【古着と人と、しばさきと】Vol.3 三戸なつめ(仮)

【古着と人と、しばさきと】Vol.3 三戸なつめ(仮)

【古着と人と、しばさきと】Vol.3 三
戸なつめ(仮)

「古着が大好きだから、古着が好きな人と、古着の話をもっとたくさんしたい!」。古着と人を愛する柴田紗希自らの立案で始まった、直球の愛が溢れまくりの新連載『古着と人と、しばさきと』。
愛してやまない古着とお店と、そして“人”にズームしてお届けします。
今回は古着人ゲストを招いての春のスペシャル企画。
しばちゃんと同じく、大の古着好きの三戸なつめちゃんに連載に遊びに来てもらいました!旬な古着コーデはもちろん、2人らしさがたっぷり滲んだ私物が溢れかえるお部屋で、熱い古着愛を余すことなく語っていただきました♡
この春のこの瞬間、こんな古着が着たい!
 
まずは、今着たい春の古着コーデをテーマにコーデ!
「しばちゃんの連載やから、今日はしばちゃんの好きなレースを着ようと決めておりました!」と、ヘミングショップで買ったというレーストップスを使った春コーデで登場してくれたなつめちゃん。
女の子らしいレースを、長年重宝しているラグランとデニムであえてボーイッシュに馴染ませたそう。
ちらっと見える赤色使いになつめちゃんらしさが光ります。
 
しばちゃんは、柄だけでなくそのフォルムにもしっかりこだわったアイテムチョイスで、レトロワンピを主役に。2人らしいセレクトに2人らしい合わせ方。
そのコントラストが古着の奥深さやそれぞれの個性やマインドを一目で物語ります。
古着屋さんでしか出会えない小物が、コーデを支えてる!
 
「ここ数年で、コーデにヒールを取り入れることが増えた気がする」
「わかるわかる! “女の子”から、ちょっと“女性”を意識するようになった」と、歩きながら古着を選ぶ上での変化を語ってくれました。
服だけじゃない、古着。なかなか出会えない形、なかなか出会えない色、なかなか出会えないサイズ感、そして、なかなか出会えないトキメキ。
その全部の重なりが1点物との出会いなのです。
 
アニマル柄があしらわれた細ベルトは、コーデが少し物足りなく感じた時に抜群の存在感を発揮! パンプスのゴールドとトーンを合わせて。細やかなところこそが、カラーバランスの要です。
 
イエローやブラウンを基調としたコーデに寄り添うゴールドのピアス。アンティークな風合いがレトロなワンピとぴったり。存在感をより高めるアップヘアで、アクセサリ一つ脇役にしない古着コーデが完成されます。
柴田紗希×三戸なつめ
ココだけのディープな古着対談「古着愛を、語る!」
 
    
「ああ、やっぱり古着!」ってなる瞬間
 
な:「こんなに古着に囲まれて、今めーっちゃ幸せ!」
し:「古着が並んでいるのを見てるだけで心が満たされていくよね!なつめちゃんが、やっぱり古着が好きだなって実感する瞬間はどんな時?」
な:「最近そういう瞬間があってすぐ古着買いに行ったよ(笑)。ブランドのお店とかも見に行くんやけど、ウインドーショッピングだけになっちゃうことがある。でも、古着屋さんに行って手ぶらで帰ってくることはなくて…。そうなると、やっぱり、うちには古着やなって」
し:「わかる! あと、その逆もあるかも。古着屋さんじゃないお店で気に入ったものがだいたいが古着がモチーフにしなってるとか…。生地がビンテージやったり、古着のリメイクやったり、古着に合うように作られたアイテムだったり。好きになったブランドのデザイナーさんが古着好きやったり!」
 
