【インタビュー】the GazettE「改め
てthe GazettEというバンドをラフに
描けた」

the GazettEが前作から約3年ぶりとなる9thアルバム『NINTH』(読み:ナインス)を6月13日(水)にリリースする。収録12曲が全て新曲という待望のオリジナル・ニューアルバムには、前作アルバム『DOGMA』とは異なるアプローチでの制作スタイルが採られた。ライヴでの新曲パフォーマンスも意識し、the GazettEは本作『NINTH』をもってまた一歩先の姿へとバージョンアップしつつある。

BARKSでは、『NINTH』パッケージを前にしたメンバー5人へのインタビューを行なった。
■自分の中では、「“正しい”の裏側」という感じ。(RUKI)

——前アルバム『DOGMA』から、約3年ぶりニューアルバムリリースだけど、制作期間としてはどれくらい地下に潜っていた感じだったの?

戒:ライヴとしては去年末(2017年<COUNTDOWN JAPAN 17/18>)以来やっていないからね。

RUKI:そのときが人前に出た最後だった(笑)。まぁ、それ以前から地下に潜ってたんだけど。
▲『NINTH』

——ニューアルバム『NINTH』は、新たなジャンルへの挑戦という感じではなく、これまでいろんなものを吸収してきた【the GazettE】を感じる1枚でもあるよね。

RUKI:そうですね。今回は新たなジャンルへの挑戦という感じではなかったですね。

REITA:『DIVISION』(6thアルバム:2012年8月リリース)とか『BEAUTIFUL DEFORMITY』(7thアルバム:2013年10月リリース)のあたりまでは、1年に1回のペースでアルバムをリリースしていたから、その都度“the GazettEのこういう面も魅せていこうか”っていう感じの向き合い方でもあったんだけど、2年以上空くと、そういう感覚ではなくなるというか。

——『DOGMA』をリリースしたのが2015年の8月26日で、今作の『NINTH』のリリースが2018年の6月13日だからね。『DOGMA』とは相当長い時間共にしたよね。『DOGMA』はthe GazettEの中でも、独特な世界観を持った1枚だったけど、そんな『DOGMA』後だからこそ作れた楽曲というのはあった?

葵:“『DOGMA』とは、まったく違うことをしてやろう!”っていう意識を特に強く持ったってことはなかったけど、個人的には、『DOGMA』と同じようなことをやっても仕方ないとは思ったかな。でも、今回のアルバム制作の流れとして、いつもとは違う選曲の方法でもあったんですよ。選曲会というか、オーディションに近い選曲の仕方だったんですよ。『DOGMA』のときは、“ここに入れる曲は、こんな感じで”っていうキーワードっぽいものがあっての曲作りだったけど、今回は“『NINTH』が似合うものを選んでいく”という流れだったというか。

——『NINTH』というイメージは最初にあったの?

RUKI:ありました。ジャケットのイメージが、まさにそれだったんですけど。

戒:動画でもあったしね。

葵:そこに似合う曲をオーディションで選んでいった、って感じだったんだよね。説明が難しいんだけど、分かりやすく言うと、自分のやりたい曲、作りたい曲を好き勝手に作って持ち寄ったっていう感じの欲求に任せた曲作りではなく、『NINTH』って掲げたときに、どういう曲が似合うんだろうな? っていうところを一番に考えた曲作りをしたというか。そういう模索を繰り返していく感じだった。

——なるほど。ジャケットのイメージとか動画には、はっきりとしたテーマはあったの?

