【速レポ】<SATANIC CARNIVAL>loc
ofrank、「いきなり新曲行くわ」

EVIL STAGEも折り返し地点を過ぎた頃、大阪発の3ピース・メロディック・パンク、locofrankが登場。「サタニックー! いきなり新曲行くわ」と木下正行(Vo,B)がサラッと告げると、「Hate to lose」を投下。森勇介(G,Vo)が小刻みにヘヴィなリフを畳み掛け、起伏豊かな歌メロがそこに折り重なり、またこれまでとは違う表情を浮かべた新曲に引き込まれた。
ド頭から驚かせた後は、バンドの名刺代わりとも言える代表曲「START」を披露。多くの観客がドドドーッ!と前に押し寄せ、場内に歓喜の渦を作り上げていく。その盛り上がりを「Mountain range」でさらに増幅させ、曲中に「幕張ー!」と木下も声を張り上げ、テンションの高ぶりを抑えられない様子だった。また「A GLOSSY DEMOCRACY」に突入すると、バンドの演奏は過熱の一途を辿り、オーディエンスの心を根こそぎ奪う爆発力を見せつける。
「せっかくこんなでかいところでやらせてもらうんやから、ロコダンスやろうか?」と木下がMCすると、「Intertwining」へ。MV同様に観客も踊りながら曲を楽しむ姿があちこちで広がっていた。曲の後半には幕張メッセにウォーウォーの大合唱が轟き、リスナー参加型の親密な曲調に多くの人が至福の笑顔を浮かべていた。

「何でこんなに集まってんの? 雨が降ってない? G-FREAK FACTORYのライブが終わったからや。俺(ら)とG-FREAK~で雨具(グッズ)作ったから。それと(同じ大阪の)PALMをここで観れるなんて、素晴しかったな。今年20周年、9月12日にアルバム出すから!」と木下から嬉しいお知らせもあり、次は「Returning」をプレイ。抜群の歌メロを高らかに会場の隅々まで行き渡らせると、終盤は「Grab Again」、「CALLING」、「reason」と連発し、衝動漲るパンクの荒々しさと心の奥底を揺さぶるグッド・メロディで、20年選手の貫禄をこれでもかとアピールした。
取材・文◎荒金良介
撮影◎半田安政(Showcase

【locofrank セットリスト】

01.Hate to lose
02.START
03.Mountain range
04.A GLOSSY DEMOCRACY
05.Intertwining
06.Returning
07.Grab Again
08.CALLING
09.reason


■<SATANIC CARNIVAL'18>

6月16日(土) 幕張メッセ国際展示場9-11ホール
6月17日(日) 幕張メッセ国際展示場9-11ホール

関連サイト

BARKS

BARKSは2001年から15年以上にわたり旬の音楽情報を届けてきた日本最大級の音楽情報サイトです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着