アイドル諜報機関LEVEL7、
BANZAI JAPANなど出演の
『Ailes Spark』をレポート
4月30日(月)に池袋Live inn ROSAにてイベント『Ailes Spark』が開催された。この日は二部編成で開催されており、今回は二部にて行われた『Ailes Spark Vol.30 -持ち時間たっぷりと!編-』をレポートする。本公演には、BANZAI JAPAN、アイドル諜報機関LEVEL7、きゅい~ん'ズ、Sparkle Pink Ruby、LovRAVE、畠中清羅、異国のパルピタンテ、東京23区ガールズの8組が出演した。
トップバッターとして登場したのは異国のパルピタンテだ。3拍子でメロディアスな楽曲、スタンダードながらパフォーマンスがオリジナリティ溢れるステージと、一度見たら感じ取ることのできる「異国」の世界観はインパクトが十分、まさに「パルピタンテ(トキメキ)」を会場中に与えるエンターテインメントショーだ。
愛を拡散するアイドルグループ、LovRAVE。白い衣装で登場。EDMな音色と4つうちがカッコいいサウンド。そして息のあったパフォーマンスが印象的だ。関西から出て来た、という4人は卒業した学校が同じメンバーで構成されている。上京してから寮で同棲している4人のチームワークの良さが目立つ。関西人のならではのノリのよいMCも魅力的だ。
重低音が響くSEで登場したのは「あなたと東京を繋ぐ」東京23区ガールズだ。ハイテンションで煽っていくメンバーの声に合わせてファンのコールが上がる。MCを挟んで3人での楽曲披露も5人でのパフォーマンスと変わらないテンションで披露される。楽しそうにMIXを打つファン。そしてそれに応えるかのようなメンバーのパフォーファンス。そんなキャッチボールが印象的だった。
メンバーの煽りでSparkle Pink Rubyのパフォーマンスがスタートする。フロアは途端に水色のサイリウムで埋まり、会場とステージの一体感を紡いでいく。ロックでメロディアスな楽曲は一度聞いたら耳に残る。サークルモッシュも起こるライブはファンも巻き込み、楽しい空間を作り出していく。最後には4つ打ちの楽曲も披露され、バリエーションの広さも感じさせてくれるステージだった。6月26日には秋葉原ZESTで丸島ゆいの、百田千紘のW生誕祭が行われる。
ベットできるアイドルきゅい~ん’ズは5人の良さを最大限に表現したステージングを見せる。「決め」である部分が抜群に可愛く、そしてバシッと決まるパフォーマンス。正統派と思わせながら一味違うパフォーマンスはこれらの要素が深くあるからだろう。掛け合いもファンと一体になった時間となり、ファンがアイドルを支え、アイドルがファンを支えている形を感じさせた。
MCからゲストの畠中清羅が登場。観客席できゅい~ん’ズを見ていた、という彼女は友達を想ったオリジナル曲の優しい歌で観客を包む。久しぶりのステージで緊張している、という畠中は抜群の歌唱力でしっとりと歌い上げた。ユニット時代を一期生として共に過ごしてきた生駒里奈の卒業公演について語ると、乃木坂46の楽曲も披露され、フロアからは何度も“おおー!!”という声が上がった。本日、ファンにとっては嬉しい1日になったに違いない。ファンからは終演後、“懐かしさを抱きながらも嬉しい気持ちだった”という声も聞くことができた。
そしてBANZAI JAPANがおでまし! Tokyo Candlleでの優勝やでんぱ組.incとの愛踊祭での共演など、今、勢いがあるグループ。日本のアイデンティティを発信し続けるアイドルグループは着実にファンをつけ成長している。見れば見るほど洗練されていくステージは今回も健在。
トリを務めるのは渋谷WWWでのワンマンライブも成功におさめた、アイドル諜報機関LEVEL7。5月にCDが発売される告知が語られるとオリコン一位を目指したい、という強い決意が発表された。セクシーでかっこいいパフォーマンスを展開する。楽曲の“間”を大事にした振り付けがLEVEL7にしかないオリジナリティを感じた。
この日、池袋を包んだ熱気、そして楽しいというフロアとステージはこのイベント『Ailes Spark Vol.30 -持ち時間たっぷりと!編』ならでは。と出演者もファンも感じたはずだ。それぞれのグループが存分にステージを披露できたのはイベントを作った主催者、アイドル、観客があってこそ。この日の思い出を反芻して今日もまた頑張ろう、そう思える1日だった。
TEXT:やわらかゆーすけ(YYman)
PHOT:やわらかゆーすけ(YYman)、みやまる
PHOT:やわらかゆーすけ(YYman)、みやまる