RUKI:いや、そこは曲のテーマではなかったんですよね。まぁ、そこは『DOGMA』も同じで、あくまでも“イメージ”はあったんだけど、それが“曲のテーマ”ではなかったというか。
▲RUKI

——たしかに、『DOGMA』のときも“『DOGMA』っぽい曲を作ろう”っていうところだったもんね。

RUKI:そう。まず、そこで悩んだ。“『DOGMA』っぽい曲ってどんなのだろう?”って。そこは『NINTH』も同じで。

葵:難しかったよね、そこ。

RUKI:難しかった。今、改めて振り返って思うに、『DOGMA』があったからこそ難しかったのかなと思うんですよね。『DOGMA』っていうアルバムは、わりと似た様なコードの曲が集まっていて、雰囲気がそれでしかないところがあったから、向かう方向を定めて特化していくという感じだったんだけど、『NINTH』は特別な決まりもなく曲出しをしていくという、ちょっと昔に戻った曲出しの仕方でもあったんで。幅が広かったというか。“これもいいけど、そっちもいいよね”みたいな。

葵:前回の“テーマは『DOGMA』です”っていうのも、“『DOGMA』ってなんだ?”っていうところを音に落とし込んでいくのが難しかったけど、今回、ジャケットのイメージを見せられて“テーマはコレです”っていうのも、かなり難しかったよね(笑)。

麗・REITA・戒:難しかったね(笑)。

——たしかに(笑)。でも、RUKIさんの中では『NINTH』というイメージはあったんだよね? RUKIさんが提示したジャケットの絵が意味するところは何だったの?

RUKI:自分の中では、「“正しい”の裏側」という感じ。“正しい”の裏側を意味するモチーフを組んでいったというか。いろんな面においてね。

——『NINTH』は9枚目のアルバムであるというところを提示する意味も?

RUKI:そう。最初は『NINTH ODD SMELL』にしようと思っていたんだけど。

——「NINTH ODD SMELL」というタイトルの楽曲も存在するよね。

RUKI:そう。

麗:RUKIが持ってきた曲の仮タイトルには“NINTH”ってワードが入ってるものが多かったよね。

戒:そうだね。たしかに多かった。

RUKI:“NINTH ODD SMELL”は、“第9の奇妙な匂い”というか。自分の中では、精神論的なものは分かりやすいものだったんだけど、本当にそれを曲調にどう落とし込んでいこうかというところで、すごく悩んだんですよね。激しいと『DOGMA』に寄ってしまうし、ダークだと『DOGMA』に寄るし。

麗:たしかに(笑)。『DOGMA』からなかなか抜け出せない感はあったよね(笑)。

RUKI:『DOGMA』の呪いからなかなか抜け出せないところがあって(笑)。5人の中でも、REITAが作ってきた曲は『DOGMA』色が強かった。

REITA:いや、俺、ハメられたんですよ。

一同:(爆笑)

REITA:最初RUKIは、“暗くてマニアックでダーク”って。

戒:あははは。言ってたな(笑)。

葵:だから、RUKIの話は信じるなって(笑)。

RUKI:(爆笑)

REITA:葵がRUKIに、“今回もマニアックでダークな印象で行くの?”って聞いてたとき、RUKIが“マニアックでダークなのは間違いない”って答えてたから、それを聞いて、なるほどって思って曲作って持ってったら、“その裏側”だったっていう。

RUKI:(爆笑)

REITA:俺の持っていった曲は、ひたすら【マニアック】って書かれたフォルダの中に全部集められたっていう。

一同:(爆笑)

戒:たしかにREITAの曲は全部【マニアック】フォルダに入れられてたね(笑)。

REITA:そう。だいたい曲出ししてジャンル分けしておくためのフォルダがあるんだけど、【バラード系】【激しい系】っていうのもあって。でも、今回の【マニアック】フォルダは、俺のためにあるようなもんだったなと。そこに集められて火をつけられた感じ。

一同:(大爆笑)

RUKI:いや、今回改めて“REITAってマニアックな引き出し多いなぁ”って思いましたけどね。曲自体はすごく良かったしカッコ良かったんだけど、今回のアルバム向きではなかったっていうだけで、火をつけて燃やしたわけではなかったんで(笑)。
■徐々に曲が選ばれていって、それが順番に並べられていって、必要な方向性が見えてきた(戒)

