ポール・マッカートニー新作のプロデ
ューサー「彼に意見を言うときは…」

ポール・マッカートニーのニュー・アルバム『Egypt Station』をプロデュースしたグレッグ・カースティンが、ポールとのレコーディングについて語った。
ザ・ビートルズの大ファンだったというカースティン。『Rolling Stone』誌のインタビューで、「ビートルズのメンバーに意見を言うのはどんな感じだったか? 奇妙だったに違いない」と問われると、こう答えた。「その通り(笑)。ヘンだよ。でも、それこそが彼が僕に求めているものだってことはわかってた。僕は息を吸い込み、口にしなきゃならなかった。上手く行かないときもあったよ。でも、彼はいつだってクールだった。何度か、挑戦的かもしれないことを提案したはずだ。どれだったか覚えていないけど、彼はそのまま(何も変えずに)続けてたことがある。“僕の言ったこと聞いてたのかな?”って思ったよ。それで、30分後くらいに“ヘイ、ポール。ちょっと前に僕が提案したアイディアは?”って訊いてみると、“ああ、聞いてたよ。無視するフリをしてたんだ”って言われた。笑っちゃったよ。それから2日くらいすると、彼はそのアイディアを試してくれたりするんだ。“ワオ、OK”って思った。僕のアイディアは惨めにも失敗だと思ってたけど、彼はそれを取り上げ、ちゃんと試してくれる。彼はいつだって(他人のアイディアを)聞き、いつも吸収してるんだと思う」

カースティンはまた、新作でポールはたくさんの楽器をプレイしていると明かした。「ああ、彼のツアー・バンドがアルバムに参加している。でも、僕は、彼が様々な楽器をプレイしてるって言っとくよ。彼は素晴らしいドラマーだ。このアルバムでドラムをいっぱいプレイしている」「ベースはもちろん、ほとんど全てポールだし、彼はピアノもたくさん弾いてる。ギターを弾くときもあった。彼のバンドとプレイしたものが数曲あり、ポールがほとんどの楽器をプレイしてるものがたくさんある」

ポールのニュー・アルバム『Egypt Station』は9月7日にリリースされる。

Ako Suzuki

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