【連載】Vol.048「Mike's Boogie St
ation=音楽にいつも感謝!=」

ウエスト・コースト・サウンドの重鎮ダニー・コーチマーが新作をひっさげての来日!ニュー・アルバムについては勿論、彼のミュージック・ヒストリーもじっくりと語ってもらった!!ザ・インタビュー、ダニー・コーチマーの登場だ!!!
▲Pic.by Yuma Totsuka 提供:Billboard Live TOKYO

M:お帰りなさい。もう日本は何度目。
D:4度目、いやもっと来ているかもしれない。
M:初来日は1973年、ジェームス・テイラーと…。
D:そうだった。あれからもう45年。
▲提供:ヴィヴィド・サウンド・コーポレーション

M:新作『ハニー・ドント・リーヴ・LA』素晴らしい出来栄え。このアルバムの構想はいつ頃から抱いていたのですか?
D:もうだいぶ前からかなぁ。ここ日本で躍動感溢るサウンドに接するチャンスがあって、そんな時からからいろいろとアイディアが生まれてきた。気心知れた音楽仲間がスタジオに集まって楽しみながらのレコーディング。それもジャクソン・ブラウンのスタジオに集まれたのもラッキーだった。
M:まずは新曲について。「Cruel Twist」アップビートのシャッフル・チューン。コネチカット時代の作品ですよね?
D:そう、これはコネチカットに住んでいる頃に作ったんだ。ハービー・ブルックスと一緒に演奏している時に生まれ、彼がタイトルをつけてくれたんだ。20年位前のことだ。
M:「Sayonara」この日本語をタイトルにしたのは何か特別な意味がありますか?
D:去年、日本でライヴをしたでしょう。その帰国直後から曲を書き始めた。ある女性と別れてしまったけれど、彼女をとっても愛していたということを作品にしたんだよ。僕のトゥルー・ストーリー。だからここには僕の気持ちがより深く込められているんだ。
M:日本の女性ですか?
D:いや、ロスの女性、ハハハ…。“さよなら”という言葉が自然に浮かんできたんだ。この“さよなら”という言葉は美しい響きがあって覚えやすいから好きなんだ。
M:「Top OF The Rock」は一種のメッセージ・ソングですか?
D:この曲は、貪欲について歌っている。そうトランプの曲かな。貪欲でわがままな彼を表現したもので“俺はお山の大将だ”みたいな、沢山の皮肉を歌っている。勿論僕はそんなんじゃないけどね…。
M:「Can't Do Crazy Love Again」は「Sayonara」との姉妹ソング。ハートブレークは悲しいけど、その後の曲作りには役にたつんですね…。
D:その通り。これは同じ女性のことを歌ったんだ。「Sayonara」の時みたいに速攻でひらめき、まず3つの曲が頭に浮かんだんだ。これは“愛する人との別れ”がベースとなっている。三作目はまだ未完成のままで同様のシチュエーションの作品。ハートブレーク(傷心)は、ハッピーだとか喜びより詞にしやすいんだ。
M:そしてアルバム・タイトル・チューン「Honey Don't Leave LA」はアティテューズ 1976年のナンバーとしてお馴染みです。
D:アティチュードは当時のジョージ・ハリスンのレコーディング・メンバー、ジム・ケルトナーとの関係から生まれた。丁度LAのレコード・プラントにカンヅメになっている時だった。ジミー(ジム)はジョージの友人、おそらく親友だね。そんな流れの中で僕らはジョージと一緒にやることになって、本格的に「Honey Don't Leave LA」を作ることになったんだ。アティテューズは本当に素晴らしいバンドだった。今回のヴァージョンはオリジナルよりスローにしたんだ。
M:ジョージ・ハリスンはどんな人物でしたか?
D:彼は本当に素晴らしい人物だった。アティテューズをしっかり勇気づけてくれた。仲良くし、そしていつも励ましてくれた。レコーディング後、彼は僕に「ダーク・ホースというレーベルをスタートさせたんだ。」そして僕らはダーク・ホース・レコードにお世話になったんだ。本当にジミーの貢献度は忘れられない。
M:ジム・ケルトナーは多くのアーティストとレコーディング、ライヴをしています。ボブ・ディランからチャーリー・ワッツまで幅広く…。
D:そうです。ジミーの性格を知るといろんな人とレコーディングをしていることはみんなも分かるだろう。マイ・ベスト・フレンドの一人と言っても過言ではない。
M:「Honey Don't Leave LA」は77年にジェームス・テイラーがカヴァーしましたね?
D:「Honey Don't Leave LA」を書いた時ジェームスがこの楽曲を好きだよと言ってくれると強く思ったよ。そんな感じがしたんだ。ジェームスはアルバム『JT』の中でこのナンバーを収録したんだけど、勿論僕もレコーディングに参加したよ。我々とはまた違ったヴァージョンでジェームスは完成させた。
ジェームス・テイラーに初めて会ったのは1960年頃。ジェームス13歳で僕が14歳。マーサス・ヴィニヤード島だった。いつも一緒に街をぶらついたりしていろんなところに行った。ヒッチハイクもした。彼は僕と出会う前から既にギターを弾き歌っていた。本当に凄い奴だった!僕も一緒に演奏するようになったけど、彼の足元にも及ばなかった。彼には何か特別な才能が光っていたのだ。そして何よりもコミュニケーションが上手だったんだ。
それから僕たちは街をぶらつくだけでなく、真剣に音楽に取り組むようになった。本当に良い友達、今でもそれは変わらないよ。
M:その頃、貴方はどんな音楽を聴いていたんですか。
D:ソウル・ミュージックが一番好きだった。レイ・チャールズ、オーティス・レディング、サム&デイヴ。でもそれだけじゃなく、フォーク、ブルーグラス、そしてブルースやジャズまで。1960年代には、あらゆる分野の音楽を聴きまくっていた。ジェームス・テイラーも僕と同じようにいろんな音楽に接していたよ。二人はいつも同じ空間で呼吸し合っていたんだ。
▲JP/LP『マッド・スライド・スリム』 from Mike's Collection

