シェイクスピア『ロミオとジュリエッ
ト』史上最珍傑作、宮藤官九郎演出で
三宅弘城&森川葵が主演

宮藤官九郎が W・シェイクスピア作品を初演出する。2018年11月より、東京・本多劇場にて M&Oplays プロデュース『ロミオとジュリエット』が上演される。主演のロミオ役には三宅弘城という意表をついたキャスティング。さらに、相手のジュリエット役には初舞台となる森川葵を配する。
W・シェイクスピア作『ロミオとジュリエット』、あまりにも有名なこの古典劇を、宮藤官九郎の脚色・演出で上演するこの企画。ロミオに三宅弘城という意表をつくキャスティングで、今まで誰も見たことのない、斬新で、しかし普遍的な喜悲劇を目指すという。出演者も、主演の三宅弘城はじめ、ジュリエット役には若手の新進女優で、宮藤が監督した『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』でヒロインを務め、本作が初舞台となる森川葵、マキューシオには宮藤作品の常連で、2019年のNHK大河ドラマ「いだてん」(脚本:宮藤官九郎)にも出演が決定している・勝地涼、ティボルトに大人計画の快優・皆川猿時が扮するのをはじめ、小柳友、阿部力、今野浩喜、よーかいくん、篠原悠伸、安藤玉恵、池津祥子、大堀こういち、田口トモロヲと、ユニークで多彩な面々が集結する。
街を二分して争う二つの家にそれぞれ生を受け、許されぬ恋に身を焦がした末に悲劇的結末を迎える2人の恋愛劇を、個性的なキャストによって再構築し、まったく新しい、しかし普遍的な悲喜劇として再構築する試みだ。
宮藤・三宅・森川からコメントが次のコメントが届いた。

脚色・演出:宮藤官九郎
私ごとですが2年ほど演劇を怠けておりました。 そしてこの後、またしばらく演劇を怠ける予定です。なんだか後ろめたいなあ。そう感じていたら、「三宅さん主演でロミオとジュリエットをやりませんか?」というイカれた企画が舞い込んだ。しかもジュリエット役の森川さんは初舞台。これは演劇人として初心に帰れということか……。というわけで、現段階で決めていることは 「なるべくまんまやる!」
ロミオ役:三宅弘城
きっとウソだと思っていました。宮藤君は会っても何も言わないし、マネージャーはなんとなくスルーするし、プロデューサーの大矢さんはずっとニヤニヤしてるし。ところが、皆さん諦めたのか腹をくくったのか、少しずつロミジュリのことを口にするようになりました。そして集まった素敵なキャスト。この名作が宮藤官九郎氏の演出でどう料理されるのか。。。まあロミジュリ史上、最珍傑作になることは間違いないと思われます。
でもボクはまだちょっとウソだと思っています。
ジュリエット役:森川葵
舞台という一発勝負の場でお客様を目の前にしてお芝居をすることは初めてなので、とても不安で考えるだけで胃が痛くなる思いなのですが、映画等でお世話になった宮藤さんの元でこの初めてを経験させて頂けることは本当に嬉しく有難い機会を頂けたと感謝しています。皆様に近い距離で素敵な時間をお届けできるよう精一杯、やれることをやりきりたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

あらすじ:
昔々、ベローナの街にキャピュレット家とモンタギュー家という二つの旧家があり、この両家は代々お互いを仇だと思っていがみあっていた。キャピュレット家にはジュリエットという一人娘がおり、モンタギュー家にはロミオという一人息子がいたが、この二人は舞踏会で出会い、恋に落ちてしまった。お互いが仇の家の出身だとわかっても二人の想いは変わらず、両家の仲直りを願うロレンス神父に秘密の結婚式を挙げてもらい、夫婦となった。しかしジュリエットの従兄弟ティボルトにケンカをふっかけられたロミオは、自分の代わりにケンカを買った親友マキューシオを殺され、理性を失ってティボルトを殺してしまい、ベローナから追放される。ロミオの追放を嘆き悲しむジュリエット。彼女には、パリス伯爵との縁談があり、キャピレット夫妻は何とかこの縁談をまとめたいと思っていた。しかし、すでにロミオと夫婦の誓いをたてたジュリエットはパリスとの結婚を断固として拒む。両親はジュリエットの頑なな態度に腹を立て、言う事をきかないのなら勘当だと言い放った。事情を話すこともできず、孤立して追い詰められたジュリエットはロレンス神父にすがりついた。ロレンス神父は、「仮死になる薬によって死んだと思わせて霊廟に葬られ、目覚めた時に迎えに来たロミオと二人でベローナから逃げる。」という計画を提案するが――。

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