むらたたむ×レディビアード インタビュー写真

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超絶女性ドラマー・むらたたむ×
女装パフォーマー・レディビアードが
共演ライブを開催!
異色コラボの背景を語る

キュートな笑顔で超絶なドラミングを繰り広げるドラマー、むらたたむ。ある時はデスボイスを操るシンガー、ある時は激しいファイトも辞さないプロレスラー、さらには5カ国語を操り、さまざまな分野で活躍する女装パフォーマー、レディビアード。2018年2月に行われたむらたたむのライブで共演したふたりは意気投合。春にはコラボレートシングル「スーパーD&D~完全にリードしてアイマイミー~/D絶対!SAMURAIインザレイン」をリリースするに至った。さらに6月2日(土)には、東京WWW Xでリリースを記念したライブも決定。そんなふたりに、コラボレートが始まった経緯やライブの見どころなどを語ってもらった。
キュートな笑顔で超絶なドラミングを繰り広げるドラマー、むらたたむ。ある時はデスボイスを操るシンガー、ある時は激しいファイトも辞さないプロレスラー、さらには5カ国語を操り、さまざまな分野で活躍する女装パフォーマー、レディビアード。2018年2月に行われたむらたたむのライブで共演したふたりは意気投合。春にはコラボレートシングル「スーパーD&D~完全にリードしてアイマイミー~/D絶対!SAMURAIインザレイン」をリリースするに至った。さらに6月2日(土)には、東京WWW Xでリリースを記念したライブも決定。そんなふたりに、コラボレートが始まった経緯やライブの見どころなどを語ってもらった。

——おふたりのコラボレートのきっかけから伺いたいのですが、たむさんが今年の2月に行った“ドラムライブ”のゲストにビアードさんを誘ったことが始まりだったんですよね?

むらたたむ:私の“ドラムライブ”では、毎回スペシャルゲストをお招きしていて、これまではにゃんごすたーさんとか、千鳥のノブさんなどに出ていただいたんですけど、次は誰がいいかなと探していたときにビアちゃん(レディビアード)を見つけたんです(笑)。パフォーマンスもすごいし、唯一無二の存在じゃないですか。この人が出てくれたら、盛り上がりそうだなと思って誘いました。それで意気投合したんです。いいですねって!

レディビアード:いいですね!ってね(笑)。たむちゃん、手にゲガしているね。さては、プロレスの練習を始めましたね!

むらたたむ:練習はしてないよ(笑)。プロレスは観るのがいいです。

レディビアード:でも、たむちゃんは本当にすごいです。ドラムができるだけじゃなくて、同時に歌う。これ、超難しいですよ! それに、たむちゃん、すごく良い人。ステージはすごく激しいけど、普段はすごくかわいい。一緒にパフォーマンスするのは、とても楽しかったです。

むらたたむ:ビアちゃん、実はすごくクールな人だったらどうしようって、実際に会うまでは思っていたんですよ(笑)。でも、ステージも普段も変わらなくて。常に楽しくて、裏表がなくて優しいんです。それと、リハーサルのときに、すでに全開だったんですよ。200%のパフォーマンスで。

レディビアード:たむちゃんは、リハーサルから本番の内容をしっかり決めてくれるんです。リハーサルのときに“本番はアドリブでやりましょう”という感じじゃない。それはすごくやりやすかったです。

むらたたむ:私、しゃべるのがあまり得意じゃないので……(苦笑)。

レディビアード:そんなことないよ、私より上手いよ!

むらたたむ:(笑)。MCも含めて、ある程度、詰めておかないと不安なんですよ。でもビアちゃんは、アドリブも得意だし、ステージ慣れしているのですごいと思います。それに、本番はさらに迫力のあるパフォーマンスでした。お客さんを楽しませようという気持ちがすごく強くて、そこは触発されましたね。

レディビアード:たむちゃんと一緒にパフォーマンスするのは、新しい経験でした。
むらたたむ×レディビアード インタビュー写真

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——ライヴのときに、たむさんは“気が合うと思う”と発言されていました。どんなところでそう感じましたか?

レディビアード:ゲガ?

——ケガではなく“気が合う”です(笑)。日本語は難しいですね。えっと、仲良しということですかね。

レディビアード:おお、仲良し! そうですね。仲良しです。

むらたたむ:私、よく“何をしゃべっているのかわからない”って言われるんですけど(笑)、そういう部分が共通しているというか、テレパシーで会話ができるというか(笑)。あとは、私はしゃべるのが遅いんですけど、ドラムは速く叩けるというギャップがあって、ビアちゃんも見るからにギャップがあるので(笑)、そこも気が合う要因かな。

レディビアード:そうですね、ギャップとギャップ、ダブルギャップですね!