M:そう言えば ジェームス・テイラー・ヴァージョン「Honey Don't Leave LA」のプロデュースはピーター・アッシャーです。ピーターは近々アルバート・リートと来日。彼と初めて会ったのはいつ頃ですか?
D:ピーターに最初に会ったのは1965年。ピーター&ゴードンとしてアメリカ東海岸でツアーをしていたんだ。彼らはバック・バンドを連れていなかったので、ニューヨークのクラブを回りながらミュージシャン探しをやっていた。僕らのバンド、キング・ビーズが二人に認められ、いくつかのステージを演った。それ以来の長い(53年!)知り合いで、現在でも良い友好関係が続いている。
M:ピーター&ゴードンは1965年に日本に来ているんでうよ。
D:あ~そうなんだ(驚)。知らなかったなぁ。
▲JP/LP『フラッグ』ジャケット内側 from Mike' Collection

M:「All She Wants To Do Is Dance」は、ドン・ヘンリーのナンバーで知られています。ドンのアルバム『Building the Perfect Beast』で貴方はプロデュース、ソング・ライティングで大活躍しています。
D:1981年頃からドンはソロ・アルバムに着手。イーグルス解散後、丁度ソロ・レコーディングを楽しんでいた頃だ。彼は一緒にスタジオに入ってくれそうなミュージシャンを探し始めたんだ。彼はLAのミュージシャンの殆どを知っている。きっと僕のところにも連絡があるだろうと思っていたら、すぐに電話があったよ。もちろん彼の依頼にOKさ!2時間ほどリハーサルしたところでドンは僕にこう聞くんだ、「僕のソロ・アルバムに参加しないか?」勿論即OKだよ!こうして「All She Want TO Do Is Dance」作ったんだ。スタジオには初期のヤマハDX7があったのを憶えている。自宅に戻って、どうやってサンプリングしようか使い方で立ち往生したけど、何とか最新音楽機器を駆使し少し曲全体をスローダウンしたけどこの作品を作曲したよ。翌日、目覚めてすぐ作詞に取りかかり20分で完成させた。その翌日ドンのところに持参した。いつも彼と仕事をする度に良いアイディアが浮かんでくる。ワクワク、そして面白いんだ。スタジオに行って即座にアイディアを録音して…。とっても新鮮な気分になれたよ。

