【インタビュー】TIF出場決定！「フ
ルーレット」は関西アイドル界の雄な
のだ！

メンバーはそれぞれ何ガール？

──まずは一人ずつ、プロフィールや近況などのお話しを伺いたいと思います。リーダーの辻梨央（つじ・りお）ちゃんとは去年、大阪マラソンの企画で、ご一緒させていただきました。4時間43分51秒で完走されましたが、あれから半年経ちましたね。

辻：最近また走ったりするんですけど、全然走れないんですよ。2㎞でも息が上がっちゃうので、“大阪マラソン・マジック”があったのかなと思います。

──そんな梨央ちゃんは最近、ケータイを落としたそうですが。

辻：（笑）。バキバキに割れました。もう最悪ですよ～。カメラは無事だったので、自撮りとか、SHOWROOM配信とかは出来るんですけど、コメントを読もうと思っても、読みづらいので、今月末に機種変します（笑）

──これを機に（笑）。今回、新曲のタイトルが『未完成ガールズ』なので、それにちなんで、梨央ちゃんは何ガールですか？

辻：それはもうキャッチコピーどおり、“ど根性ガール”です。大阪マラソンでもそうだったんですけど、自分の体とかはついていっていなくても、根性でやりきることが、たくさんあるので。

──続いて、涼賀（りょうが）あかりちゃんは、去年の12月に加入して5ヶ月ですが、サブリーダーという役割も与えられていますね。

涼賀：もともと歌は子どもの頃から習っていて、合唱団とか声楽もやっていたんですけど、ダンスは全くの初心者で、加入してすぐにサブリーダーって（スタッフさんから）言われて、最初は本当にとまどいました。今まで誰かをリードしていく役割を学校とかでもやったことがなかったので、今もどんなふうにリードしていくのがいいのか、考えています。

──そんなあかりちゃんは何ガールですか？

涼賀：“変ガール”です。

──どんなところが変なんですか？

涼賀：無意識にやっちゃうんですけど、メンバーに靴下のにおいを嗅がしたり。臭くないっていうのを共感してほしくて。天然とかじゃなくて、変人なんですよね。

──続いて、清水満月（しみず・まるな）ちゃんは、「満月」と書いて「まるな」と読む、いわゆるキラキラネームですが、自分ではどう思っていますか？

清水：すっごい気に入っています。まだ同じ名前の人に出会ったことがないんですけど、この間、名付けてくれた母親が、同じ名前の一般の方を見つけて、私のパクリや！って、言っていました（笑）

──私の許可を取れと（笑）。ツイッターで読んだんですけど、家の中でムカデに刺されたそうですが、大丈夫ですか？

清水：弟が虫を寄せつけないスプレーをしたみたいで、もう一切来なくなったんですけど、お風呂とかで裸足になるのがすごく怖くて、今でもトラウマになっています

──どういう状況で刺されたんですか？

清水：歩いていたら、右足の甲に乗ってきて、すぐに振り払ったんですけど、暗闇だったので見えなくて。めっちゃ腫れたので、病院に行ったら、ムカデですねって言われました。

──プロフィールには、「羽がついていて飛んでくる生き物」が嫌いと。

清水：見るのは大丈夫なんですけど、急に飛んで来るのが怖くて、キャーッて叫んでしまいます。カラスとか、鳥類は全部無理です。

──バッタとかは？

清水：バッタも無理です。

辻：ペンギンは？

清水：えっ？ペンギンは飛ばない…。

辻：あっ、そうか（笑）

──梨央ちゃん、「天然ガール」に変えましょうか？（笑）。満月ちゃんは何ガールですか？

清水：“妹ガール”です。ずっとツインテールをしているんですけど、自分の中で、ツインテールにすると、アイドルのスイッチが入るみたいなところがあって、ファンの方からも、妹みたいだねってよく言われます。

──続いて、那須雅（なす・みやび）ちゃんは、特技が「短距離走」とありますが。

那須：そう書いたんですけど、高校に入ってから、どんどんタイムが落ちてきて、今はそんなに速くないです…。

──じゃあ、別の話題で（笑）。おばあちゃんの家が落ち着くそうですが。

那須：そうなんです。お仕事に行く時、南草津で集合することが多いんですけど、自宅からだと結構遠くて、おばあちゃんの家から向かう方が近いので、週末はおばあちゃんの家に泊まって、おいしいものを食べさせてもらっています。

──おいしいものというのは、具体的には？

那須：サラダが豪華なんですよ。おばあちゃんがフラワーデザイナーをしているんですけど、盛り付けがすごく綺麗で、朝からそのサラダをいっぱい食べます。

──そんな雅ちゃんは何ガールですか？

那須：“癒しガール”です。私自身、ほわーんとした女の子が好きで、自分もそうなりたいなと思います。見ているだけで癒されるって言われるような存在になれるように頑張っています。

