大人気デジタルカードゲーム『Shado
wverse』とリアル脱出ゲームのコラボ
! 謎解きカードバトルで新たな体験
が生まれる

新宿・歌舞伎町にある国内最大級のリアル脱出ゲーム常設テーマパーク・東京ミステリーサーカスにて、大人気の対戦型デジタルTCG『Shadowverse』とリアル脱出ゲームのコラボレーション企画、『影に沈む世界からの脱出』が4月27日(金)よりスタートする。
カードゲームとリアル脱出ゲームのコラボによって、どのような謎解きが展開されるのか。公開直前の4月24日(月)、報道関係者向けに行われたプレスプレビューの模様をレポートするので、ゲームに行く際の参考にしてほしい。
新宿・歌舞伎町にある東京ミステリーサーカス
世界崩壊の危機にアリサとユアンと共に立ち向かう
『Shadowverse』は、大手ゲームアプリメーカー・Cygamesが開発運営を行う対戦型デジタルカードゲーム。スマートフォン、タブレット、PCなどでプレイ可能で、国内だけでなく海外でも展開、累計ダウンロード数1,600万を突破している。サービス開始以降、賞金付きの大会も各地で催され、2018年にはesports史上国内最高となる優勝賞金100万ドル(約1億円)の世界大会も開催予定と、今、最も勢いのあるデジタルカードゲームだ。
コラボ脱出ゲームのストーリーは、ゲーム中でもプレイヤーの敵となる“ネクサス”によって、滅びの危機を迎えている世界の住人である参加者たちの前にネクサスを追う青年“ユアン”と、エルフの少女“アリサ”が異世界から現れる。二人と共に謎を解き、「ネクサス」による世界崩壊を防ぐという設定だ。
まずは頭の体操を兼ねたウォーミングアップ・ゲーム
プレスプレビューでは、オープニング前に、頭の体操を兼ねた簡単な問題が出題された。こちらの問題に関しては、本編の謎解きと関係ないため、写真と共に問題内容を掲載する。Q1~3までの答えを解答表に埋めると、「アリサ」という答えが導き出された。
エルフの少女・アリサ
ネクサスを追う青年・ユアン
答えが出たところでカードを受け取る受付に解答用紙を持っていくと、今回の同行者となる「アリサ」のカードが手渡された。

ゲームを共に導く、ユアンとアリサのカード
ゲーム開始前、今回の謎解きのイントロダクションとなるオリジナルムービーが上映される。ゲーム中でも声を担当している優木かな(アリサ)、柿原徹也(ユアン)による新規録り下ろしボイスだ。

新録ボイスによるオープニング映像でゲームの世界へ!
最初のオープニングはフルアニメーションだが、アリサとユアンによる会話シーンはゲームのイベントさながらに、ボイスに合わせてテキストウィンドウが表示される。二人から呼びかけられると、自分がゲームの中に入っているようで、Shadowverseプレイヤーにとっては嬉しい演出。ちなみに、開演前の場内放送や、エンディング後の諸注意などもそれぞれ、アリサとユアンの録り下ろしボイスで、こちらもファン必聴だ。
ムービー終了後、司会が登場。今回の謎解きの進め方について詳しく説明していく。プレイヤーは6人1チームとなって、謎解きに挑戦。すでにこの時点でチームごとにテーブルが割り振られ、6人以下のプレイヤーはそれぞれ割り振られるので、1人で訪れても大丈夫だ。
脱出に不可欠な『Shadowverse』のカード対戦は初心者でも大丈夫
このコラボイベントでは今までの謎解きゲームになかったカードバトルの要素を導入しており、実際に『Shadowverse』で登場するカードを使用する。プレイヤーたちは謎を解くことでカードを手に入れ、うまく活用して敵を全滅させることで次の謎に進むことができる。
カードバトルに勝利し、関門を突破せよ
カードバトルはリアル脱出ゲーム用のオリジナルルールで、カードの効果、テキストについては『Shadowverse』未経験のプレイヤーでも理解できる範疇となっている。また、バトルの進め方は、各チームのテーブルに説明書が用意されており、謎解きが始まる前にムービーを使って詳しく解説してくれるので、カードゲーム自体の経験がない参加者でも安心して挑める配慮がされている。
今回、筆者は一人での参加で、チームメンバーもそれぞれ一人での参加者が全部で4人と、人数的に不利な状況でのスタートとなった。しかし、同席した参加者がかなりの熟練者ぞろいで、それぞれがカメラ撮影などの手間があったにも拘わらず、最後の問題まではほぼノーヒントで進めることができた。ただ、最後の一手が届かず、時間切れとなり失敗。
参加チームは全部で5チームだったが、クリアしたのは1チームのみ。リアル脱出ゲームのクリア率については、平均10~20%ぐらいを想定していることが多いと聞くので、難易度としては、十分なやり応えだと感じた。
ゲーム終了後には、オープニング同様、撮り下ろしのイベントムービーが上映されるので、最後までじっくり楽しもう。