M:「Somebody's Baby」はジャクソン・ブラウンのヒット・ナンバーと知られています。映画『初体験リッジモント・ハイ』挿入歌。ジャクソンとの出会い、エピソードなどを聞かせてください。
D:彼に初めて会ったのは僕が18歳の時、まだ子供の時だった。
ある時「Somebody's Baby」を思いついた。メロディーは直ぐ出来たけど、あとが中々出てこない…。でも何とかほぼ終わりそうだという時、完成させるためにジャクソン・ブラウンに助けて貰った。彼はこれまで出会ったことのない才能溢れるシンガー/ソングライターし、このナンバーは最初から映画挿入歌として考えていた訳ではないよ。結果としてジャクソンのこれまでの作品の中では最も評判が高かったし実際この曲が彼にとって一番売れたんだ。なぜなら、映画云々とは関係なく楽曲の構想を凄く練っていたからだよ。二人で曲作りに専念している最中に共通の友人であるキャメロン・クロウから映画挿入歌の依頼があった。そんな展開の中で「Somebody's Baby」が出来上がっていったんだよ。
M:「Shaky Town」もジャクソン・ブラウンとのレコーディングが最初でした。1977年8月18日にイリノイ州エドワーズヴィル、ホリディ・イン124号室でレコーディングしたんですね?
D:演奏旅行中は毎日毎日、車を走らせていた。ライヴ終了後すぐ車移動、楽曲のシナリオはいつも道路に転がっているんだ。僕らの様なロックンローラーやトラック・ドライヴァーは毎日移動移動の連続。そんな経験を基に出来上がったのが「Shaky Town」さ。デンバーでのライヴ後、ホテルで寛ぎながらこのナンバーをギターで弾いていたら一気に完成までたどり着き、すぐレコーディングしようということになった。次の宿泊地がルイズヴィルだった。ホテルにチェック・イン後、部屋の家具を移動させ、ドラムを運びこみマイクをセット。そしてレコーディングしたんだ。
▲JP/LP『HOUL OUT』このアルバムにもダニーは参加している。 From Mike's Collction

M:「You're Not Drinking Enough」、特に気に入っている。ソウル・バラード+カントリー・テイスト!貴方の音楽的背景を垣間見る感じですよ!
D:僕の代表作さ。楽曲中にジョージ・ジョーンズとオーティス・レディング存在しているよ。まさにクロスオーバー作品。恋人と別れて、さっきの彼女とは違うんだけど、即座に脳裏をかすめたのがこのフレーズ、“You're not drinking enough(呑み足りない)”。良い曲でしょ。僕もとっても気に入っている。I love it!
M:子供時代の音楽との出会いは…。
D:結構シンプルなもので、母が息子にギターをやらせたくてステレオ・ギターを買ってくれた。10歳の頃だった。必死になってダン、ダン、ダン、ダン、ダン、ダン…♪と恐々ギターに触れて、マァ楽しんだけど、まずはそうしなくちゃいけないって思っていた。1年ほどして、3つのコードを発見して、その3つで全てが成立する、E, A, B。バン、バン、バン!天が割れ、雲が割れ、太陽が現れる。3つのコードでジャンジャン演奏した。
最初はピアノのレッスンを受けたんだ。あー、もう嫌だったね。
M:3~4歳の頃?
D:4歳だね。両親が私に楽器をやらせたかったので、ピアノやギターやらせたわけだよ。
M:ザ・フライング・マシーンはチップ・テイラーやアル・ゴーゴニのプロデュースでのレコーディング。
D:僕はキング・ビーズ時代からチップ・テイラーやアル・ゴーゴニを知っていた。ザ・フライング・マシーンはもちろんジェームス・テイラーのバンドだ。ニューヨークのスタジオで多くのナンバーをレコーディング。シングル「Night Owl」をリリースしたけど上手くいかなかった。ジェームスがビッグ・スターになってから、テープ所有者はあの時代の音源をリリースするようになった。あの頃僕らはレコード会社から1ドルも受け取っていない。彼らは何もしてくれなかった。気分が悪かった。彼らは最終的に僕に1200ドルで決着をつけさせたんだ。ホント、頭にくるぜ。ジェームスなんてもうアメリカにはいたくないって、バンド解散してロンドンに飛んじゃったよ。
▲US/LP『THE CITY』 from Mike's Collection

