【家入レオ ライヴレポート】
『家入レオ 6th Live Tour 2018
~TIME~』
2018年7月1日
at 東京国際フォーラム ホールA
White × Silver。美しく眩しいコーディネートによる衣装とステージ。そして、そこで繰り広げられた新たな家入レオの世界。さらなるプログレスとスケールアップでオーディエンスを魅了した『6th Live Tour 2018~TIME~』のファイナル公演、7月1日の東京国際フォーラムホールAでのライヴをレポート!
そこに集まったひとりひとりの心に語りかけるように、絶妙の温度感とやわらかな強さでもってアカペラで歌い始められた「ずっと、ふたりで」ーー幕開けの瞬間から彼女がこのライヴにどういう心持ちで、どんな想いを込めて臨んでいるのかが真っ直ぐに伝わってくる。そして、定番でありながら常に進化が明確に表れている「Shine」では音楽に対する感性がさらに研ぎ澄まされていることを深く感じさせ、ヴォーカリストとして、表現者としてのプライドがとても美しく昇華されていた。そして、「Silly」や「サブリナ」といった影をはらんだナンバーでは、これまでのように“影を影として”声に乗せるのではなく、“透明であるからこその果てしなく深い”歌唱となっていたのが鮮烈。楽曲をライヴで育てていくというのは、こういうことなのだろう。
また、歌のみならずサウンド面においての新たな試みにもハッとさせられるシーンが随所に。今回のステージではドラムセットが下手側のフロントに配置されていたのだが、そのドラムの玉田豊夢のプレイがサウンドメイクの大きな柱となっていた。とりわけドラムを軸に全体像が回っていった「太陽の女神」や独特のタイム感でトリップさせる「恍惚」などは、その象徴と言えるだろう。アンコールで初披露された新曲「もし君を許せたら」で見せた新境地も、かねてから音の細部にまでこだわっていた彼女がまた次のフェーズに進んだことを物語っていた。
白とシルバーを基調としたステージ。何にも負けない強さと、何色にも染め上げられる柔軟さを兼ね備えた“白”。どこか気高く、凛とした輝きを放つ“シルバー”。それはもう家入レオの姿、魂、心意気そのものだった。
そこに集まったひとりひとりの心に語りかけるように、絶妙の温度感とやわらかな強さでもってアカペラで歌い始められた「ずっと、ふたりで」ーー幕開けの瞬間から彼女がこのライヴにどういう心持ちで、どんな想いを込めて臨んでいるのかが真っ直ぐに伝わってくる。そして、定番でありながら常に進化が明確に表れている「Shine」では音楽に対する感性がさらに研ぎ澄まされていることを深く感じさせ、ヴォーカリストとして、表現者としてのプライドがとても美しく昇華されていた。そして、「Silly」や「サブリナ」といった影をはらんだナンバーでは、これまでのように“影を影として”声に乗せるのではなく、“透明であるからこその果てしなく深い”歌唱となっていたのが鮮烈。楽曲をライヴで育てていくというのは、こういうことなのだろう。
また、歌のみならずサウンド面においての新たな試みにもハッとさせられるシーンが随所に。今回のステージではドラムセットが下手側のフロントに配置されていたのだが、そのドラムの玉田豊夢のプレイがサウンドメイクの大きな柱となっていた。とりわけドラムを軸に全体像が回っていった「太陽の女神」や独特のタイム感でトリップさせる「恍惚」などは、その象徴と言えるだろう。アンコールで初披露された新曲「もし君を許せたら」で見せた新境地も、かねてから音の細部にまでこだわっていた彼女がまた次のフェーズに進んだことを物語っていた。
白とシルバーを基調としたステージ。何にも負けない強さと、何色にも染め上げられる柔軟さを兼ね備えた“白”。どこか気高く、凛とした輝きを放つ“シルバー”。それはもう家入レオの姿、魂、心意気そのものだった。
撮影:田中聖太郎/取材:竹内美保
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