5月12日(土)@恵比寿LIQUIDROOM

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コレサワ、
“映画っぽいライブ”を演出する
『コレシアター04』が大盛況!

シンガーソングライターのコレサワが2018年5月12日(土)にワンマンショー『コレシアター04』を開催した。『コレシアター』とは通常のワンマンライブとは違い、コレサワのアートワークを監修するデザイナーのウチボリシンペによるイラストやアニメーション映像をふんだんにいかしたワンマンショーになっており、第1回目の開催は2014年の11月。“映画の主題歌をやりたいのに誰も使ってくれない。だったら自分で映画っぽいライブをやっちゃえ!”という思いでスタートしたが、この春、彼女は長編アニメ『ゴーちゃん。~モコと氷の上の約束~』のEDテーマ曲に起用された。規模も2017年2月にShibuya WWW Xで行われた前回の『コレシアター03』から拡大し、東京・恵比寿LIQUIDROOMでの開催となった。

回転する映写機と上映開始を知らせるブザーの音でスタートしたライブは、『コレシアター』ならではの様々な仕掛けが施されていた。
シンガーソングライターのコレサワが2018年5月12日(土)にワンマンショー『コレシアター04』を開催した。『コレシアター』とは通常のワンマンライブとは違い、コレサワのアートワークを監修するデザイナーのウチボリシンペによるイラストやアニメーション映像をふんだんにいかしたワンマンショーになっており、第1回目の開催は2014年の11月。“映画の主題歌をやりたいのに誰も使ってくれない。だったら自分で映画っぽいライブをやっちゃえ!”という思いでスタートしたが、この春、彼女は長編アニメ『ゴーちゃん。~モコと氷の上の約束~』のEDテーマ曲に起用された。規模も2017年2月にShibuya WWW Xで行われた前回の『コレシアター03』から拡大し、東京・恵比寿LIQUIDROOMでの開催となった。

回転する映写機と上映開始を知らせるブザーの音でスタートしたライブは、『コレシアター』ならではの様々な仕掛けが施されていた。オープニングナンバー「君とぬいぐるみ」ではスクリーンにUFOキャッチャーのアームだけが映し出されており、アコギをかき鳴らして歌うコレサワを掴み上げるようなシーンから始まり、楽曲の後半には山積みになった“れ子ちゃん×コントロールベア”のコラボぬいぐるみを見事にキャッチ。画面上でゲットしたぬいぐるみがステージ上に設置されたボックスに落下し、取り出した実物のぬいぐるみを観客にプレゼント。さらに、恒例になった“長女・長男・真ん中・末っ子”のコール&レスポンスで盛り上がった「お姉ちゃんにだけ部屋があったことまだ恨んでるのかな」を歌いながら、大量のぬいぐるみを客席に投げ入れる太っ腹なパフォーマンスもあり、「わんちゃん」ではIKEAで買ったという名の大きな犬のぬいぐるみを抱えて熱唱。タオル回し曲となった「死ぬこと以外かすり傷」に続く、新曲「いたいいたい」ではスクリーンに映し出されたカラフルなハートが、観客にこれまでの様々な恋を思い起こさせる効果をもたらしていた。
5月12日(土)@恵比寿LIQUIDROOM

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“久しぶりの曲をやります”と語った後、深く深呼吸をしてから歌い出したアコギのアルペジオによるバラード「笑えよ乙女」では、泣けるイラストとともに女子にまっすぐなメッセージを投げかけ、初期のカントリーナンバー「洗濯物」を歌い終えた彼女は一旦、退場。スクリーンには全裸になって洗濯するれ子ちゃんのアニメーションが映し出され、洗濯が終了すると同時に、着替えを済ませたコレサワが再登場。長編アニメ『ゴーちゃん。~モコと氷の上の約束~』のEDテーマ曲「友達だからかな」ではファンに募った友達との映像や写真が使用され、10代女子の間で大反響を呼んでいる「たばこ」では、MVに登場する膝を抱えている女の子がいない空っぽの部屋が映し出されていた。