むらたたむ:それと、楽しいことが好きなところは一緒だよね。
——ライブでの意気投合を経て、コラボレート曲「スーパーD&D~完全にリードしてアイマイミー~/D絶対!SAMURAIインザレイン」もリリースしました。この2曲はどのようにして作っていったのですか?

むらたたむ:曲は黒沢ダイスケさん、作詞はあさのまるおさんにお願いしたんですけど“何かテーマを出して”とリクエストされて、普段、私は何を考えているんだろうと思い返してみたんです。それで、雨の日に傘を平行に持つ人が許せないって思い出して、それを伝えたら「D絶対!SAMURAIインザレイン」になりました(笑)。

レディビアード:このテーマ、すごいよね! 私は考えたこともありませんでしたよ。雨の日はいつも、滑って転ばないようにってことだけに集中していますよ。

むらたたむ:ビアちゃんも背が高いから、傘では困っているんでしょ?
レディビアード イエス! 雨の日、傘を開いた時の先端、私の目の高さにありますね。すごく危ないです。雨の日は右手で傘を持って、左手でディフェンスして歩いていますよ(笑)。

むらたたむ:「D絶対!SAMURAIインザレイン」は、そんな思いが詰まった曲です(笑)。「スーパーD&D~完全にリードしてアイマイミー~」はドラムに関する曲がいいなと思って、それを伝えました。そうしたら、“ツインペダル”とかドラムに関連した用語が出てきたり、“バスドラムだけ前にズレる”とか“スネアのフチで指を打つ”とか、ドラムあるある的な歌詞が出てきたりする曲になりました(笑)。それと、この曲は、ツインペダルを高速でドコドコ踏みながら、私が歌っちゃうという新しい挑戦もあります。
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——それは、たむさんがツーバスを踏みながら歌いたいと言って実現したんですか?

むらたたむ:結果的にそうなりました(笑)。でも、すごく楽しいです!

レディビアード:すごいですよ! 足を動かしながら、手は別のリズムを叩いていて、口では歌っています。すごく難しいですね。

——曲としてはどちらもヘヴィメタル色が強い楽曲になりましたが、これもたむさんのアイディアなんですか?

むらたたむ:ふたりともメタルが好きなので。

レディビアード:たむちゃんは、ドリーム・シアターのマイク・ポートノイさんが大好き。私はポートノイさんのバンド、アドレナリン・モブが大好き。ポートノイさんの話で、すごく仲良くなりましたね。
——ビアードさんは、この2曲を渡されたとき、どんな感想を?

レディビアード:すごいと思いました。ドラムがテーマの曲も、傘がテーマの曲も初めて歌いました。それと私のライブでは、基本的にトラック(カラオケ)だけなんです。だからライブドラマーと一緒に歌うのは、超楽しいですね!

むらたたむ:「スーパーD&D~完全にリードしてアイマイミー~」のビアちゃんのパートで“曲中のキメなあかんところで顔痒い”っていう歌詞が出てくるんですけど、関西弁の“あかん”が難しかったんだよね?

レディビアード:超難しかった! 私は東京に住んでいるので、関西弁は話せないよ。

むらたたむ:レコーディングのときには、私が“こういう意味で、こういうイントネーション”って説明して。そういうやりとりも楽しかったですね。

レディビアード:レコーディング・ブースで、たむちゃんが私の後ろに立って、私がミスをすると“あかん!”って教えてくれました(笑)。たむちゃんは関西弁の先生ですね。ありがとう、先生。

——では、レコーディングは一緒にやったんですね。

むらたたむ:はい。ドラムは先に録音したんですけど。

レディビアード:ドラムは何回くらいやりましたか? たくさんテイクを録りました?

むらたたむ:何回だろう? でもかなり大変で、けっこういっぱいやりました。難しかったです。でも、今はちゃんと叩けるようになりましたよ。

レディビアード:プロフェッショナルですね!

むらたたむ:ドラムを録ったあとに、歌は一緒に録りました。面白かったのは、ビアちゃんのレコーディングドリンクが“コカ・コーラ ゼロ”なんですよ!

レディビアード:デスボイスのために“コカ・コーラ ゼロ”を飲みますね。私の経験上、“コカ・コーラ ゼロ”が良いんです。あの炭酸が、喉にすごく優しいです。それから冷たい水とお湯も用意します。この3つが必要なんです。たむちゃんは、歌うための飲み物は?

むらたたむ:えっと、水。でも、歌をちゃんと録ったのが初めてだったので、何が良いのかはよくわかりません(笑)。
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——ちなみに、普通のコーラじゃだめなんですか?

