キミにカイシンのイチゲキ。Zantö
1st FULL ALBUM『Kill KATANA』7/4(
本日)リリース!

2017年11月の結成当初から話題を集めているZantö(ザントウ)。
vo. 塔山忠臣 (ex. 0.8秒と衝撃。)/ gt. 藤木寛茂(ex. HaKU) / ba. 美登一(THE RODS / ex. another sunnyday) / dr. ナカヤマシンペイ(ストレイテナー)という個性的なミュージシャン達が結成したロックバンド。
7月4日(本日!)発売のフルアルバム「Kill KATANA」について、下北沢サウンドクルージング出演直前にお邪魔させていただきました。(vo.塔山忠臣氏のコメントは後半に掲載します)

——— よろしくお願いします!Zantöとしてのインタビューは初でしょうか?

ナカヤマ)よろしくお願いします。RooftopでSMORGASと対談( http://rooftop.cc/interview/180501141604.php )はしましたが、自分達のタイミングでインタビューというのは初めてですね。

——— Zantöというインパクトのある名前の由来を教えてください。

ナカヤマ)語感が良かったことが一番です。それとvo.塔山を入れる時に「THE◯◯ズ」みたいな名前だと入ってくれないんじゃ無いかと。僕としては元々 "残党" という意味合いで考えていたんだけれど、塔山から「斬る刀でZantöだと思って僕はやります」と言われて、なるほどそういう解釈もあるんだと。今はそういう感覚でやってます。

——— なるほど!メンバーさんが集まる前にバンド名のアイデアはあったということですね。

ナカヤマ)意外だったんですけど、ググってみたら誰も使って無いなと思って。Ba.美登にザントウって良くない?って言ったら「いやそれ新宿ACBでしかできないバンド名っすよ」って言われました笑

一同)笑

美登)漢字のね、イメージだったから笑 パンチが凄いなと。

——— Zantöのoにウムラウトがついてることも気になりました。

美登)Motörheadとかそうですね

ナカヤマ)Motörheadはメタルの始祖みたいな言われ方してるけど「俺たちはロックバンドだし、あらゆるジャンルの人達に好かれるバンドなんだ」って言ってるんですよ。僕らもミクスチャーって言われますけど、それ以前にロックバンドだし、Motörhead好きだし、同意を表してるという発想はありますね。

美登)いいアクセントになってますし

藤木)あれどうやってPCで打つんですか?

美登)いっつも忘れるんだよなぁ...笑

(Macではoptionキー + uキー を押した後、oキー)

——— アルバムを通して一貫したコンセプトはありますか?

美登)方向は一つに向かって作れたなっていうのはあります。

ナカヤマ)まだ僕らがどんなバンドか分からなかったんで、一曲一曲作ってましたね。アルバムを作ろうと言うよりは、一曲一曲作っていって、10曲揃ってみたらこういうアルバムになったという感じです。

——— 曲順に関しても意識はありましたか?

ナカヤマ)曲順は塔山が一番こだわりがあるんじゃないかなって思っていました。元々のコンポーザーが塔山なんで、塔山が決めた案が良いんじゃないかなと。擦り合わせてみたら、他のメンバーの意見とも近かったので、彼の案になりましたね。

——— ジャケットのアートワークについて...猫ちゃん...ですよね?

美登)ライブのリハーサル終わりで、4人でジャケット案について相談していた時に決まりました。塔山くんが「猫ジャケどうですか?」っていきなり言いだして。満場一致で即決しましたね。僕が猫を飼っているのもあるので素材には困りませんし(笑)今回この為に新撮したんですけど、動くから真正面でバッチリ撮るのってけっこう難しいんですよ。ベストショットまでに2-3日を要しました。

——— 向き合って撮影してるところを想像すると面白いですね笑(2-3日とは凄まじい執念)

——— 今日は下北沢サウンドクルージングで下北沢全体が盛り上がってますよね。Zantöのライブが楽しみです。

ナカヤマ)シネマ(cinema staff)の裏なんだよなー。見たかったし見て欲しかった。笑

——— みなさん交友関係が広いですよね。

ナカヤマ)やっぱり長めなので。僕はメジャーだけで15年、ドラマーとしては20年プレイしています。Zantöもその期間の中で出会った人間の中で ”漂ってる連中” を集めた感じですね。

一同)笑

——— 下北沢でのライブが多く感じますが、今後のZantöのライブスケジュールはどういう方向性で決めていかれますか?

