日本舞踊 未来座 =裁SAI=「カルメン
2018」にて松本幸四郎が場内アナウン
スを相勤申し候

第二回 日本舞踊 未来座 =裁SAI=「カルメン2018」が、2018年6月22日(金)~24日(日)国立劇場小劇場にて上演される。
未来座とは、松本幸四郎(当時七代目市川染五郎)ら日本舞踊協会のメンバーが、日本舞踊の行く末を心配していた故・十世 坂東三津五郎の遺志を継いで立ち上げた公演シリーズの名称だ。斬新だが、楽しく、解りやすい、しかしながら伝統をしっかりと継承した、日本舞踊への固定概念を打破する表現を目指す。2017年に『第一回 日本舞踊 未来座 「賽-SAI-」』を上演した。SAIは、Succession And Innovation=継承と革新をも意味する。
そんな未来座の第二回公演の題材は、世界的オペラ「カルメン」だ。今回の象徴ワードは“裁SAI”。様々な運命に「裁」かれながら生きる女と男を描く。本作で使用する曲は邦楽ではなく、誰もが一度は聴いたことのある、ビゼーのオペラ「カルメン」の楽曲だ。台詞も唄もなく、踊りだけで登場人物の心情、ストーリーを表現していくという、日本舞踊の作品の中ではとても斬新な形式が採られる。出演はダブルキャストで、ソル組に市川ぼたん、四代目 中村橋之助らといった未来を担う若手陣を、そしてルナ組には水木佑歌、花柳寿楽といった実力派陣を配した。
前回公演で演出・振付・出演を担った松本幸四郎は今回は制作にまわるが、当日の上演開始前の場内アナウンスも彼が相勤めることとなった。彼は日本舞踊協会の理事であり、この未来座を発足させたメンバーの一人でもある。今回の公演には出演はしないが、本作の為に録り下ろした会場限定の場内アナウンスという形での参加は観客にとって実に楽しく嬉しいことであろう。
松本幸四郎

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