戒:でも、やっぱり長く『DOGMA』と時間を共にしていたからなのか、頭では分かっていても、最初の方は『DOGMA』を引きずってしまっているところはあったよね。自分も含め、そこは外して考えようとしても、どうしてもそっち方向にむいてしまう感覚があったというか。一番最初の曲出しのときは、REITAだけじゃなく、みんなあったと思いましたね。なんとなく暗い部分が前面に出てきてる曲しかなかったというか。そこはみんなの曲をじっくり聴きながら、話し合いながら進めていったというか。選曲会を重ねるごとに少しずつそれが抜けていった感はあったかなと。

——抜けていってからの曲調は、どんな風に変化していったの?
▲戒

戒:ぶっちゃけ、完成するまでは固まりはしなかったけど、自分的には、とにかく自分の今やりたいことをやっていくのが最善なのかなっていう感覚に変わりましたね。徐々に曲が選ばれていって、それが順番に並べられていって、なんとなくそこに入っていく楽曲が絞り込まれていくごとに、必要な方向性が見えてきた感覚だったというか。今回はみんなそうだったと思いますね。リード曲(2018年3月10日にアルバムリリースに先駆け、the GazettE Official Siteにて「Falling」MUSIC VIDEOが全世界同時先行公開された)でもあった「Falling」は、わりと最初の方からあったから。「NINTH ODD SMELL」もそうかな。「Falling」も「NINTH ODD SMELL」も原曲はRUKIなんだけど、本人的にすごく悩んでいて。何度も直してたもんね。

RUKI:そう。コレという決め手に欠けたというか。何が悪いとかじゃなく、とにかくしっくりこなかった。“NINTH”ではないんだよな……って、とにかく模索し続けて。「NINTH ODD SMELL」に関しては4回くらい変形したからね。何回も選曲会に出すんだけど、自分の中で“ん〜。なんか違うんだよな”っていうところからずっと抜け出せなくて。なにが違うと感じるのかが本当に分からなくて苦戦したんですよね。自分の中では「NINTH ODD SMELL」みたいな曲が欲しいと思ってるんですけど、なかなか思っているように具現化することができなくて。なかなか踏ん切りがつかない感がすごかった。

戒:選曲会に持って来てる張本人が一番首をかしげてるっていう状況でしたからね(笑)。

葵:RUKIも『NINTH』というイメージを持ちながらも、すごく試行錯誤していたような気がする。自分の中でも、“もっとこうしたい!”っていうのがあって模索してたんだろうなって思ったしね。

——RUKIさんも手探り状態でもあったんだね。

RUKI:そうですね。「その声は脆く」を持っていった選曲会のときも、ずっと考えてましたからね。とにかく、今回はいままででいちばん選曲会が多かったし、集めた曲がいちばん多かった。

葵:いままでは出た曲に対して、“ああでもないこうでもない”って話し合って、次の選曲会にいくんだけど、今回はそれもなく、みんなで聴いて、“ん〜。じゃあ次いつ集まろうか”みたいな感じで、曲がどんどんストックされていくのみ! って感じだったからね(笑)。本当に作りながら見つけていったって感じだった。

RUKI:あははは。そうそう(笑)。どんどん曲だけがたまっていくという。こんなに考えたことなかったかも。気合いを入れてたっていうのもあるんだけど、本当にいつもとは違う難しさがあったな。