ナカヤマ)小さいライブハウス大好きですが、やっぱりやってく限りはスケールデカくしていきたいですね。アルバム出すのもそのためだし、取材を受けるのもそのためだし。やるからにはデカく。

——— インターネット的な質問もさせていただきたいのですが、メンバーさんの中で流行っているアプリやデジタルツールなどありますか?

藤木)やっぱり色んなデータを共有することが多いので、Dropboxとか...

美登)寛茂(藤木)は容量アップグレードしてくれないけどね笑

ナカヤマ)俺もしてないな。笑

一同)笑

——— バンドメンバー内で、好きな曲の共有のためにSpotifyでプレイリスト作ってるバンドさんもいますよね。アプリも活用しているものがあれば教えてください。

美登)それ面白いですね!寛茂はやっぱ口頭で言っても聴いてくれないもんね。

藤木)笑

ナカヤマ)寛茂のスマホになんのアプリ入ってるか見てください。多分ろくなの入ってないですよ笑

藤木)格闘ゲームとか笑

一同)笑

——— Zantöに反応しているお客さんは、音楽だけではなくメンバーさんの個人的な感性にも興味を持っている人が多い気がしますが、普段のメンバーさんの生活も少し教えていただきたいです。

ナカヤマ&藤木)僕らはキックボクシングやってますね。目指せ武闘派という感じで。スタジオの合間も、いかに実用的な体を作るかっていう話をしてますね。笑

美登)そのうち試合も出るようです。笑

(健康的なイメージが無かったのでびっくりです)

——— 最初の音源(タイトル「Zantö」2018年1月リリース)からデジタル配信を始められていますよね。何か意図はあったんでしょうか。

ナカヤマ)美登が「便利だから使っていいですか?」って言い始めて

美登)最初の音源はパッケージを出す予定はなくて、デモみたいな感じで出したかったっていうのがありましたし、手軽なんでやってみたかったという実験的な感じです。

——— TuneCore Japanとしてはそのご意見嬉しいです。ストリーミングサービスなど、音楽流通の新しい時代が始まっていますが、ミュージシャンとして感じていることはありますか?

ナカヤマ)バンドマンは音楽作って、ライブやって、伝えてってことしかないから。それ以外バンドマンってやることないかなと。バンドってどうしてもデジタルの対局にあるものだから。

美登)デジタルは使い方うまくやっていきたいというか、例えばSpotify for Artist見ると今日はどの辺りの人が聴いてくれてたなとか面白いものが見れますよね。受注生産とかも良い仕組みだなと思います。こういうことには柔軟に取り組んでいきたいと思ってます。

——— マーチャンダイジングの今後も楽しみですね!本日はライブ前にも関わらずお時間をいただき、ありがとうございました。

(ここからはvo.塔山忠臣氏のコメントを掲載します)

——— アルバムを聴かせていただきました。ありがとうございます。ここまで引き算しつつストレートな音が出てるというのがとても好きでした。歌われていることも哲学的な一方、単語一つ一つはシンプルというか。

塔山)僕は普段、色んなスタイルの音楽を聴くんですが、そのそれぞれに自分なりの〝センス耳〟みたいなもので聞いていて。それはリスナーの時もプレイヤーになっても変わることはありません。今回はナカヤマさんからこういう感じのサウンドスタイルでやりたいという、ハッキリとした方向性があったので僕の中にもあるそのサウンド愛へのカッコ良さを追求した結果です。

——— 「DON'T THINK DON'T FEEL -KATANA MIX-」では力強い行進のような弦が聴けたり、「NO FUTURE DEAD ARMY」は懐かしい雰囲気があったり、「CLIMB THE LINE」ではチャレンジングなアレンジが印象的だったりと、色んな姿が見えました。”真剣”と”遊び”が共存しているようなイメージを受けたのですが(ステージ上でも)こういったノリは自然と出ているのでしょうか?

