミアムシート¥10,000-(税込)
※プレミアムグッズ付 ※ドリンク代別 ※KIDS BLUE先行のみ
チケット一般発売日:2018/8/12(日)


■Blu-ray / DVD / CD『D'ERLANGER REUNION 10TH ANNIVERSARY LIVE 2017-2018』

2018年9月12日発売
【2Blu-ray + 2CD】¥13,889(本体)+税 WPZL-90167/70
※完全生産限定盤 ※特典封入予定
【2DVD】¥6,944(本体)+税 WPBL-90485/86
【2CD】¥3,241(本体)+税 WPCL-12929/30


■THE SLUT BANKS『ダイレクトテイスト』
2017年12月6日発売
【CD】KICS-3654 ¥ 3,240(税込)
01. 月と便所
02. ケチがついてるエブリデイ
03. イスラエル
04. どら猫とダンス
05. Please
06. HeadAction
07. なりふりかまわず
08. 恋の行方
09. 激しい風穴
10. TARGET
11. ダイレクトテイスト
12. Ghost Town
13. so slow
14. RUN GIRL LOVE(Bonus Track)

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