麗:「Falling」とかがあったりもしたから、なかなかね。

RUKI:逆に、『DOGMA』で自信がついたところもあったし、もうちょっとラフに作りたかったっていうところでこだわりでもあったんだと思う。リアルに進んでいく感じを魅せたかったというか。『DOGMA』で止まってしまう感じにはしたくなかったというか。『DOGMA』は、1つの世界観を確立させるということの提示だったから、そことは違うとこにいきたかった。the GazettEって、いろんな曲ができるバンドでもあると思うんですよ。いろんな曲をやっていきたいと思っていたバンドだったというか。今回のアルバムの中で言うなら、ストレートな「UNFINISHED」みたいな曲もできれば、「虚 蜩」や「その声は脆く」みたいなバラード的な曲もできれば、激しくて暗い曲もできるっていう。でも、激しくて暗くてマニアックな曲は『DOGMA』で提示してきたし、そこもthe GazettEの曲として魅せることができたから、9枚目にしてできることを、the GazettEの音として魅せたかったんですよね。9枚目に立つ自分達は、どういうことをすべきなのか? というところを形にするのがすごく難しかったですね。いままでが分かるアルバムにしたかったんですよね。この歴史があるからこそ、いろいろできるバンドになっていたいというか。それを形にしたかったんです。ジャケットの絵に込めた意味もそういうことでもあるんですよね。the GazettEには『DOGMA』という一面もありつつ、『DOGMA』以前のthe GazettEの一面もちゃんと魅せつつ、今のthe GazettEという武器を魅せたかった。世界観を押し付けるようなアルバムにはしたくなかったというか。

——なるほど。すごく納得のいく言葉だな。今回のアルバムの印象としては、いい意味で、進化前のthe GazettEの基盤的なところが押し出されているような感じがしたから。

葵:分かります、ちょっと懐かしさを感じるというか。3曲目から11曲目まではそれを感じるかな。

RUKI:12曲中3曲目から11曲目ってほとんどだね(笑)。

葵:あははは。たしかに(笑)。中には新しい風を感じる曲もあるから全曲そうではないけど、流れで聴くと懐かしさが漂う感じというか。

——新しさを感じる風というのは、麗曲の「BABYLON'S TABOO」?

葵:そう。「BABYLON'S TABOO」は新しい。

RUKI:たしかに、「BABYLON'S TABOO」は新たな風だね。

葵:わりといろんな作り方をしてきてはいるけど、バンドとしての曲の作り方ってフォーマットがあるんだけど、この曲はそれを超えてきた。
▲麗

麗:この曲はまさに、『DOGMA』を経て、もっと洗練させていきたいという自分の想いが出て作り上げた曲でもあったかな。でも、そこばっかりを見て曲作りをしてしまうと、ライヴで盛り上がるということが疎かになってマニアックになっていってしまうから、そういうところも頑張って意識するように務めたというか。この曲は、いいバランスで作れた1曲になったかなと。でも、ギターの定義をなくしちゃっていいのかな? って自分の中でも若干の躊躇はあったんですけどね。普通だったら、葵、麗のギターがキッチリと別れているんだけど、それを無くしてしか表現できなかった曲でもあったんで、左右のスピーカーから出てくるそれぞれのギターを楽しんでくれてる人からしたら楽しみを奪ってしまった曲になってしまったかもしれないけど。これもこれで1つなのかなと。

葵:空気感の作り方が僕ら的には新しかったと思いますよ。

RUKI:麗のこだわりがすごかった。とにかく細かくて。

REITA:音の波形を見て葵に説明してたもんね!

葵:そうそう(笑)。あのド頭のフレーズは本当に難しかった。

——音色もいいよね。

葵:固めのね。

戒:そこも大きなこだわりでしたからね。

——個人的にはドラムのタム使いもすごく好きだった。

戒:これはね、すごく大変でしたね。

REITA:俺的には麗曲で言ったら、「BABYLON'S TABOO」の難しさ以上に「THE MORTAL」の方が難しかった。全編とおして親指で弾く弾き方なんて、いままでやったことがなかったから、すごく大変で。

——ベースのスラップが効いてる曲だからね、「THE MORTAL」は。

麗:デモの段階で入れていたシーケンスの音に近い感じが欲しかったんですよ。REITAは理想どおりのアプローチで弾いてくれましたね。

REITA:シーケンスの音をそのまま活かすなんて癪じゃないですか。由美子じゃないですか(=釈由美子)。

葵:いや、そのボケはここで要らないと思うけどね(笑)。

REITA:あ、そう(笑)? だから頑張ったんですよ。

葵:その頑張りあって、「THE MORTAL」のベースは本当に良い音してるからね。これからもあの音で頼む。

REITA:大変なんだって(笑)。
■2年後3年後5年後に、この曲が最後にくるというのが定着していくような、そんな存在の1曲に育っていったらいいなと思います(REITA)

