オススメ雑誌:ELLE JAPON (エル・ジャポン) 2018年 07月号(講談社)

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キムタクの娘のモデルデビュー:ドラ
ァグクイーン・エスムラルダ連載209

エスムラルダの「勝手にワイドショー!」
連載第209回 キムタクの娘のモデルデビュー「木村拓哉・工藤静香夫妻の次女『Koki』が、5月28日発売の一流ファッション雑誌『ELLE JAPON』(エル・ジャポン)の表紙を飾り、モデルデビュー」というニュース。みなさん、ご存じかしら。
 ちなみにアタシは昨日の昼、レズビアンの友だちから「グループラインが、朝から、キムタクの娘と勝間和代の話題で持ちきり!」との連絡をもらって、初めてKokiちゃんのことを知ったの(勝間和代について語ると長くなるので、とりあえず割愛)。で、さっそく検索をかけ、顔をチェックしてみたんだけど……。Kokiちゃん、お父さんにそっくり(なんのヒネリもない感想)。そして、とにかく目力がハンパない。
 すでにネット上にはKokiちゃんを絶賛する記事があふれているので、尻馬に乗るみたいでちょっと悔しいけど、やはりKokiちゃん、「大物」「逸材」と言わざるをえない感じ。あんな個性の強い服に負けない15歳、なかなかいないわよ。
 そして、「まずはモデルとしてデビュー」という判断も、『ELLE JAPON』を選んだのも、大正解。動画を観ると、ふとした笑顔とかはすごくかわいいんだけど(でもやっぱりお父さんに似てる)、顔立ちの個性が強すぎて、アイドルとしてデビューするのは少し難しい感じだし、ギャル系の雑誌にかわいい服を着て登場しても、あまりしっくりこなさそう。
 なお、Kokiちゃんのデビューを受けて、「両親の七光り(十四光り?)フル稼働」といった意見も出ているみたいだけど、Kokiちゃんの場合、両親の名前がむしろ邪魔になるんじゃないかという気さえするわ(「親が有名なおかげで下駄を履かせてもらってる」と、本人のポテンシャルがかえって過小評価されそう)。とはいえ、日本で活動する間は、それが大きな武器になるのも確か。なのでKokiちゃん、外野の雑音なんか気にせず、利用できるものは何でも利用して頑張って!
 ただ、(アタシ、別に「キムタクとか静香のプライベートは知りたくない」とか思ってるわけじゃないけど)間違っても、トーク番組やインタビューで、この子に「娘から見た両親の話」とかさせちゃダメ。せっかくの逸材が台無しだもの。あの二人の子どもなら、生活に困ることも一生なさそうだし、あまり安売りせず(するつもりもないだろうけど)、しばらく海外でモデル活動するとか、いずれ女優業に転身するにしても、選び抜いた映画に何年かに一本だけ出演するとか、できるだけ長く、神秘のヴェールに包まれていてほしいわ!
<水曜連載>※都合により今週は木曜公開
おすすめ雑誌:ELLE JAPON (エル・ジャポン) 2018年 07月号(講談社)
https://books.rakuten.co.jp/rb/15488529/
【エスムラルダ:プロフィール】
えすむらるだ…1972年生まれ。94年よりドラァグクイーンとしての活動を開始し、各種イベント、メディア等に出演。2002年、東京都の『ヘブンアーティスト』ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活躍している。著書に「同性パートナーシップ証明、はじまりました。」(ポット出版、共著)
twitter:@esmralda001
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おすすめ書籍:「同性パートナーシップ証明、はじまりました。渋谷区・世田谷区の成立物語と手続きの方法」エスムラルダ、KIRA著(ポット出版)
http://books.rakuten.co.jp/rb/13507222/

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