NHK大河ドラマ『西郷どん』挿入歌に
奄美大島出身の歌姫・城南海を抜擢 
大河紀行で山下洋輔とセッションも

歌手・城南海(きずき みなみ)が、NHK大河ドラマ『西郷どん』のドラマの挿入歌と、大河紀行『西郷どん紀行~奄美大島・沖永良部島編~』の音楽に起用されることが決定した。
『西郷どん』は、5月13日(日)第18回放送より藩命により奄美大島に潜居した西郷吉之助(隆盛)が、その後約3年間島妻である“愛加那”と過ごした奄美大島が舞台に。そこで、奄美大島出身の歌姫・城が抜擢された。5月13日(日)のオンエアからの挿入歌「愛、奏でて」の詞は、タイトルにもかかっている愛加那が、月夜の下で紬を織りながら、旅立ってしまった西郷隆盛への愛する想いを馳せたもの。奄美大島の美しい描写とともに曲を彩っている。
また、大河紀行の「西郷どん紀行~奄美大島・沖永良部島編~」は、西郷隆盛が人生をかけて進んでいく大きな“世の中”という大海原へ送り出す愛加那の力強い気持ちを、城の歌声とジャズピアニスト・山下洋輔の演奏に載せて表現した楽曲。愛加那=姉妹神(ウナリガミ)として、女性=神という奄美大島の信仰がとり入れられている。
両曲とも、城自身が西郷隆盛の歴史を学び、愛加那の奄美大島のルーツを探って、愛加那の立場から西郷隆盛へ向けた言葉を紡いで作詞を手掛けているとのこと。楽曲を収録したニューシングルは、6月に発売予定だ。
城、『西郷どん紀行~奄美大島・沖永良部島編~』の音楽・富貴晴美氏、山下のコメントは以下のとおり。
城 南海
大河ドラマ「西郷どん」で歌わせて頂き、本当に光栄で幸せです。
今回は島の物語で、故郷である奄美大島や沖永良部が舞台ということで、方言での作詞にも挑戦し、私にとって新たな一歩となる作品になりました。『西郷どん紀行~奄美大島・沖永良部島編~』『愛、奏でて』の2曲は、西郷さんの2番目の妻、愛加那さんの気持ちを歌っています。愛加那さんがどんな人だったのか、西郷さんとどんな暮らしをしていたのか…島の方にお話を伺っていく中で、彼女の西郷さんへの愛を強く感じました。共に暮らした3年間に人生の全てを捧げた強く美しい愛加那の姿、想いが、歌を通して少しでも伝わると嬉しいです。
また、島の魅力がたっぷり詰まった音楽を作って下さった富貴晴美さん、そして夢のようなコラボレーションをさせて頂いた山下洋輔さん、温かく迎え入れて下さった西郷どんスタッフの皆さんに心から感謝しています。
携わらせて頂いた1人として、西郷どんを盛り上げていけるよう、精一杯頑張ります!
富貴晴美氏
「愛、奏でて」
愛加那の全てを包みこむ優しさと底力を感じる城 南海さんの唄声。西郷どんを愛し、涙し、想いを馳せる愛加那の唄が、南海さんと出会い生まれました。
「西郷どん紀行~奄美大島・沖永良部島編~」
南海さんの唄と山下洋輔さんのJAZZピアノセッションは力強く、美しく、儚くも温かい。まさに奄美大島と沖永良部島そのものです。情熱的な2人の演奏は聴く人を幸せにしてくれると思います。
山下洋輔
縁あって、『西郷どん紀行~奄美大島・沖永良部島編~』で城 南海さんと共演した。とても魅力的な奄美大島の表現に出会うことができた。そして、なんとその曲が彼女のCDに収録されるという。素晴らしいこの出来事を「置き土産」にしてくれたサツマのご先祖にあらためて感謝をしているところだ。
なお、城は、6月30日(土)から自身最大規模となる全国ツアー『ウタアシビ2018夏』をスタートする。

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