『HELLO! PROJECT COMPLETE SINGLE BOOK〜ハロー! プロジェクトの全シングルを完全掲載した決定版〜』(CDジャーナルムック)[ムック](音楽出版社)

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改名したモーニング娘。'14がゼッタ
イに浸透しない意外な理由

老害つんく♂の浸透しない改名

 15年以上続いているアイドルグループ、モーニング娘。の改名が発表された。来年からはモーニング娘。'14(ワンフォー)として1年間活動するとのことで、再来年はモーニング娘。'15、その翌年はモーニング娘。'16となっていくそうだ。
 改名の理由としてプロデューサーのつんく♂(本名:寺田光男)はブログで「この先も10年20年30年とグループを存続させて行く為にも「○○○○と言う曲名のシングルっていつ頃の歌だっけ!?」や「○○さんって、いつ時代のモーニング娘。だった?」などという素朴な疑問が即座にわかっていただければと思い「年」を表記することにしました」と説明している。こんな理由で改名してしまうのかと驚いてしまうが、つんく♂Pにとってはグループ名よりも大事なことのようだ。

 というのもつんく♂は最近物忘れが激しく、例えば9期メンバーの鞘師里保(さやしりほ)の名前を、ずっと「やすし」と呼んでいた。また10年間メンバーを続けた新垣里沙(25歳)に対して「お前、高橋愛(27歳)より年上だよな?」と説教したりと、ファンの中でついにボケちゃったとひっそり話題になっていた。つんく♂がそんな風な状態だからこそ、グループ名に年号を入れるのは必要不可欠なのかもしれない。

 話を戻すが、ではファンの中で今回の改名はどのように受け止められているのだろうか? これが実は笑って済ませているファンが大多数なのだ。熱心なファンならば、本気になって怒る人がいてもおかしくはないのだが…。
 ファンが楽観している一因は、どうせ浸透しないだろう、という考えが根底にあるからだ。なぜなら、今までのハロプロの歴史でつんく♂が流行らそうとしたものは、ことごとく流行っていないからである。
 例を挙げると、つんく♂はモーニング娘。のことを「モーニング」と呼んで定着させようとしているが、誰1人として「モーニング」とは言わない。メンバーもファンも「娘」と呼ぶのが普通だ。また、鞘師里保のニックネームを「やっしー」と命名したが、現在は「りほりほ」と呼ぶのが定着している。
 さらに、バラエティでも活躍する嗣永桃子に「これからはセクシー大人路線で行け」と助言していたが、ももちはこれを無視してぶりっ子キャラでブレイクしたのは周知の通り。
 ハロプロのメンバーとハロプロのファンはつんく♂が言ったことと逆のことをやって楽しむ文化が、昔から根付いているのである。高校生くらいの愛娘から邪険に扱われる父親みたいでこれは哀しい!

 しかし、ファンがつんく♂を信頼していないかというと、そうではない。2年に1曲くらいの割合で奇跡的な楽曲を生み出す音楽家としての才能。おっさんが書いたとは思えない童貞臭のする歌詞。メンバーを保護者目線で見ており、決して手を出さないプロデューサーとしての姿勢。もう45歳なのにテレビで全裸で歌っちゃうお茶目な姿。こんなところにファンはついて行っているのである。
 もともと「ロックやん♪」という理由で、色々な改革をしてきた人。今回の改名劇もまたつんく♂の「ロックやん♪」が始まったな…、程度のことなのかもしれない。

(文・編集部)

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