——「GUSH」のダンス感も良かった。

RUKI:この曲は『DOGMA』の頃からあった曲で、もっとゆっくりな曲だったんですけど、今回、ふと、“あ、あのとき作ったあの曲のノリいいな”と思って持ってきて、アップテンポに変えたんです。ライヴではノリやすいんじゃないかなと思いますね。

戒:このアルバムの中で「GUSH」は、すごくいいフックになっていると思いますね。いい意味でどっちつかずの曲というか。激しすぎることもなく、気だるい部分もあるし、一番ライヴが楽しみな1曲なんですよね。どう変化していくのかがすごく楽しみ。

——今回ね、葵曲の「虚 蜩」も、いつものテンション感とは少し違っていた気がしたんだよね。いつもだったら、もうちょっとテンポが遅く、オドロオドロしい印象に仕上がっていたんじゃないかと。
▲葵

葵:この曲はね、俺の原曲の段階では無骨な感じだったというか。原曲の形のままだったら、このアルバムには入っていなかったと思う。メロもこんなになかったしね。

戒:そうだね。たしかに最初はもっと無骨な感じだったね。

REITA:もっと熱い感じというかね。でも、そこからRUKIの儚げなメロが入ってきて随分印象が変わったからね。

葵:結果、「虚 蜩」と「その声は脆く」の流れはライヴを感じる流れだなと思いますね。

RUKI:さっきもちょろっと話に出たけど、「その声は脆く」の原曲こそ、もっとオドロオドロしかったからね(笑)。

戒:あれはあれで好きだったけどね。

葵:俺も好きだったよ! みんな絶賛してたのに、作り替えてきちゃったんだよね、RUKI(笑)。

RUKI:なんか『NINTH』の中には入らないイメージだったんだよね。具体例を出すならば、「OMINOUS」に近い感じ。

麗:俺の中でも、あの原曲が「その声は脆く」になった印象はないからね。まったく別物という印象。やめちゃった感じ。バラードを目指して。

REITA:今回はね、本当にそういう難しさがあったんだよね。カッコ良ければいいってとこでもなかったから。難しかったんだよね。

葵:とにかく試行錯誤だったし、模索だったからね。

麗:自分的には、最初はイメージに引っ張られ過ぎていたのかなって思うところはあるかな。

——なるほどね。私的に、このアルバムの中で一番驚いたのが、「UNFINISHED」。ここまでストレートなメッセージの歌詞は珍しいよね。でも、この曲がアルバムのラストを飾っているように、ライヴでもラストを飾っていくことになるのかなと。
▲REITA

REITA:これまで大きなライヴのラストに持ってきた曲は、どうしても昔の曲だったりしたんだけど、そこにずっと縛られていてもダメなのかなって思う部分もあったので、この曲がこの先のスタンダードになっていけばいいなと思いましたね。RUKIも最初にこの曲を持ってきたときから、“ライヴの最後に持ってくる曲としてどうかな”って言っていたりもしたので。2年後3年後5年後に、この曲が最後にくるというのが定着していくような、そんな存在の1曲に育っていったらいいなと思いますね。

RUKI:基本、この曲の他は、今まで通り、そのときに思ったことを書くというスタイルで歌詞を書いているんですけど、この曲に関しては、こういう一面もあるというとこですかね。

——これはファンとしては嬉しい1曲になっていくんだろうなと思うよね。完成した今、理想とする形をしっかりと具現化できた感じ?