──続いて、岡田莉那（おかだ・りな）ちゃんは、特技の「カレーライスの早食い」が気になります。

岡田：カレーライスがめっちゃ好きなんです。普段はメンバーの中で私が一番食べるのが遅いんですけど、カレーライスだけ食べるのが速くて、カレーは飲み物感覚です（笑）

──もうひとつの特技の「ものまね」は、例えば誰が出来るんですか？

岡田：メンバーのものまねをすると、似てるって、みんな笑ってくれます。

──メンバーだと、誰のものまねが一番得意ですか？

岡田：喋り方より、表情とか仕草のものまねなんですけど、梨央やったらすぐ出来ます！

──お願いします！

岡田：（辻梨央がヘアメイクをしている時のものまねを披露）
＊辻以外のメンバーは「わかるー！」「やってるー！」などと大絶賛！

──髪の毛を顔の前に持ってくる感じ？

辻：自分の髪の毛を匂うんですよ。シャンプーの匂いが好きやから（笑）

──そんな莉那ちゃんは何ガールですか？

辻：カレーと、チョコも好きやから、“茶色ガール”は？

岡田：じゃあ、“茶色ガール”で。肌も茶色いので（笑）

──担当カラーが黄緑なのに“茶色ガール”って、ややこしいですけど（笑）
＊取材後、マイクなどの物をよく壊すクラッシャーだと判明。“破壊ガール”に変更！

──続いて、赤田陽菜（あかだ・ひな）ちゃんは19歳には見えないですよねー。よく小学生にも間違われるそうですが。

赤田：私自身、小学生に見えるって思ってなかったんですけど、アイドルになってから、小学生みたいって言われるようになって、自分の動画を観た時に、あれ？みんなと違う！って思って（笑）

──それで納得したと（笑）。ちなみに身長は何㎝ですか？

赤田：141㎝です。

──理想の身長は？

赤田：180㎝になりたいです（笑）

──それは高すぎるでしょ（笑）。そんな陽菜ちゃんは何ガールですか？

赤田：“お人形ガール”です。来年の1月で20歳になるんですけど、全国の20歳のアイドルさんの中で一番小さいと思うので、お人形さんのように見えるように努力したいと思います。

──最後は北川歩乃海（きたがわ・ほのか）ちゃん。5月2日に15歳になったばかりですが、今の心境は？

北川：フルーレットに入ったのが13歳なんですけど、15歳になって、時が過ぎるのが速いなって感じるようになりました。受験生になったので、勉強も頑張りたいと思います。

──勉強といえば、数学と理科が苦手だそうですが。

北川：ダメダメなんです。先生に、おバカな子でもわかるように教えて下さいって言って、教えてもらったんですけど、全然理解できなくて…。数学と理科の授業はノートを取るのに必死で、いつもテンパっています。

──逆に得意な教科は？

北川：英語と、最近は社会（地理）も出来るようになってきました。

──プロフィールの趣味に「釣り」とありますが。

北川：私のお父さんのお兄ちゃんが釣りが趣味で、子どもの頃によく海釣りに連れて行ってもらっていたんですけど、最近はなかなか行けないので、家の中で出来るヘアメイクとか、美容の方にハマっていて、メンバーのヘアアレンジもやったりしてします

──そんな歩乃海ちゃんは何ガールですか？

北川：“ぼっちガール”です。

──ツイッターで「#ぼっち見守り隊」という謎のハッシュタグもありますよね（笑）

北川：中学1年生の時のクラスが、違う小学校だった知らない子ばかりで、フルーレットの活動もその頃から始めたので、一人で行動することが多かったんです。でも、今はちゃんと友達もいるよって、ファンの方には言っていたんですけど、SHOWROOMで、＜ぼっち＞って、イジられるようになっちゃいました（笑）

『未完成ガールズ』MV撮影秘話

フルーレット／『未完成ガールズ』MV Full Ver.

──5月22日にニューシングル『未完成ガールズ／サンバing』が発売されます。『未完成ガールズ』の聴きどころを、落ちサビも担当しているあかりちゃんに。

涼賀：『未完成ガールズ』は、『Snow halation』（『ラブライブ！』の主題歌）を作曲された山田高弘さんに作っていただいた曲なんですけど、初めて聴いた時に、素敵な歌詞とメロディーで、メンバーみんな大感激でした。未完成な女の子が、理想の自分を目指して、ひたむきに努力をするっていう内容の歌詞なんですけど、実際に私たちがレッスンしているところを観て、曲を作っていただいたので、私たちと重ねて聴いて下さい！3声でハモっているところもあるので、そこにも注目していただければと思います。

──サビの最後の♪キレイになりたい♪のソロパート、めっちゃいいですね。気持ち良さそうに歌っていて。

涼賀：気持ちいいです！最高です！大学生になって、本当にもっとキレイになりたいっていう思いもあるので。

──リアルな感情を込めているんですね。MVの見どころを、あのセリフが印象的な梨央ちゃんに（笑）

辻：（笑）。フルーレットのMVで、初めてショートムービーに挑戦して、あかりが未完成な女の子で、私が完成している側みたいな役だったんです。メンバーと演技をするのがすごく恥ずかしかったんですけど、やっていくうちにどんどん楽しくなっていきました。冒頭の30秒ぐらいのシーンを丸1日かけて撮影したので、特にそこに注目して観てほしいなと思います。私の＜未完成なのだ！＞っていう決めゼリフもあるので（笑）