な:「あるある! 結局どっかで古着みたいなもの探してしまうのかなあ。引き寄せられる何かがあるねんなあ。なんなんやろう、この魅力は! この間も、もういい大人やから、いっちょシンプルなオトナっぽいワンピースとか買お!とかなぜか思いたって…。でも、結局ときめかずに、帰りに高円寺行ことかなっちゃって」
し:「うんうん。こういうのもあった方がいいかなとか思って、ちょっとらしくないもの着たりすると、結局テンションが全然上がらなくて、自分が出せなかったりするんよね。自分が自分の心の底から好きって思って選ぶ服で自分ってできてるんやなあって感じた」
な:「そうそう、そういう経験を経て、ああやっぱりうちは古着が好きなんや!ってなる」
し:「そういうことって、10代とか20代前半には考えもしなかったから、面白いよね! でも、もうここまできたら結局は無理なんよね、古着じゃないと!」
な:「仕事とかで古着じゃない服を着た次の日、めっちゃ派手にならへん?」
し:「なるなるー! あの反動はすごい!(笑)」
 
勝負服ももちろん、古着!
し:「毎日古着着てるけど、特別な日とかここぞって時もやっぱり、古着が着たくなるんだよね」
な:「気合いが入るよね! ライブでは毎回古着かも。中でもレースのもの。なんか自分の中で特別感があるんよね」
し:「私は日々にレース系を着ることが多くて、特別な日はちょっとシンプルになるっていうか…。逆かも!」
な:「ああ、そういうイメージ! こないだ一緒に行った結婚式でも、いつもとはちょっと雰囲気が違う古着を使って、大人っぽい着こなしをしてた気がする。でも、色とか形が個性的で古着にしかない味わいがあるものなんよね」
し:「そうそう。ヴィンテージのブラウスとかもフォーマルで着たくなっちゃう。一般的にはちょっと感覚が違うかもしれないけど、結婚式とか特別なシーンこそコレっていう古着を着たいよね。そういうアイテムはヘイト(下北沢・HAIGHT&ASHBURY)で探すことが多いかな〜!」
な:「わかる! まさにそのしばちゃんが持ってる黒のワンピースはヘイトで買って、結婚式で着たやつ!」
 
し:「あー!これ、すごい似合ってた! なつめちゃんとはコーデの仕方とか出来上がるスタイルも全然違うのに、“可愛い”って思うアイテムが時々ピンポイントで重なったりするよね」
な:「これも色違いで持ってるな! 古着好きがどうしても惹かれるアイテムっていうのがあるのかもね。そういう時に古着って面白いなって思う!」
 
お互いの古着コーデの印象
し:「なつめちゃんってさ、何着ても“ああ、なつめちゃんっぽい!”って思わせるところがすごいよね」
な:「え〜! すごい嬉しい!」
し:「組み合わせ方が私のコーデの方法を覆していく感じ。どちらかというと、ナチュラルに女の子らしく古着を着こなしたいっていうのがあったけど、なつめちゃんはいつも『それとそれ合わせてこんな可愛くなるんや!』っていう予想外を教えてくれる」
な:「でも、しばちゃんも最初はガーリーな女の子って印象やったんやけど、撮影とかで一緒になる度にデニムとかアメカジっぽいのも似合うって知って、すごく幅広いものを自分色に着こなせる人なんやなあって思った。あと、古着のデニムを選ぶのがすごい上手い!」
し:「本当?」
 
 
な:「ちっちゃめなウエストとか、絶妙な丈感とか。しばちゃんが着てるデニムはいつも抜群に可愛いんですよ! めっちゃちゃんと見て買ってるよね」
し:「たしかに、デニム選びは慎重かも! デニムとかレースとかって服の中で王道で、だからこそその中で“これはちょっと違うんだ!”って言えるものが好きなんだと思う。デニムの細かいディテールとかレースの生地感とか…」
な:「選ぶときのコツを教えて!」
し:「履いたらまず、歩いてみて動きを見てるかなあ。歩いた時にシルエットがどう動くのかとか、軽やかさとか。古着って、細かい部分の魅力の積み重ねだなって」
な:「あーめっちゃわかる! 色はいいけどシルエットがもうちょっとこうやったらとか、シルエットいいけど丈もうちょい欲しいなとか。だからこそ、自分のドンピシャにはまった時の喜びがすごい」
し:「ああ、もうこれは運命だってなるよね」
な:「そうそう。古着って、なんていうか使命感にかられる。ああこれは私が買わなきゃ!って」
 