M:ザ・シティは今でも日本で人気があります。『夢語り』この1枚のアルバムで終わったことが不思議です。
D:ザ・シティは結成されたのは、キャロル・キングがルー・アドラーとアルバムを作りたいという理由からだった。彼女はグループという環境でアルバムに取り組みたかったんだ。メンバーはチャールズ・ラーキーがベース、それにキャロルと僕。ジム・ゴードンのスタジオに行ってアルバム・レコーディング。それまでに大きなステージに立ったことはなかった。そのためキャロルとチャールズは怯えていた。僕はそういうことに対する心構えがなかった、ノーテンキ(笑い)。アルバム・リリースにあわせてライヴを企画したんだけど、あまりにも大きいステージの会場だったんで、キャロルが怖がって結局のところライヴはすっ飛んじゃったんだ。彼女はジェームスと歌い始めたてから、リラックスしてステージに立てるようになったんだ。
M:日本でウエスト・コースト・サウンドを語る時に必ず名前が出るくるジョー・ママ。この頃ジェームス・テイラー、キャロル・キング、ジャクソン・ブラウン、リンダ・ロンシュタットはじめ多くのセッション、そしてジョー・ママ、ご自身のソロ・ワークと忙しい時期、全てが素晴らしい仕事でした。ベストの仕事をチョイスするとしたら…。
D:ジョー・ママに比べジェームス・テイラー、キャロル・キング、ジャクソン・ブラウン、リンダ・ロンシュタットらのバッキングの方が落ち着いて演奏出来たよ。当時、僕はまだロック・バンドをアレンジする知識というか力がなかったんで、ジョー・ママではついイライライライラしてしまって。自分たち自身で演るよりバックを務めている時の方がリラックスしながら演奏出来たね。
▲US/LP『“Kootch”』73年リリースのダニーのファースト・アルバム from Mike's Collection

M:ザ・セクションは日本のプロミュージシャンに愛されたグループで、その後の日本のポピュラー・ミュージックに大きな影響を与えたのです。今回の来日メンバーはザ・セクションだ!と多くのファンが驚いたのです。
D:ザ・セクションはジェームス・テイラーをサポートするバンドから始まっている。サウンド・チェックからいろいろ苦労したり、思ったような音が出せなかったり、行き詰ったこともある。そしたらピーター・アッシャーが「これは逆に良い課題だよ。このバック・ミュージシャンでアルバムを作ろう!」と、叫んだんだ。LAに戻りスタジオにカンヅメになって3枚のアルバムを制作した。
▲JP/CD『ザ・セクション』 from Mike's Collection

M:今回の来日メンバーとの出会い、魅力を語ってください。
D:ラス・カンケル、リーランド・スクラーとはジェームス・テイラーのバックで一緒に演奏。とにかく敏腕ミュージシャン。この二人との共演が最高の気分にさせてくれるんだ。ラス&リーと一緒に演奏するまで、ギターを弾くことがこんなにも気分の良いものだと感じたことはなかった。ワディ・ワクテルは私の大々々好きなミュージシャン!そして僕のベスト・フレンド。我々は何年もの間、一緒に演奏してきた。今でも彼と演奏している。スティーヴ・ポステルは10年来のつき合い。彼もまさに輝かしい人物。真のミュージシャン!僕らは本当に仲良しなんだ。

M:そしてこの方たちの思い出も…、まずはキャロル・キング。
D:キャルロ・キングからはレコーディングについて教えられた。まさに天才!歌だけでなく、アレンジャーやプロデューサーとしても、実に素晴らしい(ブリリアント×3)。ニューヨークのNigh Owl Cafeにザ・フライング・マシーンとして出演中にキャロルを紹介してもらったのが初めて。ゲリー・ゴーフィンにいろいろ聞いていたので、実際に会う時はビクビク震えてしまった。当時からそのくらい偉大なる人物だった。彼女はゲリーとのデモ・テープのことで僕に頻繁に電話をくれるようになった。最初は信じられなかった。キャロルはとても賢く、真のアレンジャー、ものすごい才能の持ち主。人間として大好き、今まで会った女性の中で最も素晴らしい作曲家でアレンジャーなんだ。

M:そしてリンダ・ロンシュタット。
D:彼女からアルバム・レコーディングで演奏して欲しいと電話をもらった。僕なりに彼女のためにどうすれば役に立つのだろうか考えた。そして次にツアーにもギタリストとして同行して欲しいと言われた。飛行機に乗り込み、歌を作り、そしてリハーサル。リハ初日、彼女がやって来て、僕らは「イッツ・ソー・イージー」を演った。彼女は♪It's so easy~♪(ダニー歌う)。“オー・マイ・ゴッド!”電気が走ったみたいにビビッときた。本当に凄い!こんなに凄い歌手はこれまで出会ったことがない。彼女と演奏するのがとても好きだ。素晴らしい女性、素晴らしいシンガーだった。
取材協力:Kaz Sakamoto、春日あかね