今回の謎解きは、『Shadowverse』とのコラボだが、謎解きを進めるなかでゲームに関する知識は必要ない。ゲームを全く知らなくても、新しいタイプの謎解きリアル脱出ゲームとして楽しめるはず。
このコラボでカードゲームに興味を持ったならば、『Shadowverse』から始めてみるのもお勧めだ。

コラボスタッフが語る舞台裏
イベント終了後は、今回の企画のキーマンである株式会社Cygemesの増田寛之氏、東京大学の謎解き制作集団・AnotherVisionの藤本海右氏、リアル脱出ゲームの考案者である株式会社SCRAP代表の加藤隆生氏の3人が登壇し、公開インタビューが行われた。
写真左から、Cygemes・増田寛之氏、東京大学の謎解き制作集団・AnotherVisionの藤本海右氏、SCRAP代表・加藤隆生氏
――今回のコラボの反響について現段階ではいかがですか?
増田寛之氏(以下、増田):今回のイベントについては、情報解禁後から反響が非常に高く、多くのユーザー様から参加希望の声がたくさん上がっています。どんなシナリオになるのか、どんな謎解きがあるのかと皆さんからの期待も集まっていますが、本当に完成度の高いものができています。特にカードゲームと謎解き要素のバランスは素晴らしいですね。
藤本海右氏(以下、藤本):一番気を使ったところが、そのバランスの部分だったので、そう言っていただけてホッとしています。ぼく自身、『Shadowverse』はリリース直後から遊んでいる大ファンなので、『Shadowverse』の面白いところと、謎解きの面白いところをどうやってうまくまとめて「謎解きカードバトル」にしていくか。そして、『Shadowverse』しか知らない人も、リアル脱出ゲームしから知らない人も、そして両方知らない人も皆が楽しめるものを意識して作りました。
――今までの謎解きは「SCRAP」の単独製作だったが、外部団体とコラボに至った経緯は?
加藤隆生氏(以下、加藤):リアル脱出ゲームの制作を行い、長く謎解きイベントを制作していることで、SCRAPは多くのユーザーの方から支持をいただいています。そんな中で、最近勢いのある謎解き制作集団がいるというので、ぜひ話を聞いてみようと宴席を設けまして。実際に会って話を聞いてみると、すごくいい方々で、彼らが作った謎解きイベントに参加してみると、高クオリティでした。それで、いつか何か一緒にできたらという話はしていました。
藤本:SCRAPさんは、参加型の謎解きゲーム・イベントにおいては原点で、本当に尊敬しているんです。実際に何度もSCRAPさんが制作した脱出ゲームは遊んでいて、すごく楽しいですよね。だから、一緒にやりましょう、と言われて、とにかく気合が入りましたね。
実際のゲーム製作でも、今まではある程度まで形になったところで、一旦やってみて微調整をしていく感じだったんですが、SCRAPさんとの制作では頻繁にディスカッションを行って、製作しながら細部を詰める形で進められて、すごく刺激になりました。
――本公演に向けて、ユーザーに一言お願いします。
増田:今回のコラボイベントは、(カードゲームも脱出ゲームも)まったく知らない人でも十分に楽しんでいただけますが、『Shadowverse』の世界観を知っていただくと、より楽しめる内容になっています。ぜひ『Shadowverse』のゲームをやってみてから、リアル脱出ゲームに挑戦していただいて、謎解きを楽しんだ後で、またゲームを楽しんでいただければと思います。
藤本:『Shadowverse』は1対1のカードゲームですが、例えば流行りのカードに対抗するためにどうしたらいいかとか、ネットやリアルでみんなで話し合ったり、情報共有しながら自分のデッキを作っていく。そして、謎解きを進める時に6人で情報共有しながら取り組んでいくという姿勢が、今回のリアル脱出ゲームとすごく近いんじゃないかと思っています。カードゲームが好きな人、謎解きが好きな人、それぞれが楽しめる要素がちりばめられていますので、ぜひ奮ってご参加ください。
加藤:今回のコラボイベントの面白いところは、普段、画面の上でプレイしているカードを実際に手触りがあるリアルなカードとして盤面においていくというところです。アナログなので、かっこいいエフェクトは出ませんが、どの組み合わせで行けば敵を倒せるか、皆で話し合って、うまく噛み合った瞬間の感動を共有するというのは、ここでしかできない体験かなと思います。そして、ここで味わった手触り、感動を家に持ち帰って、『Shadowverse』をプレイしてみると、また違った感動を生んで、その多くの感動がまた次の『Shadowverse』のコラボにも繋がっていくはずです。そうやって、アナログとゲームをプレイヤーの皆さんが行ったり来たりして、『Shadowverse』の世界観がより深く楽しめるようになればと思います。
なお、東京ミステリーサーカスの1Fロビーではゲーム開催期間中、今回のコラボのために製作されたオリジナルグッズも販売されるので、ゲームを楽しんだ後は、グッズショップも覗いてみよう。
ゲームに欠かせないクリップボード

缶バッジはいろいろな種類がある
失敗ステッカー
ゲームを完全クリアして脱出したら「成功ステッカー」を
取材・文・写真=東 響希

アーティスト

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