し:「なつめちゃんって、コーデチェックも買い物もすっごい早いんですよ。即決だから、いつも見てて気持ち良い(笑)」
な:「たしかに、感覚派なんかもしれん。しばちゃんは選び方がすごく繊細。1個1個ちゃんと試着して、しっかり見てるイメージ。撮影でも『やっぱり着替えてきていいですか?!』ってよく言ってるよな(笑)。でも、だからアイテムへの愛も深いよね」
し:「たしかに言ってる!(笑)。買い物も絶対全部試着とかするから、面白いくらい正反対。だから、なつめちゃんと大阪で買い物した時、すっごい楽しかった! もう、“可愛い!”から“買う!”までのスピードが一瞬で。驚きつつも圧巻やったよ、なつめちゃんの古着さばき(笑)」
 
な:「そう言われてみたら、試着ってパンツくらいしかしてないかも!」
し:「買いすぎても、たくさんお金使っても後ろめたさとか一切なくて、すっごい清々しい顔で『今日、うち、めっちゃ買ったなあ〜』ってニコニコ笑ってる。もう見てて気持ちよかったもん! 本当に古着が好きなんやなあって」
な:「いい古着にたくさん会えた日、それを両手いっぱいに持っての帰り道って、ほんっっまに幸せなん! もう何もかも忘れてる(笑)」
し:「そういう日って、本当に出会うべくして出会えた日やったんやなあって思っちゃうよね。なつめちゃんがアーティストとしてモデルとして、お洋服を通して伝えたいことや大切にしてることって何かな? これ、ずっと聞いてみたくて!」
な:「自由でいること、自分のトキめくことを大事に想うことかな。みんなにも着たい服を着てハッピーになって欲しいし、そんな自分を好きであって欲しいなって思う。だから、自分も周りに何と言われても、これから歳を重ねていっても、何より自分の気持ちに正直にファッションを楽しんでいきたいなって」
し:「古着との出会いにはいつも、人との出会いが付いてくるって思ってて、こういう連載を始めたの。なつめちゃんもその出会いの中にいる大切な1人だから、是非なつめちゃんに来てもらえてらって思ってて…。今日こうやって、やりたかったことがまた一つ叶ってうれしい。ありがとう!」
最後に私物交換コーデをお披露目!
 
しばちゃんの服をなつめちゃんが、なつめちゃんの服をしばちゃんが着る。
特別企画の締めくくりとして、2人にしかできない何か面白いことを!と、
最後はお互いの私服のみを使って、2人にそれぞれコーデを組んでもらいました。
 
「めっちゃ可愛い、これ!」
「あ、それ、選ぶかなって思ってたよ!」
古着選びは、古着好きと一緒ならもっと楽しくなる。
古着人同士ならではの会話を繰り広げつつ、自分の服ではない古着で自分らしさを創造する2人。身につけると一気にお互いの色に染まっていくアイテムたち。ここでもまた、2人の古着魂が垣間みられました♡
 
「しばちゃんが1番好きなレースアイテムを使ってコーデしました! ヒョウ柄とチェックで柄柄をずるっとコーデに。丈感を段々にして、シルエットにグラデーションをつけたのもこだわりです」
「なつめちゃんっぽさが満載のトップスを合わせて、ガーリー仕立てにしました。スカートは、直感でこれが着たいって思ったものを! スカートのゴールドの光沢に合わせて、パンプスやアクセでキラキラ合わせにしました」
<柴田紗希コメント>
この撮影や、なっちゃんとの話の時間。。。最高に楽しくて幸せな撮影だったんだ!
どう言葉でまとめたら良いか分からないくらい
なつめちゃんとゆう人が好きで
このお仕事をする中で、すごく信頼してて心からパワーを感じる女性。
そして何よりお洋服が古着が大好きな人!
近い世代でここまでお洋服の話をできる人はなつめちゃんだから
話してて止まらないし、こんなに、にやにやしながら古着の話したのは初めてだったかも♡
熱くて古着をこよなく愛す私たちの
古着魂が伝わってたら嬉しいです!
ここまで読んでくれて本当にありがとう!!!
    
三戸なつめ
Twitter:@mitonatsume
instagram:@mito_natsume
柴田紗希
Twitter:@saki61204
instagram:@shibasaaki

アーティスト

HARAJUKU KAWAii!! STYLE

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着