ポリパプがメインの屋台『クァンジャン・シクタン』

ポリパプがメインの屋台『クァンジャン・シクタン』

ソウルから日帰りで行ける温泉場も!
コスパ最強の「安ウマグルメ」4選【
韓国】

2、3泊の韓国旅行だとソウルにずっといる人が多いかもしれないが、たまには半日空けて地方に出かけてみてはどうだろう。今回はソウルから1時間ほどで行ける温泉地の市場にある大人気の麺店と、ソウル中心部の安くて美味しい店を紹介しよう。

旅心が刺激される新緑の季節だ。
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2、3泊の韓国旅行だとソウルにずっといる人が多いかもしれないが、たまには半日空けて地方に出かけてみてはどうだろう。
今回はソウルから1時間ほどで行ける温泉地の市場にある大人気の麺店と、ソウル中心部の安くて美味しい店を紹介しよう。
カルククス(忠清南道・温陽温泉)忠清南道の温陽温泉(オニャン・オンチョン)はソウルから1時間で行ける日帰り入浴スポットとして昔から有名だ。
温泉浴が楽しみなのはもちろんだが、この街は市場も魅力的。日本人から見ると総じて主張が強く見える韓国人だが、忠清道の人々はおっとりしていて角を立てないという特徴がある。
古株の温泉旅館の東側にのびる温陽温泉伝統市場を歩き、商人たちに「アニョハセヨ(こんにちは)」とあいさつしても、「サジンチゴド テヨ?(写真撮ってもいいですか?)」と声をかけても、ニコニコ笑顔が返ってくることが多いのも、その県民性(道民性)と無縁ではない。
この市場に来たら、ぜひ食べたいのがカルククス(韓国式うどん)。市場の東側にある『ホンドゥゲ・カルククス』はソウルから来た観光客がかならず立ち寄るといわれる、お昼どきは行列覚悟の人気店だ。
列に並んでいる間、店先で従業員が麺を打っているところをつぶさに観察することができる。出てきた麺は微妙に不揃いなところが手打ち感たっぷり。コシはじゅうぶん。
スープをひと口すすると、まろやかな塩味とともに磯の香りが鼻に抜け、ここが海から遠くないことを実感できる。このカルククスがたったの3000ウォンなのだから、食べずに帰る手はないだろう。
ホンドゥゲ・カルククス
忠清南道牙山市温陽温泉市場ギル89-8 TEL:041-546-0151
8:30~20:30 無休
ポリパプ(ソウル・広蔵市場)広蔵市場(クァンジャンシジャン)といえば、ソウルの食シーンを象徴する場所としてテレビや雑誌にたびたび取り上げられるので、ご存知の方も多いだろう。
この市場にキムパプ(海苔巻き)、ピンデトッ(緑豆のおやき)、テグタン(鱈鍋)、ユッケなどいくつか名物があるが、ポリパプもそのひとつ。
ポリは麦、パプはごはんのことで、麦飯の上に野菜が盛られたビビンパの一種だ。
以前よりポリパプの店の数は減ったが、食べもの屋台が集まっているエリアをぐるっと歩けば、カウンターに赤(キムチ)、緑(ニラ)、黄(豆モヤシ)など色鮮やかな野菜が並んでいるのがポリパプの店なのですぐに見つけられるだろう。
どの店にもコチュジャン系のタレが用意されているので、好みの量を加えてグルグルかき混ぜて食べるのが韓国流だ。
これだけ野菜が摂れてたったの5000ウォン! 野菜天国・韓国ならではのヘルシーメニューだ。
ポリパプ屋台街(広蔵市場)
鍾路区礼智洞3-2広蔵市場内(東寄り)9:00~21:00
これだけ野菜が摂れてたったの5000ウォン!
へムル・スントゥブ(ソウル・仁寺洞)外国人旅行者にとって韓国での食事は心浮き立つお楽しみだが、そこで働いている韓国人にとっては、ごく日常的な営みだ。外国人旅行者は高級な店に行ったり、庶民的な店に行ったりするが、韓国人が行く店はだいたいパターンが決まっている。
仁寺洞(インサドン)の西側にあるホテル・アベンツリー・チョンノに向かって右脇の路地を入ると、すぐ右手に見えてくる『サムスカプサン』は、この辺りの企業に勤めている人たちがランチタイムに利用するレストランだ。
特定の料理の専門店ではなく、夜はサムギョプサルやプルコギなどを出す会食用の店だが、ランチタイムはスープとごはんといった軽いメニューを出しているので、旅行者でも利用しやすい。
おすすめは日本でも人気の韓国料理のひとつ、ヘムルスントゥブ。へムルは海産物のこと。
カラス貝やアサリ、イカ、小エビなどがたっぷり入ったスントゥブ(やわらかい豆腐の鍋)のことだ。ごはんにキムチやナムル、塩辛などのおかずが4品ほど付いて6000ウォンは、この立地を考えるとかなり良心的だ。
サムスカプサン
鍾路区堅志洞87-1カヤンビルディング1F TEL:02-725-1069
9:00~21:30 無休
ペクパン(ソウル・鍾路3街)前項の『サムスカプサン』が鍾路(チョンノ)や仁寺洞の会社勤めの人たちのランチスポットだとしたら、こちらは周辺の商売人や鍾路3街(チョンノサムガ)のタプコル公園辺りで暇つぶしするおじいちゃんたち行きつけの大衆食堂だ。
掘っ立て小屋のような建物には看板もなく、食堂にはとても見えないが、恐れることはない。主人であるおばあちゃんとお手伝いのおばさんがおおらかに迎えてくれる。
メニューはペクパン(定食)とラミョン(インスタントラーメン)のみ。ペクパンは、大盛りごはんと汁物(鍋物)に焼き魚、キムチ、ナムルなどが5、6皿も付く。これで5000ウォンとは泣かせる。ソウルを代表する庶民の商業地区、鍾路3街価格。さすがと言うほかはない。
筆者が昨年、名古屋で行なった講座で紹介して以来、すでに何人かの日本人旅行者が訪問し、楽しいレポートをブログに上げてくれている。臆せずに訪ねてもらいたい。
無名の定食屋さん
鍾路3街駅 7番出口の北側の路地
9:00頃~19:00頃 日曜休

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