──その「未完成なのだ！」は、何回ぐらい撮りました？

辻：あかり越しに撮影したパターンが3回と、カメラに向かってのパターンが3回で、6回だと思います。

涼賀：それだけで終わったっけ？

辻：それだけで終わったやん！（笑）

涼賀：私が結構笑ったから、何回も撮り直した気がする。

辻：そうなんですよ。あかりに向かってセリフを言うんですけど、あかりはカメラに映ってないから、めっちゃ笑ってて、それでNGくらいました（笑）

涼賀：いつも＜未完成なのだ！＞とか言わないキャラなので、しかもマジメにやるじゃないですか。

──そりゃお仕事ですから（笑）

涼賀：それが面白くて、笑っちゃいました。

──日常会話で「～なのだ！」って言わないですから。バカボンのパパぐらいしか（笑）

辻：それもよくファンの人に言われます。バカボンかって（笑）

──満月ちゃん、『未完成ガールズ』の特に好きな歌詞の部分を教えて下さい。

清水：やっぱり♪キレイになりたい♪の部分が一番印象的ですね。自分もそう思いますし、あかりの歌い方も大好きで、そこだけリピートして聴いていたこともあります。

──あかりちゃんのヲタクがメンバー内にいました（笑）。では、両A面のもう1曲、『サンバing』の聴きどころを、雅ちゃんにお願いします。

那須：タイトルどおり、夏にピッタリのサンバ風の曲調で、ライブではマフラータオルを持ってパフォーマンスしているので、私たちと一緒にタオルを回して、盛り上がっていただけたら嬉しいです。

──今、皆さんが着ている、お嬢様高校の制服のような衣装のポイントを教えて下さい。

涼賀：『未完成ガールズ』の曲をイメージして作っていただいた衣装で、いくつか候補があったんですけど、未完成ということなので、派手じゃなくて、おとなしい感じの色合いとか形を意識して、メンバーみんなで選ばせていただきました。

──「欅坂っぽい」って言われないですか？

涼賀：『サイレントマジョリティー』の衣装に似てるって、めちゃくちゃ言われるんですけど、『未完成ガールズ』のイメージに合わせて、この衣装にしたので、（欅坂46に）寄せたくて、この色合いにしたわけじゃないですよって、声を大にして言いたいです（笑）

今夏の「TIF」「愛踊祭」に賭ける思い

──先月は滋賀県東近江市で、ももいろクローバーZさんの主催イベントが行われました。フルーレットさんも出演されましたが、モノノフの満月ちゃん、いかがでしたか？

清水：私がステージデビューした時、ももクロさんの曲を披露したんですけど、その当時は、ももクロさんに会えるなんて夢にも思っていなかったです。でも今回、ももクロさんの主催イベントに出演させていただいて、ご挨拶させていただいた時も、すごくかわいくて、細くて、改めて憧れの存在だなって思いました。

──そして、2年連続で「TOKYO IDOL FESTIVAL」への出場が決定しました！先日は、フジテレビで『この指と～まれ！season2』の収録（放送日未定）にも参加されていましたね。莉那ちゃん、いかがでしたか？

岡田：フジテレビさんの番組収録が初めてで、めっちゃ緊張したんですけど、MCの指原莉乃さんも、土田晃之さんもすごく優しかったです。フルーレットはトークが苦手なメンバーが多いんですけど、トークの勉強にもなりましたし、刺激もたくさん受けたので、今後の活動に活かしていけたらいいなと思います。

──私も必ずチェックしたいと思います。陽菜ちゃん、去年のTIFはいかがでしたか？

赤田：全部で3回ステージがあったんですけど、私たちが次のステップに進めるような、大事なライブになったと思います。東京のお客さんの多さも実感できたので、滋賀県にもたくさんのお客さんを連れてきたいなって思いました。

──歩乃海ちゃん、今年のTIFに向けての意気込みを聞かせて下さい。

北川：去年のTIFは、ただ出たみたいな感じになっちゃって、正直、お客さんの心を掴めなかったっていうか、フルーレットのライブに巻き込みきれなかったと思うんです。だから、今年はそのリベンジをしたくて、ライブを観た人に、フルーレットを推してもらえるように、頑張りたいと思います。

──最後に、リーダーの梨央ちゃん、今後の抱負をお願いします。

辻：メジャーデビューを目指して頑張っているんですけど、去年は、汐留ロコドル甲子園で優勝できて、TIFは今年も出場が決まって、あとは愛踊祭ですね。2年連続で決勝大会までは行けたんですけど、そこで結果を残せなかったので、今年こそは三度目の正直で、優勝したいなと思っています。まずは7月31日に関西地区の予選があるので、みんなで力を合わせて、そこを突破したいと思います。フルーレットの応援、よろしくお願いします！

　「フルーレット」はフランス語で「小さな花」。滋賀県から全国へ。7月に結成5周年を迎える彼女たちが、大輪の花を咲かせようとしている。

TEXT&PHOTO:ポッター平井

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