RUKI:すごく悩んだけど、結果、振り幅の広い作品が作れたのかなと思いますね。さっきも話の流れで言ったけど、今回『NINTH』を完成させてみて、改めてthe GazettEというバンドをラフに描けた感じはしています。苦労したけど、目指したところに着地できたかなと。

麗:俺としては、全曲出揃った状態で作り上げていったSE「99.999」も、新しいなって思ってますね、改めて。すべてを凝縮させた1曲となる楽曲を、あのライヴ感でやっているところが面白いなって思いましたしね。どうなるか分からないハラハラ感が面白かったです。今は、このアルバムを引っ提げてのライヴが楽しみですね。

葵: それぞれに懐かしさを感じさせながらも、新しいことができた1枚になったと思うし、本当に今のthe GazettEを感じさせられる1枚になったんじゃないかなと思う。トータル45分くらいのアルバムなんだけど、めちゃくちゃ短く聴こえるからね。

RUKI:『DOGMA』は長いもんね。ぶっちゃけ3曲目くらいで疲れる(笑)。

葵:ライヴでどう変化するかは、ライヴを実際にやってみないことには分からないけど、楽しみではあるよね。

戒:そう大きくは変わらないとは思うけど、ちゃんと主軸はありつつも、懐かしさと新しさを感じてもらえたらと思います。

REITA:ライヴとしては、『DOGMA』よりも肩の力を抜いて、単純に楽しめるんじゃないかなと思うので、ラフに楽しんでもらえたら嬉しいです。

取材・文◎武市尚子
the GazettE NEW ALBUM『NINTH』

2018年6月13日(水)発売
初回プレス分(全形態共通):「TOURアルバム購入者先行チラシ」封入
※お申し込み方法の詳細は、封入チラシをご覧ください。

■LIMITED EDITION BOX A (CD + BD)
品番:SRCL-9791~9792
価格:¥13,000(税込)
・メタリックBOX仕様
・歌詞ブックレット

[CD収録内容]
全12曲

[BD収録内容]
「Falling」MUSIC VIDEO+MUSIC VIDEO MAKING
『大日本異端芸者「暴動区 愚鈍の桜」LIVE AT 2017.03.10 国立代々木競技場第一体育館』ライブ映像(本編+アンコール)

■LIMITED EDITION BOX B (CD + 2DVD)
品番:SRCL-9793~9795
価格:¥12,000(税込)
・メタリックBOX仕様
・歌詞ブックレット

※注意
[LIMITED EDITION BOX A](CD+BD)、[LIMITED EDITION BOX B](CD+2DVD)は、初回プレス分のみの完全生産限定となります。

[CD収録]全12曲
M1 99.999
M2 Falling -NINTH MIX-
M3 NINTH ODD SMELL
M4 GUSH
M5 THE MORTAL
M6 虚 蜩
M7 その声は脆く
M8 BABYLON’S TABOO
M9 裏切る舌
M10 TWO OF A KIND
M11 ABHOR GOD
M12 UNFINISHED

LIMITED EDITION BOX A (CD + BD)
品番:SRCL-9791~9792
価格:¥13,000(税込)
メタリックBOX仕様/歌詞ブックレット
[BD収録]
“Falling” MUSIC VIDEO
MAKING OF “Falling” MUSIC VIDEO
『十五周年記念公演 大日本異端芸者「暴動区 愚鈍の桜」LIVE AT 2017.03.10 国立代々木競技場第一体育館』ライブ映像(本編+アンコール+MC部分もほぼノーカット収録)

LIMITED EDITION BOX B (CD + 2DVD)
品番:SRCL-9793~9795
価格:¥12,000(税込)
メタリックBOX仕様/歌詞ブックレット
[DVD収録]
“Falling” MUSIC VIDEO
MAKING OF “Falling” MUSIC VIDEO
『十五周年記念公演 大日本異端芸者「暴動区 愚鈍の桜」LIVE AT 2017.03.10国立代々木競技場第一体育館』ライブ映像(本編+アンコール+MC部分もほぼノーカット収録)