彼女がライブを始めた当初は30~40代の男性が多かったが、この日の会場に集まった観客は、中高生の女子と専門学校生や大学生のカップルが大部分を占めていた。それは、彼女が女性の立場で女性のリアルな心情を描く共感度の高いシンガーソングライターであることに加えて、メディアやMV、ジャケットでは顔を出さず、自身をキャラクター化した“れ子ちゃん”で表現していることも大きいだろう。ライブの後半のMCでは、“コレシアターには絶対に欠かせないシティーボーイがいます”とウチボリシンペが紹介され、PA席にいる彼にスポットライトが当てられた。コレサワとウチボリは、ボカロ界隈でいう、歌い手と絵師の関係に近いだろう。そういう意味では、コレサワは、実体験を元にした歌詞を描き、自分の内面をさらけ出す古き良き女性シンガーソングライターの系譜にいながらも、アニメーションやニコ動、2.5次元との親和性も高い、新たな世代を代表するシンガーソングライターのあり方を提示してくれているのではないかと感じた。
5月12日(土)@恵比寿LIQUIDROOM

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「たばこ」を歌い終えた彼女はカラオケのリモコンを手にし、“たばこのあとはこれかな〜”とひとりごちながら、「失恋ソングを歌ったあとに」を入力。スクリーンには菜の花の映像に歌詞がついたカラオケの画面が映し出され、観客全員での大合唱も巻き起こった。

イラストの電車が揺れた「阪急電車と2LDK」から歌い続けていく決意を込めた「SSW」を経て、“好きな人の白いシャツに染みをつけたいなっていう曲なんですよ。この曲をもっと、広めたいんですよ。今日はみんなが帰り道に、コレサワに染みをつけられたなっていうライブにしたかったんですけど、染み、つきましたかね?”と語りかけた「君とインドカレー」で金テープが発射され、大きな盛り上がりの中で本編は終了した。
5月12日(土)@恵比寿LIQUIDROOM

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アンコールの声が飛び交う中で、スクリーンには9月19日に2ndアルバム『コレでしょ』のリリースと、ワンマンツアー2018『コレでショー』開催、さらに、ツアーファイナルが12月23日にキャリア最大規模となるマイナビBLITZ赤坂で行われることが発表された。大きな歓声が沸き起こったフロアに登場したコレサワは、涙を流しながら“別にこの発表が嬉しかったんじゃなくて、人の声って集まったら、こんなにエネルギーあるんやなって思ったら感動しちゃいました”とコメント。続いて、ステージに上がったバンドメンバーに“泣いてたね”と冷やかされると、“泣いてない。泣き真似してん”と強がった。笑顔を取り戻した彼女は“ああ、緊張した。ぜひBLITZに来てくださいね”と語り、「あたしを彼女にしたいなら」を熱唱。コレサワとバンドメンバーがステージを去った後、スクリーンにはエンドロールが流れた。エンディングナンバー「最後の有給」がフロアに響き渡る中、“また会う日まで。お互い元気に暮らしましょうよ”というメッセージをもって、映画のようなライブイベント『コレシアター』は終映を迎えた。

取材・文:永堀アツオ
撮影:小坂茂雄
【ライブ情報】
『コレサワ ワンマンツアー2018「コレでショー」~ぼっち編~』
10月27日(土) 群馬・高崎 SLOWTIME cafe
<チケット>
オールスタンディング 全自由¥3,500(税込)
※5月27日(日)23:59までオフィシャルHP先行受付中!
一般発売日:9月22日(土)
■チケット情報はこちら
https://goo.gl/LDXf9G

『コレサワ ワンマンツアー2018「コレでショー」~ファイナルはここでしょ~』
12月23日(日・祝) 東京・マイナビBLITZ赤坂
<チケット>
オールスタンディング¥4,500(税込)
※5月27日(日)23:59までオフィシャルHP先行受付中!
一般発売日:9月22日(土)
■チケット情報はこちら
https://goo.gl/vWepy1
5月12日(土)@恵比寿LIQUIDROOM
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【ライブ情報】

■『コレサワ ワンマンツアー2018「コレでショー」~ぼっち編~』
10月27日(土) 群馬・高崎 SLOWTIME cafe
<チケット>
オールスタンディング 全自由¥3,500(税込)
※5月27日(日)23:59までオフィシャルHP先行受付中!
一般発売日:9月22日(土)
■『コレサワ ワンマンツアー2018「コレでショー」~ファイナルはここでしょ~』
12月23日(日・祝) 東京・マイナビBLITZ赤坂
<チケット>
オールスタンディング¥4,500(税込)
※5月27日(日)23:59までオフィシャルHP先行受付中!
一般発売日:9月22日(土)

OKMusic編集部

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