【ライヴinfo】
☆タワー・オブ・パワー
▲提供:Blue Note TOKYO

僕ら日本のファンがタワー・オブ・パワーに注目し始めたのは1970年代中期だった。シカゴともブラッド・スウェット&ティアーズとも、チェイスとも違う。ブラスを大々的にフィーチャーしたタワー・オブ・パワーのサウンドは前述したグループのようなブラス・ロックではなく、まさにファンクなグルーヴを全面に出しきっての強烈な管楽器バンドの叫びだった。ソウル・ファン、ロック・ファン、ジャンルを超越して絶賛された。日本人ミュージシャンも彼らと共演することを望んだ。そんなタワー・オブ・パワーが結成50周年を迎えた。大ベテラン・グループ。彼らのステージはそれこそ何10回と堪能しているが、もちろん今年もレッツ・ゴーだ!
*2018年8月29日 30日 9月3日
Blue Note TOKYO
ファースト・ステージ 開場17:30  開演18:30
セカンド・ステージ  開場20:20  開演21:00
*2018年9月1日2日  Blue Note TOKYO
ファースト・ステージ 開場16:00  開演17:00
セカンド・ステージ  開場19:00  開演20:00
http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/tower-of-power/
*2018年9月5日 NAGOYA Blue Note
ファースト・ステージ 開場17:30  開演18:30
セカンド・ステージ  開場20:30  開演21:15
http://www.nagoya-bluenote.com/schedule/201809.html

☆エース・フレーリー
▲Pic.by Dove Shore 提供:Billboard Live TOKYO

結成45周年のKISSのメンバー、ギタリストのエース・フレーリーが来日。噂によると、来日直前にニュー・アルバムが登場するらしい。まさに新作をひっさげてのジャパン・ツアーになるだろう。そして、もちろんKISSの代表作もセットリストに加えることを約束してくれた。そして、今年の自身の誕生日に「Bronx Boy/ブロンクス・ボーイ」をデジタル・シングルとして発表したのだ。
http://www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A024713.html
▲提供:ビクターエンタテイメント

*2018年9月3日4日5日 Billboard Live TOKYO
ファースト・ステージ 開場17:30  開演18:30
セカンド・ステージ  開場20:30  開演21:30
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=11045&shop=1
*2018年9月6日 Billboard Live OSAKA
ファースト・ステージ 開場17:30  開演18:30
セカンド・ステージ  開場20:30  開演21:30
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=11045&shop=1

☆インプレッションズ
▲提供:Billboard Live TOKYO

1950年代にシカゴで活動をスタートさせたインプレッションズ。このグループにはジェリー・バトラーとカーティス・メイフィールドというレジェンド、素晴らしいソウル・シンガーが在籍していた。ジェリー・バトラー&ジ・インプレッションズという響き、懐かしい。僕がアメリカ音楽にどっぷりとつかり始めた1960年代前半から中期にかけて、よく日本盤シングルを購入していたのがリトル・アンソニー&ジ・インペリアルズ、そしてインプレッションズだ。60年代前半から中期にかけての「Gypsy Woman」「It's All Right」「I'm So Proud」「Keep On Pushing」「Amen」「People Get Ready」はまさにソフィストケイトされたソウル・コーラスの名作として忘れられないのだ。そんなインプレッションズが欧州で引退ツアーしているニュースを60年代からの仲良しのソウル・フリーク、ミスター和尚から聞いた。そしてついにそのツアーがBillboard Liveでも実現なのだ、ライド・オン!最初で最後のソウルフルなステージを今からワクワクしながら待っている。そうそう、前述したナンバーのほか68年のBillboard誌ソウル・チャート1位の「We're A Winner」(邦題は“われらは勝利者”)
もぜひとも聴きたい。

*2018年9月11日13日 Billboard Live TOKYO
ファースト・ステージ 開場17:30  開演19:00
セカンド・ステージ  開場20:45  開演21:30
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=11068&shop=1
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=11069&shop=1
*2018年9月15日 Billboard Live OSAKA
ファースト・ステージ 開場15:30  開演16:30
セカンド・ステージ  開場18:30  開演19:30
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=11070&shop=2

【Mike's Garage】
●Mike's Garage Vol.4
~トーク・バトル~
「村谷対談 僕らを作った10枚のレコード feat ビートルズ&ストーンズ」
ナビゲーター:Mike Koshitani
ゲスト:松村 雄策(音楽評論家)
日時:7月14日(土曜) 
Open : 15:00
Start: 16:00
会場:新宿ROCK CAFE LOFT
http://www.loft-prj.co.jp/rockcafe/
新宿区歌舞伎町1-28-5 TEL:03-6233-9606
(西武新宿駅から徒歩1~2分)
テーブルチャージ¥400(+要ワンオーダー)
お食事もございます
http://www.loft-prj.co.jp/schedule/rockcafe/87010

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