塔山)そうですね、基本的にはバンドなんて音遊びだと思ってるんで。じゃなきゃ、聴くヒトもつまらないでしょう。その中で良さを追求する。以前一緒にバンドをやっていたドラマーがリハーサルでひと通りドカドカシャンシャン、ドラムを叩いたあとでふいに『なんてうるさい楽器なんだ!』って言ってた時に僕も、わかるわ~って。その感覚ってすごく大事なんじゃナイかなぁと。自分たちがやっているこの行動は、絶対にやらなければイケナイことではなく。自分自身がやりたいコトでなければ、ならないんじゃないかなぁって。だからこそ、聴く人にパワーを渡せる。

——— Zantö の今後の展開も是非お聞きしたいです!

塔山)先日ナンバーガール時代を振り返る向井さんのラジオを聞いていて、ナンバーガールが最初にメジャーデビュー盤を出す時。その発売日にはもう次のシングルは最高の形でレコーディングも終え、仕上がっていたという話を聞いて。僕たちもレコーディングこそまだですが今はもう次のZantö進化のために毎日みんなでデータ上でセッションして、新しい曲たちを創っています。みんなで揃ってはなかなか会えないのですがゴリラズもそういう作り方をしていたので、まっすぐに良い曲を目指して完成させます。

——— 活動のテンションがどんどん上がって行くのが楽しみです。ありがとうございました!

インタビューを終えて 兄弟のようなメンバー間の雰囲気がとても羨ましいというか、憧れるポイントでもありました。インタビュー後のステージ上でも、その雰囲気は変わらず。(前回の下北沢SHELTERで見れなかったバンドの正面で見れました)バンドの真っ正面から出力される、塊のようなものをビリビリと感じながら、早く詳しい歌詞を見たいなと思ったりして、新譜への思いがさらに強くなりました。
写真提供:溝口元海(みぞぐち もとみ)- be stupid
取材日:2018年5月26日 下北沢サウンドクルージング出演時
協力:okidokei(オキドケイ)
取材:Shunki Baba
Zantö
(L→R)
dr. ナカヤマシンペイ(ストレイテナー)
ba. 美登一(THE RODS / ex. another sunnyday)
vo. 塔山忠臣 (ex. 0.8秒と衝撃。) gt. 藤木寛茂(ex. HaKU)

2017年末に、塔山忠臣(0.8秒と衝撃。)、ナカヤマシンペイ(ストレイテナー)、美登一(THE RODS)、藤木寛茂(ex.HaKU)の四人で結成されたミクスチャーバンド。1990年代後半から2000年初頭に世界中で鳴らされていたラウドミクスチャーロックを、2010年代に新たな日本語ラウドロックとして鳴らしたかったナカヤマが、強烈なフロントマンとしての存在感を持った塔山ありきの想定で美登と藤木に声を掛け、『Zantö』の結成に至った。音源未発表にもかかわらず、自主企画ライブ『LIFE OF ZANTO』『DAY OF ZANTO』はすべてソールドアウト。期待値が日々上昇し続ける中、さらなる怒涛のライブ活動を行うべく、早くも1stフルアルバム『Kill KATANA』を完成させた。バンド名Zantöはナカヤマが語感で決めたが、アルバムタイトルの由来は、Zantö=ざんとう=斬刀、すなわち斬る刀。という塔山の解釈から。

Zantö ウェブサイト:https://www.zanto.tokyo
Zantö ツイッター:https://twitter.com/Zanto_info


音源情報

2018.7.4 RELEASE | 1st FULL ALBUM 『KILL KATANA』

1. LIFE OF ZANTO -KATANA VERSION-
2. ROCK KILL ME
3. ROLL CALL
4. DON'T THINK DON'T FEEL -KATANA VERSION-
5. NO FUTURE DEAD ARMY
6. HEYHEY-NOWNOW
7. ACTUALIZATION
8. HEISEI HALLELUJAH -KATANA VERSION-
9. MY RELIGION
10. CLIMB THE LINE

Zantö Records / ZNTR-1002 / 価格:2,500円(税込)
JAN:4522197129761 / JASRAC: R-1850652MT


ライブ情報
・7/5 大阪MUSE w/ the twenties / 空きっ腹に酒 / Runny Noize / climbgrow
・7/19 新宿LOFT w/SMORGAS (タワーレコード新宿店&新宿LOFTコラボ企画)

TuneCore Japan

チューンコアは、自分の楽曲をiTunes, Amazon Music, Google Play Musicなど世界120ヵ国以上の配信ストアで販売できるサービスです。

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