レディビアード:普通のコーラは、砂糖が喉を刺激するんです。日本語で説明するのは難しいですけど、“コカ・コーラ ゼロ”は喉を守ってくれて、デスボイスでも疲れないんです。

——「スーパーD&D~完全にリードしてアイマイミー~」のミュージックビデオでは、ふたりで七番勝負を繰り広げていましたよね?

レディビアード:たくさんゲームをしました。いっぱい新しい経験をしましたよ。カードを取るやつ……。

むらたたむ:かるた!

レディビアード:かるた! 初めてでした。面白かったですね。

——では、お互い、これだけは勝っていると思う部分は? また、これだけは敵わないと思う部分はありますか?

レディビアード:いや、たむちゃんが勝つ。たむちゃん、強いね(笑)。私はドラムが全然できませんが、デスボイスはできます。たむちゃんはドラムはすごいけど、デスボイスはできませんね。だから、私たちは良いコラボだと思いますよ。

むらたたむ:柔軟が敵いません(笑)。今度、ちゃんと教えてほしいです。それから、プロレスの技も教えてもらおうかな(笑)。

レディビアード:いいですよ! たむちゃんのプロレスキャリアのためなら(笑)。

——そういえば、たむさんはブログで“ライブまでに身体を柔らかくする”と目標を立てていましたが、経過はいかがですか?

むらたたむ:そうなんですよ。私、腰がむちゃくちゃ固いんです。以前に腰が痛くなったときにも、身体が固いからだって診断されて。叩いているときの姿勢が良いって言われることがあるんですけど、それって姿勢が良いのではなくて、腰が固いから、動かせなかっただけだったのかもと思って(笑)、最近は柔軟体操をしています。腰を柔らかくすることで、重心を変えたりすることができるはず。それから、疲れにくくなると言われたので、続けていこうと思っています。

——6月2日は2度目の共演ライブとなりますが、そこでも対決は見られますか?

むらたたむ:どうだろう(笑)。考えておきます。

——そこは当日のお楽しみということですね。では、今度はどんなライブになりそうですか?

むらたたむ:前回はふたりでカバーをやったんですけど、今回は何といってもオリジナル曲をやるので楽しみです。コラボ曲をライブでやるのは、6月2日が初めてなんです。最初のインパクトが大事だと思うので、ドカーンとみんなにインパクトを残したいと思います。

——実際にドラムを叩きながら歌うんですよね?

むらたたむ:そうですね。大変です。でも、やってやるぜっていう気持ちです。

——高速のツーバスを踏みながら歌う人って、世界を見渡しても、おそらくたむさんしかいませんよね。

むらたたむ:そうかも。世界初かも!

レディビアード:すごいですね! 私は絶対ライブを盛り上げますよ。いや、お客さんと一緒に盛り上がりますよ!

むらたたむ:私はドラムなのでステージを動き回ることができないんです。その分、ビアちゃんが動き回って盛り上げてくれたら嬉しいです。普段の私のライブって、真剣に見てくれるお客さんが多いんです。でもこれを機に、楽しく盛り上がってもいいんだっていうことが伝わればいいですね。ショーとして観て楽しめるものにしたいですし、サウンド的に耳で聴いてカッコいいと思ってもらえるステージにしたいですね。
むらたたむ×レディビアード インタビュー写真

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——たむさんにとっては、ドラムを始めて10年目に突入したことを記念するライブでもあるんですよね?

むらたたむ:10年も続けてきたことって、ドラムしかないんです。これは運命だと思って、自分をしっかりと表現できるようになりたいですね。こんなフレーズを叩いていますとか、こんな手順で叩けますっていうことではなく、こういう表現をしたいというものをしっかり持って、その手段としてドラムを叩いているということを、今回のライブでお見せしたいなと思います。ですから、すべてが見どころです! ライブを楽しみたい、日常の嫌のことから抜け出したい、そんないろいろなことを思っている人にぜひ来てもらって、同じ空間を共有できたらいいなと思っています。

レディビアード:みなさん、一緒に盛り上がりましょう!
撮影:堀 清香/取材:竹内伸一
【ライブ情報】
『むらたたむドラムライブVol.5~ドラム始めて10年目に突入!~』
6月02日(土) 東京・渋谷WWW X
出演:むらたたむ、レディビアード
<チケット>
スタンディング¥3,500(税込)※入場時ドリンク代別途必要
■チケット詳細はこちら:https://goo.gl/3xJvyH
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【ライブ情報】

『むらたたむドラムライブVol.5~ドラム始めて10年目に突入!~』
6月02日(土) 東京・渋谷WWW X
出演:むらたたむ、レディビアード
<チケット>
スタンディング¥3,500(税込)※入場時ドリンク代別途必要

OKMusic編集部

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