TOKYO CAFÉ PATROL #26 使い方はあ
なた次第、喫茶ランドリーで自由なひ
とときを過ごす

 
森下駅と両国駅の間、墨田区の住宅街に突如現れる「喫茶ランドリー」。もともと手袋の梱包作業場として使われていた築56年の建物の1階をリノベーションして、今年1月にオープンした喫茶店です。
その名前の通り、ランドリーが置かれた洗濯もできる喫茶店。オーナーの田中元子さんがデンマーク・コペンハーゲンで訪れた「ランドロマット カフェ」をイメージして作られました。ランドリーカフェは世界中にあるけれど、ランドロマット カフェはカフェがメインになった作りでたくさんの地元の人で賑わっていた。田中さんの自宅の近くにも、そんな人が集まる場所が欲しいと思ってオープンしたそう。
開放的なガラス張りで、初めて訪れた人でも入りやすい外観です。
 
内観は誰でも親しみやすいようにと、どこかで見たことがあるようなインテリアに。家具は、かつて喫茶店で使われていたものを集めました。何時間でも過ごしていたくなるような落ち着く店内。
店内にはハンドメイドのアクセサリーや雑貨や中古レコードの販売も。すべて、ご近所さんたちによるものです。
「家事室」と呼ばれるランドリースペースには、スウェーデン発のエレクトロラックス社製の最新機器「mypro」の洗濯機、乾燥機が3台ずつ設置。洗濯300円、乾燥400円、洗濯+乾燥セット650円。外国製の洗剤が並び、好きなものを選べます。洗濯+乾燥+コーヒーのセット980円もあるので、コーヒーを飲みながら洗濯が終わるまでゆったり時間を過ごすこともできます。
コーヒー450円は、空気圧を使うエアロプレス製法で一杯ずつ丁寧に淹れます。様々なコーヒーを試して、ベーシックで誰でも飲みやすい味をセレクトしたそう。おかわりは200円、デカフェもあります。
 
軽食メニューも揃っています。鶏ハム、人参マリネ、バジルソースの「オープンサンド」500円は、ミルクゼリー付き。軽食ながら、野菜もしっかり食べられてお腹も大満足。またドリンクを注文すると、食べ物の持ち込みもOKだそう。
取材に伺ったときには、子供連れのお母さん、おばさま、サラリーマンなど、老若男女様々なお客さんが訪れ、読書をしたり、仕事をしたり、おのおの好きなように時間を過ごしていました。ベビーカー、ペットもOKで、誰でも入りやすいカフェです。さらに、レンタルスペースとして貸し出しもしているので、使い方はあなた次第。
誰をも迎え入れる空気に満ち溢れた地域密着型の喫茶ランドリー。あなたも自分の好きなように自由なひとときをここで過ごしてみては?
Photo:Haruka Yamamoto
Text:Sayoko Ishii
Edit:Namiko Azuma(ASOBISYSTEM)
Design:Yuko Abe(ASOBISYSTEM)
喫茶ランドリー
Address:東京都墨田区千歳2-6-9 イマケンビル1階
Hours:10:00〜20:00
Holiday:不定休
出典:She magazine

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