初回限定盤 (CD+DVD)
品番:SRCL-9796~9797
価格:¥4,500(税込)
[DVD収録内容]
“Falling” MUSIC VIDEO
MAKING OF “Falling” MUSIC VIDEO

通常盤 (CD)
品番:SRCL-9798
価格:¥3,300(税込)
<the GazettE Live Tour 18 THE NINTH PHASE #01 -PHENOMENON->

2018年7月19日(木) 三郷市文化会館 大ホール
[OPEN / START] 18:00 / 18:30
[INFORMATION] DISK GARAGE TEL:050-5533-0888

2018年7月20日(金) 三郷市文化会館 大ホール
[OPEN / START] 18:00 / 18:30
[INFORMATION] DISK GARAGE TEL:050-5533-0888

2018年7月25日(水) 市川市文化会館 大ホール
[OPEN / START] 18:00 / 18:30
[INFORMATION] DISK GARAGE TEL:050-5533-0888

2018年7月27日(金) 昌賢学園まえばしホール(前橋市民文化会館) 大ホール
[OPEN / START] 18:00 / 18:30
[INFORMATION] DISK GARAGE TEL:050-5533-0888

2018年7月30日(月) 相模女子大学グリーンホール
[OPEN / START] 18:00 / 18:30
[INFORMATION] DISK GARAGE TEL:050-5533-0888

2018年8月2日(木) 愛知 一宮市民会館
[OPEN / START] 18:00 / 18:30
[INFORMATION] サンデーフォークプロモーション TEL:052-320-9100

2018年8月3日(金) 愛知 一宮市民会館
[OPEN / START] 18:00 / 18:30
[INFORMATION] サンデーフォークプロモーション TEL:052-320-9100

2018年8月7日(火) 大阪オリックス劇場
[OPEN / START] 17:45 / 18:30
[INFORMATION] キョードーインフォメーション TEL:0570-200-888

2018年8月8日(水) 大阪オリックス劇場
[OPEN / START] 17:45 / 18:30
[INFORMATION] キョードーインフォメーション TEL:0570-200-888

2018年8月10日(金) 神戸国際会館 こくさいホール
[OPEN / START] 18:00 / 18:30
[INFORMATION] キョードーインフォメーション TEL:0570-200-888

2018年8月15日(水) 広島 JMSアステールプラザ 大ホール
[OPEN / START] 18:00 / 18:30
[INFORMATION] 夢番地広島 TEL:082-249-3571

2018年8月19日(日) 福岡市民会館 大ホール
[OPEN / START] 17:00 / 17:30
[INFORMATION] キョードー西日本 TEL:092-714-0159

2018年8月22日(水) 長野県・ホクト文化ホール 中ホール
[OPEN / START] 18:00 / 18:30
[INFORMATION] FOB新潟 TEL:025-229-5000

2018年8月26日(日) 東京エレクトロンホール宮城
[OPEN / START] 17:30 / 18:00
[INFORMATION] キョードー東北 TEL:022-217-7788

2018年8月27日(月) 山形市民会館 大ホール
[OPEN / START] 18:00 / 18:30
[INFORMATION] キョードー東北 TEL:022-217-7788

2018年8月29日(水) 札幌わくわくホリデーホール(札幌市民ホール)
[OPEN / START] 18:00 / 18:30
[INFORMATION] WESS TEL:011-614-9999

2018年9月4日(火) 神奈川県民ホール 大ホール
[OPEN / START] 18:00 / 18:30
[INFORMATION] DISK GARAGE TEL:050-5533-0888

[TICKET] 全公演 前売り¥6,800 / 当日¥7,300 (tax-in)
※指定・立ち見 同金額
※3歳以上有料、諸サービス手数料別

《チケット一般発売》
2018年6月30日(土) 全国一斉発売予定

[TOTAL INFORMATION]
Zeppライブ TEL:03-5575-5170(平日13:00~17:00)


関連リンク

◆the GazettE オフィシャルサイト


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